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2002.01.30[水]
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日々雑感 - DoromPATIO
■ 今年も最初からロクなことがないぞ
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雪印食品食肉買取詐欺事件眞紀子ちゃん関係の一連の事件は別稿に譲るが、それ以外もロクなことがないのが今年になっての一ヶ月である。
ちなみに昨日の発表では去年12月の完全失業率はついに5.6%と言う過去最高の数字。誰でも知っているように、実質失業率はこの2〜3倍であるから成人の10人に1人以上は失業中と言うことなのだ。エラいこっちゃである。
しかし不況で失業者が増えるのは断じて小泉くん主導の構造改革が直接の原因ではない。現在の日本株式会社の絶不調はバブル崩壊後に適切なる処置・対処・対策をせず、そのままにした政府並びに民間企業のせいであるし、終身雇用制度が崩壊するのはもっと根本的な問題で、つまり終身雇用制度そのものがねずみ講やマルチ商法と同じく、いずれは破綻するシステムだったのだから当たり前のことなのである。
考えても見て欲しい。会社に勤めていれば(勤めたことがあれば)判ることだが、毎年の予算は市況などと一切関係なく、どう言う訳なのか、前年対比何%アップで決められる。家族を持っていれば判ることだが、旦那以外の家族は来年は今年よりも生活が良くなると言う前提で生活設計をするのである。
つまり資本主義経済社会は必ず右肩上がりの自転車操業を前提とするのである。
だからこそ、労組は毎年賃上げ交渉をする。流通業界はオーバーストアという言葉を知らないがごとく次から次へとあっちゃこっちゃに出店する。メーカーは柳の下にドジョウは100匹と信じて似たような新製品を次から次へと送り出す。
確かに太平洋戦争に負けて焦土と化した日本がアメリカの消費財の生産地並びに共産主義社会主義との地政学的防波堤という極めてラッキーな位置付けで復興を始めてから45年間(1945年敗戦〜1991年バブル崩壊)は多少の凸凹はあろうとも、ずっと右肩上がりの急成長を遂げたのは事実である。しかし、砂上の楼閣は見事に崩壊したわけである。
人口30万人ぐらいの地方都市に大手百貨店と地元百貨店と大手量販店のそれぞれの大型店舗が3軒も5軒も林立すれば、いずれか、または全部が成り立たないのは小学生でも判る。PHSを無料でばらまき、携帯電話が10円なんてことが恒常化すればメーカーが儲からないのは当たり前。ドア・ツー・ドアなら新幹線の方が早いのに辺鄙な地方空港まで作れば航空各社が赤字になるのは当たり前。みなとみらい(横浜)はまだしも、小樽築港プロジェクトなんて馬鹿なことに巨費を投じればマイカルが潰れるのは当たり前。ダイエーが破綻するのも当たり前。土地担保しか金を貸さない=つまり与信審査能力皆無=の銀行が破綻するのも当たり前。
ついでに言えばユニクロや100円ショップや半額バーガー(c)マクドナルドは「本来それが当たり前の値段だった」ことを知らしめた。
以上から発生する不況は小泉流構造改革とは何の関係もないのである。
勿論、族議員の本音的に言えば土建国家日本を支えるゼネコンを救うための公共事業投資というお題目があるだろうが、どう考えたって、日本のインフラは既に概ね整っている。道路に関して言えば、一般道を整備すればいいのであって、新たな高速道路は少なくとも地方には不要である。これは現地に行ってみれば判ることで、そんなことより猪瀬直樹あたりの主張が全く正しい。特殊法人などを無くせば不要な高速道路を造ってもお釣りが来るぐらいの無駄金がばらまかれているのである。
勿論、そう言う資金で作るのは高速道路ではなくて、福祉や教育など、それこそ「米百俵」ではないが、国家百年の計に役立つものに対してである。
筆者はサラリーマンは三年半しか経験がない。その後は自分の会社で食っており、今年で創業21年目である。つまり21年間、ボーナスと縁がない。儲かっていないから当たり前である。
自分で会社を21年間経営しての結論は「給料は貰うものであって、払うものではない」と言うことだ。だから三年前から社員は居ない。IT時代であるから仕事の99%はE-MailとWebで済む。実作業の90%もMacintosh(PowerBook G4)で済む(残りの5%が打ち合わせであり、最後の5%は経理事務である)。
こう言う立場の人間から言わせれば、未だに高額の給与・賞与を享受する銀行マンは論外の極地だが、会社が大赤字でもちゃんと給与も賞与も貰っているサラリーマン諸氏&OLも会社に不満があるなら辞めなさいとアドバイスしたい。確かに給料は減っているかも知れないが、毎月確実に銀行口座に振り込まれるのであれば文句を言っちゃいけません。払い続ける方はそれなりに大変なんだから。
しかし今どきの若い人は最初から「就職したからには一所懸命に頑張る」なんて発想はさらさら無いようである。つまり、はなっから転職は当たり前と言うことらしい。筆者は今年で50歳であるから、同期などの意見を総合しても、少なくとも就職した時点では終身雇用型の発想だった。実際はさっさと脱サラしてしまったのだが、同期・同世代の殆どは一所懸命型である。
これに対して、@niftyで知り合った、かつての通信仲間(今は全く付き合いはない)は最低でも10歳以上若い世代であり、彼等の殆どに転職経験があったのには最初は驚いたのだが、今は当たり前に思える。そもそも会社が無くなっちゃったり、リストラが当たり前の時代なんだから、転職したくなくなって転職せざるを得ない場合だって幾らでもあるわけだし。
ちなみに筆者がサラリーマンを経験したレナウンは、今や見るも無惨な業績で崩壊寸前にあり、入社同期の大半は辞めてしまった。株価は辞めた当時の1/14である。
小泉改革に話を戻そう。出来る出来ないは別として、構造改革は行わなければいけない。日本株式会社のうち、民間企業が戦後50数年の制度疲労で活力を失っているのと同じく、政治・行政・司法のシステムが全て腐って来ているのは(次から次へと頻発する警察の不祥事だけ見ても明らかなように)誰にでも判っていることである。しかし、人間は絶対に自分の立場でしかものを考えられないので、既得権益を享受する立場にある人は余程の決断をしない限り、その役得を手放そうとはしないのである。例えば苦労して今の地位を得た小役人が天下り先の特殊法人を無くすことに賛成するわけがない。彼の人生設計が「回収の時期」に至って狂ってしまうのだから。
と言うわけで、筆者個人としては、幾ら小泉首相が「聖域なき構造改革」あるいは「改革無くして成長無し」を連呼しても、結局は大した成果は上がらないだろうと悲観的に予測する。
全然関係ない話。14頭の漂着クジラの事件。一体、いつから日本はグリーンピースやキリスト教国の属国になったんだ?日本人は大昔から鯨を食べるんだぞ。迷い込んだなら死んで腐っちゃう前に食に供すればいいじゃないか。ああもったいない。
またまた関係ない話。テレビで「ツイスター」と言うハリウッド映画をやっていた。新聞の解説では「竜巻に父を奪われた娘が科学者として竜巻に挑むCG満載のスペクタクル映画」とある。をいをい。これだから欧米人の発想は困るんだよ。
竜巻に挑んだら吹き飛ばされて死ぬだけでしょ。竜巻が来たら逃げるのよ。逃げられないなら(アメリカなら一般的な)地下室に退避するのですよ。どうやったって人間が竜巻をねじ伏せることは出来ないんだよ。
このあたり、東洋的発想との違いが実に興味深いのである。
景気絡みであるが、洋書販売の老舗であるイエナ書房が倒産した。洋書を買い漁る趣味はないので直接的には関係ないが、イエナに限らず丸善なども含めて、日本で買う洋書は高すぎる。インターネットで海外から直接購入したり、海外旅行の時に現地で買うと呆れるほど安いというか、本来の当たり前の価格であることに気が付く。
それで思い出すのが一昔前の洋酒の価格。筆者が学生時代のジョニ赤やジョニ黒の価格は一体何だったんだろうか?当時、輸入代理店はどれだけぼろ儲けしていたのだろうか?
だからイエナ書房の倒産は当たり前だという話。
最後は頑張っている企業の話。つい先日、どうしても翌日午前中必着で広島まで書類を送らなければいけないと言うことがあった。最悪の場合は自分で新幹線で届けるという方法もあるにはあるのだが、幾らなんでもそれだけは避けたい。
そこで朝早くに家の近所のクロネコヤマト杉並配送センターに行くと「米国同時多発テロ以降、航空便の状況が不明確なので、明日の午後2時〜4時しか確約出来ません」と来たもんだ。そう言われちゃっては仕方がないので、取り敢えず、その条件で配送を頼み、その足で、これまた近所の杉並南第二郵便局へ。そこでの話では杉並郵便局(タクシーを飛ばして10分は掛かる距離)に朝10時必着で持参すれば、広島市内なら間に合うとのこと。しかし届け先は市内ではないし、時間的に10時にはもう間に合わない。
そこで最後の望みを掛けて佐川急便に電話。うちの地域の担当者の名刺に書いてある携帯電話にダイレクト。
用件を言ったら、あっさりと「午後2時までに集荷すれば翌日午前中でばっちりですよぉ。Z便ってのがありますから」と自身に満ちた答。そこで、同じ書類をもう一通作成して午後1時に渡した。
そして翌日。得意先から朝9時に別件で電話。話し終わった後で「書類はさっき届いたから」のひと言。つまり佐川急便のZ便は見事に間に合ったのである。まことにお見事としか言いようがない。
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