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2000.08.04[金] 更新
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日々雑感 - DoromPATIO
■ 天功伝説
天功伝説
先代引田天功が急逝して弟子の女の子が引田天功の名を引き継いで根性出して頑張ったらアメリカで大スターになると共に何故か極悪テロ国家北朝鮮のボス金正日のアイドルにもなっていたと言う波瀾万丈おね〜さんの襲名20周年記念公演が「天功伝説」と言うタイトルで行われているなんて事は寡聞にして少しも全く全然知らなかった筆者なのだが何故か得意先関係でチケットを貰ったのでタダなら損はない&家族サービスできちゃうじゃん…と言う安易なる発想で品川にある高輪プリンスホテルまで出かけてみた。手品系のショーをステージで生で見るのは初めて。それどころか、今までプロのマジックはクリスマス・ディナーパーティーなどのサービスで行われるテーブルマジックぐらいしか見たことがないので、それなりに期待はしたのだが、結論から言うと「会場環境がチープじゃ駄目」ってことだったのだったのだった。と言うのは、この時期の都市型ホテルってぇのは夏休みの家族連れ集客を当て込んで、館内設備をフル活用して色々なショーやイベントや、あるいは特別ディナーメニューなんかを用意しているわけだけど、この「天功伝説」にあてられた場所はプリンス・ルームという宴会場としては大企業の役員の息子や娘の結婚式にも使いそうな程度の広さと構造であり、つまり客席は折り畳み椅子を並べただけの全くのフラット。つまりコンサートホールや映画館のような段差がない。と言うことは肝心のマジック(引田天功の場合は「イリュージョン」であるが)をじっくり全て視線におさめようと思っても、席が最前列でもない限り、パフォーマーの腰から下は全く見えないと言う環境なのである。
引田天功のイリュージョンの基本パターンは脱出あるいは人体分離だから、そのトリックを見破りたいと思うに決まっている観客が大袈裟な仕掛けをじっくり見聞しようと思っても、肝心の下半分が見えないんじゃあ、せっかくのイリュージョンが見事に成功しても逆に感激度が減っちゃうのだ。それと、イリュージョン=つまり出し物=と出し物の間は、何故か宝塚みたいなレビュー形式で男女がくねくねと踊るような構成なのだが、これがダサいというかかったるいのだ。この踊りの最中に踊り子が踊りながら一緒に手品でもすれば=例えば手から次々と花びらを出すとか=すればまだしも、踊りは単なる踊りだけ。その結果、公演時間(たったの1時間)の間に行われるイリュージョンは実は全部で5〜6種類に過ぎず、トリックの見せ場は一瞬のことであるから、つまり、それ以外の大半の時間は、とぉ〜〜ってもどうでも良いのである。ついでに言えばショーという表現形式において極めて重要な構成要素である音楽の選曲がこれまたダサい。センスがない。安易安直。だって一番最初がパイプオルガンで「ちゃらら〜〜ちゃららららぁ〜らぁ〜」で、次が「運命」で、途中がマイケル・ジャクソンの「今夜はビート・イット」なんだもんね。ひねりも鮮度もオリジナリティも何にもないのだ。と言うわけで、もしも全く同じショーをラスベガスのしかるべきホテルのディナーショーで観れば少しは印象は違うんだろうけども、そうじゃなくて、しかもまともに5,500円(例えば4人家族だったら税込23,100円ですぜ)払ったんだったら、ほとんど「詐欺だぁ〜〜金返せぇ〜」の世界なのだったのだった。
しかし、ああ言う商売も大変なんだってのは分かるんですけどね。
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