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2007.01.29[月]
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Gibson SG Special - DoromPATIO
■ Ornetts GM8R(GLD) その12 まだまだまだ続く小改良
2007.02.23[金]追記
Ornetts GM8R(GLD) - DoromPATIO
角(かど)が立っているので宜しくない

大胆不敵にも削ってしまった我がGM8Rのセットネック結合部付近であるが、上の写真で分るとおり、まだ決して完璧とは言えなかった。写真ではっきり分る角(かど)=エッジ部分が親指の付け根に当たった時の感触が宜しくないのだ。

しかし、一度、仕上げ加工までしてしまったので、それから暫くはそのまま弾いていたのだが、やはり気に入らないものは気に入らない。と言うわけで、ふと思い立って、再度、加工作業を始めてしまったのである。なお、作業のついでにLes Paul君のネックも仕上げ直しした(写真はこちら)。
Ornetts GM8R(GLD) - DoromPATIO
この角(かど)が親指の付け根に当たるのである

今度の加工はサンドペーパーだけで済む。つまり、ノミや刃物は要らない。作業のシーケンスはざっと次の通りである。
  1. 傷が付いては困る部分をガムテープでマスキング
  2. 最初は#180のサンドペーパーを20mm四方ぐらいに切ったものを数枚用意して、気になる部分を少しずつ削り取るようにサンディングする(#180は結構、荒いので、力加減で幾らでも削り取れる)
  3. 気に入ったR(アール=カーブ)がおおよそ得られたら、次は#320のサンドペーパーで中研ぎを行う。この段階では全体の曲面・曲線がすっかり滑らかになるように注意深い作業が必要
  4. 最後に#1000のサンドペーパーで仕上げ研ぎ。#1000のサンドペーパーは木工用としては充分すぎるほどに細かいので、丁寧に何度も何度もサンディングすると、艶が出るほどに滑らかになる
Ornetts GM8R(GLD) - DoromPATIO
#180 → #320でサンディングした直後の状態。削れた木の粉を布で拭き取る前なので白っぽく見える
Ornetts GM8R(GLD) - DoromPATIO
#1000で仕上げて布で木の粉を拭き取ったところ。既にピカピカ
Ornetts GM8R(GLD) - DoromPATIO
レモンオイルで処理した直後の状態。見事に角(かど)は無くなった♪

そして塗装。速乾性のニスを近所のHome Picで買って来て二度塗り。暫く放置して完全に乾かしてから#1000 → #2000のサンドペーパーで丁寧に表面を仕上げる。この作業によって「刷毛目」並びに「塗装表面が手のひらにくっつくような感じ」を無くして無事、完成である。
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角が無くなって感触バッチリになった♪
Ornetts GM8R(GLD) - DoromPATIO
この角度の方が良く分かるかも
Ornetts GM8R(GLD) - DoromPATIO
GM8Rはニスで綺麗に仕上がるのが良い

ところで。久々にLes Paul君を使う必要があって、明大前のスタジオまで電車で往復したのだが、やっぱり重いぞと。演奏しているときは余り気にならないのだが、往復の持ち運びが重いのである。しかも、GM8Rのソフトケースに入れての話である。もしもGibson純正ハードケースだったら堪ったもんじゃない。

そこで試しに、体重測定をしてみた【笑】。その名の通り、体重計で重さを量ったのである。
  • GM8R≒2.8kg強:型録定格通り。マシンヘッドをオリジナルより間違いなく重いシャーラーに交換したりしているが体重増加は無し。Les Paulの70%の重さ。軽いことはいいことだ♪
  • Ibanez SR-380≒3.2kg弱:ベースなのに軽くて弾きやすい証明。全体のサイズがGM8Rより一回り大きいのだから相当に軽い木を使っていると言うことになる。Les Paulの80%の重さ
  • Gibson Les Paul=4kg強:GM8Rの40%増し、Ibanez SR-380の25%増しなんだから重い。最近のLes Paulも平均重量は4kg前後である
上の比較でもLes Paulがいかに重いかが判る。間もなく55歳の腰痛持ちの筆者としてはギターやベースの重量はとっても大事なことである【苦笑】。

ところでGM8Rは、それ単体では機能しない。エレキギターは少なくともギターアンプがないと音がしないわけだし、更に筆者オリジナルのエフェクターシステム=dpGuitarSystem2を組み合わせて使わないと筆者としてはエレキギターを弾く意味がない。そのdpGuitarSystem2だが、度重なる(自己満足の極地のアホみたいな)試行錯誤の結果、つい最近、とうとう内容確定した(=やっとこさ、システム構成が落ち着いた)。その作業プロセスのひとつである「練習スタジオでの音出し」において、これまでGM8Rに加えてきた様々な筆者流配線改造が、最終版のdpGuitarSystem2を使うことによって、それまでとは格段の差と言うぐらいにはっきりと、思った通り狙った通りの効果を発揮できることが確認できた。これはギターサウンドを究めると言う目的の上で極めて重要なことである。
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GM8R+dpGuitarSystem2=自己満足♪

ポイントはネック側ピックアップに加えた配線改造である。詳しくはこちらを参照して欲しいが、要するに各種のスイッチ操作で得られる下記のサウンド・バリエーションの音色の差違が、これまでとは大違いにはっきりと判るようになったのである。
  1. ノーマル(ハムバッカー/シリーズ配線):分かり易く表現すればGibson Les Paulのネック側と基本的に同じ。太く甘いGibson独特のサウンドに近いが、GM8RのピックアップはEMGのパッシブタイプという特殊なものなので、普通のLes Paulよりは高域のレンジが広い。ハードロックをやるときはこれがベスト
  2. ノーマル(ハムバッカー/シリーズ配線)+ハイパスコンデンサー:フルテンなら上と同じだが、ボリュームを絞った場合にハイパスコンデンサーによって高域成分がそのまま残るのでカッティングに最適。従来(=以前のエフェクターとの組合せの状態。以下、同様)と較べるとボリュームを絞ったときの線の細さが無くなるのでキンキンした感じが無くなるから◎
  3. パラレル(ハムバッカー/パラレル配線):音圧感が若干低下し高域が持ち上がる。フルテンでもファットになりすぎず粒立ち感がある。そのままボリュームを少し絞るとカッティングに最適。ハードロック以外なら常用に値するサウンド
  4. パラレル(ハムバッカー/パラレル配線)+ハイパスコンデンサー:パラレル配線の場合はボリュームを絞ってもハイ落ちが少ないので、特別な場合を除いては余り使わないサウンドだが悪くはない
  5. シングル(ハムバッカーをタップしてシングルコイルとした状態):当たり前だが音圧が、がくっと下がり、サウンドはまるでFender系になるわけだが、幸いにして思ったほどはノイズが乗らない。かなりストラトっぽい音になるので使える。試しにBOSS CH-1 SuperCHORUSのDEPTHをフルにして「Long Train Runnin'」のコードカッティングをしたら「まんま」だった♪ ボリュームを絞ってもしゃっきり感はそのままである
  6. シングル(ハムバッカーをタップしてシングルコイルとした状態)+ハイパスコンデンサー:ボリュームを絞ったときに明らかにハイ上がりになりすぎる。ハイパスコンデンサーを噛ませるのは本来はFender Telecasterの専売特許回路だし、テレのフロントはシングルコイルだが、GM8Rとはボリューム・ポットの抵抗値が違う。だからテレのようにはならないのだ。だが、上述の他のサウンド・バリエーションで事足りるので何の問題もない

とにかく。上の「使えるサウンド・バリエーション(特に2、3、5)」それぞれの特徴が今までより遙かにはっきりと判るのである。これは使える。特に3=パラレル接続が良い。フルテンだとLes Paulのネック側ピックアップのフルテンに高域を足したような感じだし、ちょっと絞ればカッティングに最適。しかも音圧が少し下がっているので、そこからブリッジ側フルテンに切り替えればエフェクター操作なしに大幅に音圧を上げたソロに入れるという大きなメリットがあるのだ。また、オーバードライブ(=Xotic AC-BoosterをON)状態でネック側フルテンなら、ストラトの(高出力タイプの)ネック側ピックアップに近いニュアンスになるので、例えばSmoke on the Waterのコピーなんかを演るときに最適なサウンドになるのだ。これは使える♪

と言うわけで、どんどん良くなる法華の太鼓(ふ、古い。。。)なGM8RとdpGuitarSystem2なのだったのだったのだった【笑】。なお、今後の予定だが、そのうち気が向いたときに電気系の配線を全て高品質配線材を使ってやり直すつもり。そのついでに購入当初からの導電塗料の塗り残し部分など細かいところも補修するつもり。これらによって、さらにサウンド・クォリティが向上することは間違いない。しかし、いつやるかの予定は未定にして決定にあらず。何故なら筆者流配線改造による内部配線は複雑極まりないので再配線作業はこれまた無茶苦茶面倒くさいからである。
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これを全部、再配線するのは気が重い
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