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2002.08.02[金]
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日々雑感 - DoromPATIO
■ すっかり真夏の日々雑感
聴きにでは無く純粋に見に行っただけのコンサート♪
(c)東京都交響楽団

暑い。熱い。暑い。全く暑い。Yahooのニュース記事によれば北半球全体が記録的暑さらしい。どう考えたって思い出したって昔はこんなに暑くなかった。高校三年まで我が家にはクーラーは無かったがそれで困った記憶はない。
何でこんなに暑くなったのかと言えば、少なくとも都市部に関して言えば(昔は無かった)大量のクルマとエアコンが常時排出する莫大なカロリー=熱量の排気熱と、アスファルト舗装=いわゆるヒートアイランド現象=なのだろう。地球規模で言えばオゾン層破壊、CO2増加による地球温暖化現象、森林破壊、都市化、砂漠化、エルニーニョなどなどもっと沢山の理由があるのだろうが、このまま行くと東京でも最高気温40℃なんてことが起きるかも知れない。
そうなると日本もシエスタ制度とかを取り入れないとやってられなくなるに違いない。太古から永続的な文明は寒いところで発生発展する。常夏の島では衣食住足りちゃうので文明は必要ないが、寒さが厳しいところでは文明が発展しないとシビルミニマムすら成り立たないから努力の結果文明が発達すると言うことは歴史が証明している。そう言う意味では日本は緯度的に最も赤道に近いまともな文明国=近代国家の筈なのだが、ここまで暑いと段々と上昇志向のパワーが燃え尽きてしまうのではないかと思うぐらい暑いのである。

と言う話とは何の関係もなく、筆者が現在一番好きなギタリストはスティーブ・ヴァイである。そのヴァイが都響と共演するコンサートがあるという記事が新聞に出ていたので見に行ってきた。聴きに行ったのではない。
何故なら演目は純粋な現代音楽だと最初から判っていたからである。現代音楽はフリージャズと並んで筆者の忌み嫌う音楽ジャンルである。この二つは正常な音感の持ち主なら雑音にしか聴こえない。
そんなことはどうでもいいのだ。筆者は単にスティーブ・ヴァイの実物を見たかったのである。場所は溜池のサントリーホール。一曲目はヴァイを入れずに都響だけでバーンスタイン作曲のキャンディード。それが終わって暫くしてピンク系のアロハ姿の痩せて背の高い、やたらと足の長いスティーブ・ヴァイが出てきた。そしていつものIbanezを構えて都響との共演=競演が始まった。
もう一度言うが音楽的には全くどうでも良かった。ヴァイは忠実に譜面通りに弾くわけで、譜面はいかにも日本人作曲家が書きそうな現代音楽そのもの。つまり(繰返しになるが)正常なる音感の持ち主が絶対に心地よく感じないスケールや不協和音の連続である。しかしヴァイは格好良かった。本当に手がでかかった。日本人なら絶対に届かないコードを楽々押さえてしまう。足はあくまで長い【笑】。
そして25分の雑音大会が終了。アンコールは無しだが、本人だけが4回も出たり入ったり。そのたびにヴァイ・フリークの若者達がスタンディング・オベーション。こっちはそう言うことはしない。
それが終わると休憩時間だがローディーがヴァイの機材(ギターアンプとエフェクターと譜面台とスペアのギター)を片付け始めた。だから後半の部(ストラビンスキー「春の祭典」)は無視して帰った。
とにかく、筆者はスティーブ・ヴァイを見に行ったのである。聴きに行ったのではない(^^;;

世の中は8月5日から実施される住基ネットで揺れている。今住んでいる杉並区は公式に離脱を表明している。但し筆者の住民票があるのは大田区だが。
それはさて置き。住基ネットが政府=総務省の言うように非常に高度なセキュリティに守られたシステムだとしても運用方法がいい加減なら意味がないのはニュース番組の言う通りである。
総務省は住基ネットは全て専用線接続の独立ネットワークでありインターネットとは接続されていない安全なシステムであるという。しかし、住基ネット用のPCを役所内のLANと繋げばその瞬間から独立ネットワークではなくなる。
また、もしも専用線独立ネットワークと言う原則は守られていたとしても、その専用PCが全国の役所の現場でハード的に守られた別室に設置されており、かつ明確な運用規則=厳格な罰則規定を含む=がない限り(つまり、そのPCを悪意の第三者が簡単に操作できるのであれば)政府=総務省の言うことには意味がない。

どんなに安全なクルマでも全開で激突すれば乗員は死亡することはダイアナ妃事件で明白なことである。ベンツがどんなに進歩しても無理な物は無理なのだ。
毎日のように報道されるインターネット上でのリスト漏洩は全て人為的なミスで起きている。あるいは社員がデータを持ち出すのである。企業で秘密が漏洩するのはクラッカーが活躍するからではない。単純なる内部犯行である。友人知人同僚のPCを勝手に操作するだけなのだ。
つまり政府の言う高度なシステム云々はイマドキは当たり前のことで、クルマで言えばABS(アンティ・ロック・ブレーキ)が付いているのと同じなのだ。ABSが付いていても200km/hで暴走したクルマがコンクリート壁の10m手前でパニック・ブレーキを踏んでも乗員は即死である。
それと同じ事で最高度のセキュリティ・システムで守られたコンピュータであっても、運用する人間に悪意があれば国民の秘密は守られないのである。
だから政府はその点=つまり運用=つまり本当のソフトウエアの部分を説明すべきなのだが、そうではない。何故そうではないのかと言えば、運用システムが日本的ないい加減なもの(別の表現をすればお役所の人間は悪いことはしないと言う前提)の上に成り立っているに違いないからである。

どっちにしろ、住基ネットは国民総平均で一年間に0.7枚しか発行請求されない住民票の取得が便利になることが目的で導入されるものではない。国民を管理する側の利便性、つまり昔で言う「国民総背番号制」そのものの導入に過ぎない。どうにもなんない税収不足解消の手段の一つに過ぎないのである。
個人的に自分の情報が漏洩することについてヒステリーになるタイプではないし、ばれて困るような情報は何もないので、その点はどうでもいいのだが、8/5以降、100%間違いなく起きるであろう住基ネット絡みの色々なトラブルと、それを嬉々として書き立てる新聞、嫌みったらしく特集するニュース番組が今からとってもとっても楽しみである。

レストラン食材の賞味期限切れから始まって飲用水の水質問題、そして今度は火薬の使いすぎ。大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は目茶苦茶である。USJの社長は来場者数は変わっていないと強弁していたが、内部資料が漏洩して7月は前年比40%減であることも判明した。
何とも全くお粗末な話であるとしか言いようがない。

冒険家の堀江健一氏が22年ぶりの「太平洋ひとりぼっち」に成功したが、サントリー全面協力、GPSS他最新機材満載なんだから実際はひとりぼっちじゃない。だからと言って快挙には違いないのだが、しかし、この手の冒険家という人種は亡くなった植村直己氏などもそうだが、とにかく我々一般人とは全く別の感性の持ち主であるとしか言いようがない。彼等は彼等が冒険と認識する自分にとって未知・未体験の何らかの行動を一生続けることだけが唯一の生き甲斐という非常に珍しい気質の持ち主なのだろう。そして大抵の冒険の場合、それを実行するためには莫大なる経費がかかるのでスポンサー=大抵は企業=を探し、冒険をし、しかし何故かまた新たな冒険をしたくなり、スポンサーを求め(以下、無限ループ)……これを一生繰り返すのである。全くご苦労様なことである。
猫 チンチラ 来夢&来喜
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