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2007.04.02[月]
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■ 桜咲き、植木等逝く
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借景の桜@高源院

ずっと暖冬だったのが急に寒くなって気象庁の開花予想が外れ、それから一週間後にいきなり満開になった今年の桜。かくして花見は近所で省略。元々、前から書いている通り桜の名所でブルーシートを敷いて飲めや歌えの大騒ぎってのは参加するのは勿論、そう言う雰囲気の場に近付くことさえ嫌いな筆者としてはこれで充分なのである。
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寺町通りのお寺の境内の桜。夜はライトアップ
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同じく寺町通りの別の桜

と言う話と関係なく、桜が満開になったと思ったら、我が青春最大のアイドルこと植木等(芸能人なので慣例に従って敬称略)が亡くなった。その翌日には早速、テレビ東京で昼間「日本一のほら吹き男」をやっていた。ビデオにとって数日後に観たが、リアルタイムの面白さからは程遠い。当たり前である。
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北烏山某所。手前は墓

そもそも筆者は植木等=と言うよりは、ハナ肇とクレージーキャッツをリアルタイムで知っている最も若い世代の筈である。小学校高学年の頃から「シャボン玉ホリデー」は欠かさず観ていたし、その前のクレージーキャッツがテレビで人気が出た最初の番組である「大人の漫画」も記憶にある。某私大附属中(中学校)に入って現代国語の作文で最初に書いたのが「筆者と007号/ジェームズ・ボンド」で、その次が「クレージーキャッツとサラリーマン世代」だったのをしっかり記憶しているから間違いない(こう言う主題の作文をちゃんと読んでくれる担任に恵まれた筆者は運が良かったと言うわけ。流石は某私大かも【爆】)。そう、ジェームズ・ボンドもクレージー・キャッツも、そしてThe Beatlesも人気が爆発したのは(あるいはデビューしたのは)1962年であり、その時に筆者は10歳(小学校4年生)だったのである。何という偶然か。10歳の小学生は個々に差異が大きいが、筆者は幸いにして、当時、かなりのおませだったのである♪
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久我山病院の駐車場の桜
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別の角度から

と言うわけで、今どきのタレント(例えば中山秀征とか)がクレージーキャッツは凄かったですよねぇなんてぇのは噴飯物。筆者がグレタ・ガルボやエノケンの凄さや太平洋戦争の悲惨さを実感・実体験としてはまるっきり知らないから語れないのと同じく、旬なタレントなり大事件なりは、たまたまその時期その時代に生まれており、しかも、然るべき年齢ではない限り実感はできないのである。そう言う意味でクレージーキャッツ(植木等)は小学校から高校までの多感な時期に思いっ切り填った珠玉の笑いであった。しかし、そう言う世代だから当時のサラリーマンの立場で日頃の満員電車と猛烈仕事と安月給の悲哀のストレス発散をしていたわけではない。その意味では若すぎたのだが、とにかく、植木等の面白さ、素晴らしさはバッチリ理解できたのである。これはまったく(007やThe Beatlesと同じく)運が良いとしか言いようがない。
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久我山商店街の外れの岩崎ガーデンの桜
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下から見上げたところ

今更既に同時代人によって語り尽くされている植木等論やクレージーキャッツ論を展開する気はないし、ここまで述べたように幾ら説明したって共通体験を持たない世代には決して伝わらないのだから書いても意味がない。しかしこれだけは言える。クレージーキャッツは最初から最後までただの一度も下ネタを演らなかったのである。彼等は音楽ギャグと時事ネタギャグと、そしてナンセンスギャグだけで日本中を笑いの渦に巻き込んだのである。この一点だけを取ってもドリフターズなんか足元にも及ばないのである。植木等亡き後、残るクレージーキャッツのメンバーは谷啓、犬塚弘、桜井センリの三人だけ。とにかくひとつの時代が終わりつつある。合掌。

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都営アパートの桜
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都営アパートで一番立派な桜

桜の写真集の「落ち」は道明寺。やっぱり、花より団子。そして、お菓子は洋菓子より和菓子である。幸いにして我が家の近所には美味しい和菓子屋さんがある。
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花より団子。桜より道明寺(^^;;

おまけ
ところで只今、東京都知事選の真っ最中。しぃかぁしぃ。現役有利は変わらず、他の有力(と言うことになっている)候補はどう見たってイマイチであり、そしてもちろん、必ず登場するちょっと変わった有名人並びにいわゆるひとつの泡沫候補は論外だから、と言うことは選択枝は殆ど無いに等しい。

でだ。たまたま政見放送を見て政府転覆を連呼する冗談みたいな候補者に爆笑しつつ、それを真面目に紹介するNHKアナウンサーは偉いなぁと感心しつつ、あらためて新聞折り込みの選挙公報を真面目に見てみたのだが結果は同じだった。だってである。何人かの候補者の文章は日本語になっていないし、内容は殆ど「トンデモ本」のレベルのものもあるのだから、いよいよもって選択枝など無いのだ。

それを証明しよう。下の表の「日本語」は内容にかかわらず日本語として意味が通じるかどうかである。×と言うことは日本語として意味が通じないのである。「内容」とは好き嫌いや政治思想などとは関係なく内容的に少なくとも筋が通っているか、物理的に実現可能性があるかである。×は漫画やSFそこのけである。「評価」は「日本語として意味が通り」「内容も一応は筋が通っている」かどうかだけの評価である。筆者の好みは入っていない。
立候補者
日本語
内容
評価
1
×
×
2
3
×
4
×
×
×
5
6
7
8
9
×
×
×
10
11
12
×
×
×
13
×
×
14
×
×
×
◎ 
21.4%
0%
0%
〇 
42.9%
14.3%
28.6%
△ 
7.1%
42.9%
21.4%
× 
28.6%
42.9%
50%

なな何と評価の50%は×なのである。◎は無いのである。これじゃ選択枝はないとしか言いようがないでしょ、やっぱ……なのだ。有名建築家の選挙公報内容と選挙活動(クルーザー? ヘリコプター?)に比べれば、有名発明家の言動の方がまともに感じるのは何故?

なお、東京オリンピック招致は反対ではない。政見放送で石原候補が20代の時に体感した東京オリンピックの興奮は一生涯、忘れないと語っていたが、筆者が小学校6年生で体験し、学校で女子バレーの準決勝を見に行って大松日本がポーランドを破ったときの感動は今でも憶えているからである。これまさに同感。だからと言って1964年の日本でオリンピックを開催したときの国家としての必然性と同様の必然性が今の日本にあるのか?と言えば微妙ぉ〜ではあるのだが、しかし、精神的な荒廃は今の方が余程酷いと言われればそれはそれで正しい。やっぱり微妙ぉ〜だなぁ……と、珍しいことに、きっぱりとは結論づけない筆者だったのだったのだったのだった【苦笑】。何故だろう何故かしら。
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