DoromPATIO DoromPATIO
topPage
information
That's談
Link
来夢&来喜日記
日々雑感
Guitars
Macintosh
DoromPATIODoromPATIODoromPATIODoromPATIODoromPATIODoromPATIODoromPATIO
2009.09.06[日]
topPage
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
■ dpGuitarSystem3 その4 組み換え
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
dpGuitarSystem3 Ver. 1.2
クリックすると拡大

前ページでLovepedal Echo Babyが凄くてLovepedal ETERNITYが凄くない(期待外れ)と書いたが、Lovepedal ETERNITYのゲインを低めに設定すれば問題が解決することが判った。よーするに、筆者のギター=Peavey HP EXP君=のピックアップが高出力のハムバッカーなので、Lovepedal ETERNITYのゲインが10時以上だと歪み過ぎてギター側のボリュームを絞ってもサチっちゃっている(飽和している)だけの話だったのである【爆】。これはPeavey君のフロントピックアップをタップしてシングルコイルモードでチェックすれば判ること。逆に言えば、Lovepedal ETERNITYはストラト向きと言えなくもないかも知れない。

それにしても、Lovepedal Echo Babyは素晴らしすぎる。ONにするだけで生音が太くなる。ついでに、軽い歪みが味付け的に加わる。だから、それが嫌な人には絶対に使えない。別の言い方をすると、ブライアン・セッツァーやCharなどが愛用していることで有名なマエストロのエコープレックスのプリ部の歪みと同じ理屈のようなのである。実際、内部には出力を調整するトリマーがあるのだが、この増幅幅はかなり大きくて、出荷状態ではまるでブースターのようだったので調整して下げたぐらいである。

ちなみに、この「マエストロのエコープレックスのプリ部の歪み」をシミュレートしたブースターがXotic EP Boosterとして発売されたが、筆者の場合はLovepedal Echo Babyがあるから全く不要という理屈になる♪ そして、この素晴らしきLovepedal Echo Babyと一緒に載せていたGuyatone MD3君は比較されることが不運とも言えるが、それこそまったく不要と言うことでお役ご免と相成った。

以上の結果、新しい実体配線図は下記のようになる。但し「Lovepedal ETERNITY → Xotic RC-Booster」なのか、あるいは「RC-Booster → Lovepedal ETERNITY」なのかについては、まだ考察の余地がある。前者の場合、RC-Boosterで音圧を稼ぐことが出来るがトータルとしての深い歪みは得られない。後者の場合は深い歪みと同時にロング・サステインが得られるが、必要な場合に音圧を稼ぐことは出来ない。何故ならRC-Boosterのゲインやレベルを上げても、その後のLovepedal ETERNITYの歪み量が増えてサチュレートするからである。どちらが筆者にとってベストであるかはスタジオで音出しをしないと確定出来ない。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
dpGuitarSystem3 Ver. 1.2 実体配線図

であるので、まずは上図の通り、Lovepedal ETERNITYが前段と言う構成で新しいペダルボードを組み上げた。
組み換え後の組合せ
組合せ/エフェクター
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
0
Mute/Tuning
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ミュートしながらのチューニングチェック用。並びに演奏していないときの待機モード
1
Crunch with Delay
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
Lovepedal ETERNITYのゲインを低めに設定することによって、ギターのボリュームの加減でセミ・クリーン〜クランチが自在に操れる。古めのロックもOK。ソロの時などにもっとゲインが欲しい場合はRC-BoosterをON/OFFする
2
Crunch with Chorus/Delay
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
セミ・クリーン〜クランチにやや深めのコーラスが掛かった状態。ポップス系などの定番モード。使用頻度が高い
3
Overdrive1 with Delay
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
低めに設定したLovepedal ETERNITYのゲインをRC-Boosterでブーストする。ハードロックを演るときの基本セッティング。ソロ用のブーストアップは出来ないのでパラメータを煮詰める必要がある
4
Overdrive with Chorus/Delay
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
例えばジミヘンを演るときなどに向いているモジュレーション系のオーバードライブ。使用頻度はやや低い

今後、Lovepedal ETERNITYとRC-Boosterは入れ替える可能性があるし、あんまり左右を詰めると踏みにくいし、Lovepedal Echo Babyは100%掛けっぱなしなので左奥に移動したから、前バージョンからの変更点は実は結構、大きい。なので、赤い色のボードは新品をカットして作り直したのだが、補強のためにもう一枚赤いボードの裏側に同サイズで貼り付けてある黒いボードは前に使った在庫品である(から、裏から見ると穴が開いていたりするが見えないから関係な〜い)。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
クリックすると拡大
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
クリックすると拡大

また、今度の「dpGuitarSystem3 Ver. 1.2」では「Ver. 1.1」で判明した細かい不具合も改良した。ひとつはペダルの高さの調整である。その理由は、Lovepedal ETERNITYが妙に背が高いからである。普通、コンパクト・エフェクターは、いわゆるMXRサイズが基本だが、Lovepedalの製品はそれより大きいか、Lovepedal Echo Babyのように極端に小さいかのいずれかなので、他とサイズが合わないのだ。なので、RC-Boosterに下駄を履かせて高さを合わせたのである。そうじゃないと踏みにくいということは別のページに書いた通りである。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
RC-Boosterに下駄を履かせた状態
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
これで高さがピッタリになる(^^)v

Electro Harmonix Small Cloneは更に馬鹿でかいが、その奥にあるLovepedal Echo Babyは常時ONだから問題は無いとは言えない。サウンドチェックをするときにはON/OFFをするからである。なので、こちらにも下駄を履かせた。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
Lovepedal Echo Babyにも下駄を履かせた
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
クリックすると拡大

もうひとつ。筆者はペダルボードを運ぶときは重くなるのが嫌なのでトートバッグに縦に入れる。なのでバッグを床に置いたときの安定が悪い。なので、下の写真の通り、巨大なSmall Clone君の側面だけで自立出来るようにゴム足を接着するのだが、その数を増やした。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
一見、無意味のようだが……
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
意味があるのであるのである(^^)v

そして自作のステッカーを貼って完成である。左はバンドのステッカー、右は(友人に頼まれる以外のお客さんは居ないが)筆者の自称ギター工房のステッカー【苦笑】であーる【爆】。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
クリックすると拡大

でだ。今後の展開【苦笑】としては、冒頭に記した通り、Lovepedal ETERNITYとXotic RC-Boosterの順番を入れ替える可能性があるわけであるから、先に作図と順列組合せを考察しておこう【爆】。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
dpGuitarSystem3 Ver. 1.3 実体配線図

別案の組合せ
組合せ/エフェクター
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
0
Mute/Tuning
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
1
Crunch with Delay
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
2
Crunch with Chorus/Delay
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
3
Overdrive1 with Delay
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
4
Overdrive with Chorus/Delay
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3

ところで。今回の組み替えの一番大事なこと=Lovepedal ETERNITYとXotic RC-Boosterの役割の変更について触れておこう。前回までのセッティングでは、それぞれの役割は下記のようであった。
  • Lovepedal ETERNITY:オーバードライブの基本サウンドを作る
  • Xotic RC-Booster:クリーン〜クランチの基本サウンドを作る
  • 両方ON:ゲインが高目のオーバードライブ

ここで問題なのがそれぞれのサウンド・キャラと動作特性の違い。具体的には下記の通りなのである。

  • Lovepedal ETERNITY:ゲインが10時以上の場合、ギター側が高出力のDiMarzio製ハムバッカー・ピックアップだとギターのボリュームだけでクランチ〜オーバードライブのコントロールは殆ど出来ない(歪みっぱなし)
  • Xotic RC-Booster:ゲインをフルテンにしておいても、ギター側のボリュームをちょっと絞ればクリーン・サウンドが得られるのはよいが、RC=Real Clean=の名の通り、得られるのはクリーン・サウンドであって、クランチーではない。つまりギター側の操作だけで得られる「美味しいところの幅」が(筆者にとっては)極端に狭い

この辺りの感覚は人によって異なると思われる。筆者は基本的にハードロック屋さんなので、いわゆるスーパー・クリーン(全く歪まないクリアーなサウンド)は使わない。クリーンであっても、強くピッキングすれば軽くは歪む程度のクランチーなサウンドが好み。しかし、Xotic RC-Boosterは基本のサウンドが(筆者的には)綺麗すぎるので、(筆者的に)クランチーなトーンにはならないのだ。

そこで発想を変えてLovepedal ETERNITYのゲインを絞って8時半ぐらいに設定し、Glass(トレブルのこと)を2時ぐらいにすると、フロントピックアップをタップすればクリーンからクランチ、ハムバッカーならフロントもリアもクランチ〜オーバードライブがギター側のボリューム操作だけで得られることが判ったのである。

しかし、勿論、Lovepedal ETERNITYのゲインを下げているのだから、当然のように歪み量は減り、ロング・サステイン(と言うか、フィードバック状態)は(通常の音量では)得られない。だから、Lovepedal ETERNITYを基本サウンドとして、Xotic RC-Boosterのさじ加減で歪みとサステインを加えるわけである。

しかししかし。Lovepedal ETERNITYを基本とするとなると、実は「歪ませるためのブースターがXotic RC-Boosterで良いのか?」と言う非常に悩ましい問題が発生する。そうなると、もしも、現在のdpGuitarSystem3(Ver. 1.2 or 1.3)に、例えばLovepedal amp50を加えれば問題は一挙解決となる……って、あれ?

つまり、こうなる。
  • 基本のサウンドはLovepedal ETERNITYで作る
  • Lovepedal ETERNITYはクランチ(〜軽いオーバードライブ@DiMarzio DP100 SuperDistortion)にセッティングする
  • オーバードライブ・サウンドはLovepedal ETERNITYの前に繋いだLovepedal amp50を足すことでクリエイトする
  • Xotic RC-Boosterは純粋にブースターとして用いる。つまり基本のサウンドを変えずに音圧を上げたいときに踏む
  • あるいはXotic RC-Boosterを外してしまう【爆】

ちゃんちゃん♪ まぁ、こうするのにサウンドハウスなら14,800円で済むんではありますが。。。。う〜みゅぅ〜〜。。。。


いやぁ、それにしても、ペダルボードは奥が深い。いじりまくるのは楽しい面白い興味深い切りがない終わりがない【爆】。


ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpBassSystem - DoromPATIO
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpBassSystem - DoromPATIO
CASIO Exilim EX-Z55 MacBook Pro
猫 チンチラ 来夢&来喜
←
←
↑
→
↑

MacBook Pro
iPod and iPhone
Mac OS X
Tips of Macintosh
レシピ, recipe
書籍, 本, books
映画鑑賞, 洋画, movies
旅行, トラベル, travel
七不思議
Guitar, ギター
Bass, ベース
Effector, エフェクター, ペダル
Tips of Guitars
pageBack
http://company.insight-dp.com/ http://murmur.insight-dp.com/
(c)insight, inc. All Rights Reserved.
無断転載複写を禁ず