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2004.05.04[火]
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Gibson SG Special - DoromPATIO
■ dpGuitar System - 1st version - その1
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
いい歳こいても「趣味は無駄の追求」と言うポリシーはやめられない♪
下列左から「BOSS DD-6 デジタルディレイ」「ZOOM HL-01 ハイパーリード(ディストーション)」「Custom Auidio Japan Multi Line Selector MLS-2(ラインセレクター)」「ZOOM 707II GUITAR(マルチ・エフェクター)」。右上「ZOOM PD-01 オーバードライブ」
(c) ZOOM CORPORATION
Copyright (C) 1999-2004 Roland Corporation. All Rights Reserved.
(c) All Contents protected by copyright 2001 Okada International co,ltd.

エレキギターから本当に良い音を出すのは本当に難しい(形容詞のダブりはわざと)。「最良のエフェクターは自分の指先に内蔵されている」と言えちゃう(そして実践出来ちゃう)Eddie Van Halenクラスの天才ではない場合、つまり筆者のような凡人の場合、当然のように「機材に頼る」と言う安直な道を選ばざるを得ない【苦笑】。

かくて、今を去る30うん年前に(筆者の記憶が正しければ)「 ACE TONE FUZZ MASTER 」を購入して以来、数限りないエフェクターとアンプを購入してきた。何個買ったか、幾ら使ったかなんてことは勿論まったく憶えていない【笑】。ここ数年を考えても色々と馬鹿をやっていることはこのHomePageにかなり詳しく書いてあるわけだが(エフェクター・ディレクトリ参照)去年(2003年)超久々にちゃんとしたバンドを組んでからは「マジでギターから良い音を出さなければいけない」と言う命題(大袈裟)は早急に解決しなければいけない緊急課題となったのであるのであるのであーる(←これぞ趣味は無駄の追求の真骨頂)。

ところで、そもそも「良い音」とはどんな音か? 例えばエレキギターの最良のサウンドの代表例を下記のビデオで聴くことが出来る(全くインターネットは便利だ)
http://www.xotic.us/video/michael_thompson/index.html

上質のヘッドフォンを被り、なるべくボリュームを大きくして、上のサイトの「Part 1: Playing with AC Booster」をクリックしてみよう。
適度なアタックと歪みがあり、非常に伸びやかで、しかも空間的な拡がりのある素晴らしいサウンドが聴けるはずである。

このサイトは本来は「Xotic」と言うアメリカの会社の「AC Booster」あるいは「RC Booster」と言うストンプボックスをPRするためのものだが、マイケル・トンプソン(アメリカ西海岸の超売れっ子スタジオ・ミュージシャン)のギターサウンドは決して「AC Booster」あるいは「RC Booster」だけが作り出したものではなく、彼のトータルなエフェクター・システム(当然、ギターアンプも含む)が創り出しているのであって、仮に「AC Booster」あるいは「RC Booster」を単体で鳴らしても、決して「あのサウンド」にはならないと言うのが一番大事なポイント。
ちなみに筆者は吉祥寺のロックインで実際に「AC Booster」と「RC Booster」を試奏してそのことは確認済みである【苦笑】。

そうなのである。話は簡単ではないのだ。だからこそギター雑誌には信じられないぐらいの数のありとあらゆる種類の国内外のエフェクターの広告と紹介記事が溢れ、さらに毎月のように新製品が発売されるのである。プロギタリストの機材紹介記事を読むと「これってギターだけで使うの?」ってぐらいのラックシステムが組まれていたりするのである。スティーブ・ヴァイのDVDで彼の足元のアップが映ると、そこにはずらっとエフェクターとスイッチングシステムが並んでいることになるのである。
様々なサウンド・バリエーションを瞬時に切り換えるだけならマルチ・エフェクター1台あれば誰でも簡単に出来る。しかし、それでは「ちゃんとバンドに埋もれずに前に出てくる音」が得られないのだ。それが問題なのが判っているから世界中のギタリストはみんな苦労するのである。

しかし、アマチュアが高価複雑なシステムを組むのは大変である。筆者の場合、特に限られた可処分所得【苦笑】と言う問題もあり、当然のように価格優先で最近はZOOM系を使う=買うことが多いのだが、バンドのスタジオ練習などで、それら手持ちのエフェクターの色々な接続と組合せを散々っぱら試しまくった結果、そして更に実際に良い音を出しているプロの機材の情報を研究しまくった結果、どう省略あるいは簡素化しても、結局はある程度の複雑さを伴う「エフェクター・ボード=ギター・システム」を組むしかないという結論に達したのである。以上を普通の日本語に直すと(繰返しになるが)「今どきのデジタルなマルチエフェクター=1台で全部を済ませるのは絶対に不可能」と言うことである。
ちなみに今現在、多分(アナログ系を基本とし、かつピート・コーニッシュやビル・ブラッドショーに特注したスイッチングボックスを使わないという意味で)世界一複雑なシステムを使っているのはエリック・ジョンソンである。

彼のシステムをを一瞬で理解できたら天才ってぐらいにややこしい。当然のように、ここまでややこしい大規模システムは実用上も予算上も非現実的だが、エリック・ジョンソンが何をやりたいのか、どんなサウンドを求めているかはイラストをじっくり研究すれば良く判る。その結果は彼のライブをDVDなどで見れば明らか。そこで彼は復弦感豊か&ディレイたっぷりのコーラスサウンドから、抜群のサスティーンで深みのあるマイルドなディストーションサウンドに至るまでのギタリストが聴けば誰でも「あんな音を出してみたい」と思うような素晴らしい(しかも彼独特の個性的な)ギターサウンドを次々と瞬時に切り換えながらライブで演奏することが出来ているのだ。
要するにエリック・ジョンソンは呆れるほどにとんでもないギターおたくであり、とことんサウンドにこだわって「選び抜いたアナログ系エフェクター」の「複雑な組合せ」によって創り出される「彼の求めるベスト・サウンド」を「ライブで実用的に、そして瞬間的に切り換えるか」に腐心していると言うことなのである。ちなみにエリック・ジョンソンは使っているストンプ・ボックスに用いる乾電池のメーカーにまでこだわるのだそうな【爆】。

以上のような「予算度外視・理想型」を踏まえて、それを思いっ切り簡素化し低予算化し気楽に持ち運べるようにしたのが筆者の最新のシステムである(ページ冒頭の画像参照)。そして、そのシステムはBOSSのBCB-60と言うケースに収めてある。

この「BOSS BCB-60」は2003年の秋頃に発売された一体成形強化プラスチック製の(基本的にはBOSS製品を使うことを前提とした)エフェクターボードだが、これの小型版は20年以上前に発売されていて購入したことがある。それと比べると、このBCB-60はかなりの機能強化と改良が図られており、配線の自由度(ステレオ or A/B出力対応)汎用性(BOSS以外のサイズのエフェクターへの対応)が見事で、迷うことなく購入した。
エフェクターボードという場合、アルミ製のケースが普通だが、あれはサイズのバリエーションがありすぎるし、余程高級なものじゃないと作りが悪い(つまり耐久性がない)し、エフェクターの固定に苦労するし、角が尖っているので運ぶ時に足にぶつけると非常に痛いのだ(以上、経験者は語る)。
bcb-60
当然のようにBOSSのエフェクターなら半固定用のウレタンにそれ用の切り抜きが最初から用意されているから取り付けは超簡単。青色のBOSSのロゴの入った横長のバーの右側の短いセクション(チューナーの右下)を外せばBOSSの大型のワウペダルなどもセット出来るなど、色々と工夫されている。特に優れているのはパッチケーブルと電源ケーブルを前述の横長のカバーの中に綺麗に収納できること
bcb-60
一体成形強化プラスティック製の良いところはなんたって軽くて堅牢なこと。但しサイズはでかい

筆者の今回のシステムの「もう一つのキモ」は下記の「Custom Aoudio Japan Multiple Line Selector MLS-2」である。名前は長いし、本体上部にはいかにもややこしい表示がプリントしてあるし、説明によれば接続と切換えのパターンは5通りもあるのだが、基本的にはいわゆるひとつの「A/Bボックス」である。
mls-2
このMLS-2を使って何をするかと言えば、要するにZOOM 707II GUITARの出力(=Aチャネル)と、それ以外の出力(=Bチャネル)を切り換えようと言うわけだ。
そしてもう一つのキモは冒頭の図の配線を辿ると判ることだが、ギターから先ず「ZOOM PD-01」に入力し、このPD-01を一種のバッファー(プリアンプ)としていることである。その理由は……
  • ZOOM 707II GUITARは価格を考えるとびっくりするほどよくできたマルチエフェクターだが単体ではオーバードライブ/ディストーション系の音が前に出てこない(バンドサウンドに埋もれてしまう)
  • 初段にPD-01を噛ませると、この欠点が見事に解消する
……と言うことなのである。PD-01は本来は「やっぱ歪み系はアナログでしょ」ってことで購入したのだが、上の理屈でバッファーに使うと非常に具合が宜しいのである。

もう一つ。ギターからのケーブルをギターアンプ側にセットしたPD-01に繋ぎ、そこからエフェクターボードに戻すようにすると、ギターからのケーブルは筆者の後方に延びるのでケーブル捌きがよいのである。足元にエフェクターをセットするとギターケーブルは最初に足元に行くのが通常だが、それだとケーブル捌きが良くないのだ。

次はBチャネルの必然性について。これは「PD-01 → ZOOM 707II GUITAR」だけでは、どうセッティングをしても、今どきありがちな「1弦の22フレット(あるなら24フレット)付近でのロングサスティーン」は得られないこと。また、同じくどうセッティングしても「太い高域のリードトーン」が得られないこと。
これらの問題点を解決するには「やっぱアナログのディストーションでしょ=ZOOM HL-01」となるのだが、直列で「PD-01 → HL-01 → ZOOM 707II GUITAR」と繋いでしまうと、音の伸びと太さは素晴らしいのだが、ZOOM 707II GUITAR側の設定によってはフィードバックを通り越して完全にハウリングを起こしてしまうから使い物にならないという問題があるからなのだ。

そこで当初は下記のようにセッティングしてみた。そして、それをいきなり山中湖バンド合宿の現地で試してみた(←結構、無謀)。
ギター →
PD-01 →
A
ZOOM 707II(ステレオ出力)
YAMAHA(L)
YAMAHA(R)

MLS-2 A/B Mode

B
HL-01 → DD-6※ →
MUSICMAN

ギター →
PD-01 →
A
ZOOM 707II(ステレオ出力)
YAMAHA(L)
YAMAHA(R)

MLS-2 A/B Mode

B
HL-01 → DD-6※ →
MUSICMAN
※Bチャネルの終わりに「BOSS DD-6」を噛ませたのはリードギター専用にディレイを掛けるため

結論から言うと、このセッティングは全く駄目であった。何故ならBチャネルに厚みがないのである。もしも厚みを出すならPD-01のセッティングを変えるか、ハウリングを起こさないセッティングのZOOM 707II GUITARを噛ませるかという話になってしまうのだ。
それじゃ、PD-01とZOOM 707II GUITARがもう一台ずつ無いと、二つのセッティングを一発で切り換えられないというアホな話になるのである。
とにかく、これではリードに切り換えた途端に音がしょぼくなるのだからぶち壊しである。

と言うことがバンド合宿の練習を始める前のセッティングの最中に判明したんだから、筆者的には「目論見が外れて真っ青状態」ってこと。
しかもである。今回、わざわざ合宿に持参した自分の3台のアンプのうちの1台(右チャネルに使っていたYAMAHA)が、このセッティング実験の真っ最中に突然、飛んじゃって、一番最初にもくろんでいた「擬似エリック・ジョンソンシステム(バッキングはステレオ)」が全く出来なくなってしまったのだ。
つまりつまり「更に真っ青」(-_-メ

しぃかぁしぃ。慌てず騒がず声にも出さずMLS-2の説明書を引っ張り出して5つのセッティングバリエーションを熟視すること数秒。はたと気が付いてMLS-2のモードスイッチを切り換え、それまでの「A/Bボックス状態」を「A/ABボックス状態」に変更し(これだとBCB-60上では一切、配線の変更は必要がない)さらに自宅から持参の3台のアンプをあっさりと諦めて全て脇に片付け、新たにスタジオ設備であるローランドJC-160(今はもう製造中止になっているJC-120の上位機種)に入れ替えて、問題は全て解決しちゃったのである。
つまり、こう言うことなのだ。
ギター →
PD-01 →
A
ZOOM 707II →
JC-120 Channel 1

MLS-2 A/AB Mode

A+B
ZOOM 707II →
JC-120 Channel 1
HL-01 → DD-6 →
JC-120 Channel 2

ギター →
PD-01 →
A
ZOOM 707II →
JC-120 Channel 1

MLS-2 A/AB Mode

A+B
ZOOM 707II →
JC-120 Channel 1
HL-01 → DD-6 →
JC-120 Channel 2

するとどうなるか? これが実に素晴らしいのである。Bチャネル側はHL-01で思いっ切り歪ませておけばよいのである。そこで太い高域とハイポジションでも延々と音が延びるフィードバックを得られるようにゲインを上げてしまう。更にDD-6で深めのタップド・ディレイ※を掛ける。このBチャネルだけの音を聴くと、やや歪みすぎで、しかも前述のように低域の厚みが足りないのだが、それは同時に鳴っているAチャネル側が見事に補うのである。
※タップド・ディレイ:BOSS DD-6は常時、タップド・ディレイ・モードにしておく。次の曲のテンポをタップで入力すればディレイ・レベルがかなり高くても演奏を邪魔しない

以上の結果、バッキングは全てAチャネルを使う。出力はJC-160の一方のチャネルに入れる(ローランドJC-120と160は2チャンネル)。その場合の音色チェンジは当然ZOOM 707II GUITARのフットスイッチで選ぶ。山中湖合宿で色々な曲を演奏した結果、基本的には軽い歪みの「CRUNCH」又はハードな音色の「DRIVE」(両方とも筆者が新たに作成したパッチ)の二種類だけで済むことを確認。
ソロになったらMLS-2を踏む。すると上記にBチャネルのサウンドが足される。Bチャネルの出力はJC-160の別のチャネルに入力されているから、一台のアンプでA+Bになるわけだ。
そして、そうやって得られるソロ=リード・サウンドはバンドのメンバー全員が「なに、その音!!」と感動するほど素晴らしいものであった。
非常に深いディストーションとディレイが掛かっているにも関わらず、バンドの演奏に埋もれずにちゃんとギターの音が前に出てくるのだ。
要するに前述のマイケル・トンプソンみたいなサウンドそのまんまだったのである(正確にはマイケル・トンプソンはフュージョン系だから大きく分ければ歪んでいてもクリーン系であり、筆者はロック系人間だから、そのサウンドはもっと遙かに歪み感が強いが、空間的な奥行感や音の伸びなどは同等。かなり音量を絞った状態でも自由自在にフィードバックが得られる点は勝っているかも)♪

但し、ギター・サウンドの探求【苦笑】には終わりと言うものが無いのは最初っから判っていることなので、BCB-60の内部配線は、機材さえあれば(そして勿論「やろう♪」と言うモチベーションがあれば)下図のようなことも出来るように細工がしてある。具体的には(BCB-60の写真を子細に見れば判るのだが)モノラル配線とは別にステレオ配線用のパッチケーブルを最初から仕込んであるのだ。だから、ちょちょいのちょいとパッチケーブルを繋ぎ換えるだけでステレオになるのである。つまり昔のシンセか電話交換機状態なのである。

ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
もしもここまで出来ればアマチュア・ギタリストとしては言うことはないだろう

蛇足 or Tips その1:先日の山中湖合宿に自分のアンプを持ち込んで判ったことは、このページで説明したようなシステムを使い、基本的な音色(歪みを含む)を全てエフェクターで作るには、我がMUSICMANのようなアンプは向かないと言うことである。MUSICMANは経年変化(具体的には真空管の劣化。取り替えれば直るが後述のようにその必要を感じない)もあるが、Gibson系のギターを繋ぐ限りは基本的にはハイゲイン・アンプである。だから完全なクリーントーンは出ない。こう言うアンプの場合、エフェクター側で歪ませると、ギターアンプ側の歪みも加わってエッジの効いた音が出ないのだ(音響工学的に言えば方形波状態あるいは飽和歪み状態)。
もっとどうしようもないのがMarshallなどの本格的なハイゲイン・アンプで、Marshallのどこをどうセッティングしてもチリチリした歪みは取れないからエフェクターと一緒に鳴らすと、それこそヘビメタにしか使えないってなことになる。

蛇足 or Tips その2:その点、ローランドJCシリーズはエフェクターとの相性がよい。もしもギターを直結させた場合は呆れるほどに日本的なキンキンキラキラのいかにもトランジスターという音しかしないJCシリーズだし、内蔵ディストーションは全く使い物にならないのだが、エフェクターと組み合わせるとなかなかに宜しいのである。
しかも、JC-120は日本中の(恐らく全ての)練習スタジオに最低数台は必ず置いてあると言うぐらいの超々々々ベストセラー&ロングセラーなので、これに合わせたセッティングをしておけば間違いがないというメリットがある。筆者がライブをやるようなライブハウスにも99%、置いてある。
しかも、このJCシリーズが超々々々ベストセラー&ロングセラーである最大の理由はその音質にあるのではなく「壊れない・経年変化が非常に少ない」からなのだ。これは、使う側から言えば「当たり外れが無く安心して使える」ことを意味する。
と言うのも(エレキを弾くベテランのギタリストなら誰でも知っていることだが)ローランドJCシリーズ以外の練習スタジオ常設のアンプは、それがどんなに有名な世界の一流品として定評のあるものであっても、確率70%ぐらいで少々調子がおかしいか劣化しているのが普通なのだ。
そう言う意味でエフェクターのセッティングをJC-120に合わせておくのは物凄く正解なのである。

蛇足 or Tips その3:そのJCは、しかし本当にトランジスター丸出しの何とも独特の音色である。JCの内蔵コーラスを掛けっぱなしにしてクリーンなサウンドでパワーコードをジャラ〜〜ンとやれば気持ちが良いのは確かだが、それ以外には使えない。
しかも、JCはJC以外の普通のギターアンプとはセッティングもちょいと異なる。
そもそも普通のギターアンプではトーンは全て10が基本=オーディオ・アンプとは全く設計が異なる=なのだが、JCシリーズはそうではないのだ。筆者の経験ではJCは以下のようにセッティングするのが基本となる。
  • インプット=Lo-gain ※1
  • ブライト・スイッチ=OFF(使えません)
  • ボリューム=適宜(普通はせいぜい「9時〜9時半」の筈)
  • ディストーション=OFF(使えません)
  • トレブル=8時30分〜45分で微調整 ※2
  • ミドル=12時前後
  • ベース=8時〜8時30分で微調整 ※3
  • コーラス=OFF(使いたければ話は別)
※1:筆者の経験では今どきの高出力ピックアップなギター(今はシングルコイルだって昔よりは遙かに高出力である)の場合(ましてエフェクターを噛ませる場合)はインプット端子は「Lo」がベスト。「Hi」に突っ込むとボリュームの調整幅が極小になって使いづらいのである。
※2:トレブル・コントロールはJC独特のキンキラキンの高域を押さえるために自分のギターの生音との関係で微調整すること。どっちにしろ、まともなサウンドを得たいなら9時より上げることは有り得ない筈
※3:JCは低域も独特で、ベース・コントロールを下げないと「妙なボン付き」が気になってしょうがない。これがあると「5、6弦を使ったミュート気味のタイトな5度刻み」なんて技が使えないのだ。だから、自分のギターの6弦5フレットぐらいを弾いてボン付きが最小になるようにベース・コントロールを調整すること。だからと言ってベースを0にするとまるっきりペナペナの音になるので要注意。

完全な蛇足【苦笑】:言うまでもないことだが、もしもJC-120を4台手配できればもっと完全なステレオ状態にも出来る。そう言う超馬鹿なことも一度ぐらいは、やってみたいものだと思う今日この頃。
但し、もしもそれをやるならデジタル・ディレイが後2個は必要だが(^^;;

ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
更にJC-120を4台にしたら馬鹿と言われることだろう(^^;;
しかしAdobe Photoshopで遊ぶ分には金は一円も掛からない♪

ちなみに、なんでBOSS DD-6が2台増えているかというと、これはいずれもステレオ入力→ステレオ出力の「ダブリング・ディレイ」にするため。ダブリング・ディレイとは「ディレイタイム≒30ms」「エフェクト量=10」「フィードバック=0」にした状態。これで2本のギターが同じフレーズを弾いているような厚みが出る。殆どのロック系CDで使われているテクニック(≒トリック)そのものである(CDなら同じ人間が二度弾いてもいいのだが)。同じ事はZOOM 707II GUITARでも出来るがディジタル・ディレイの品質が大したものではないのでいかにもエフェクターっぽいリンギング歪みを伴ったサウンドになっちゃうのである。もっと理想を追求するなら右上のDD-6の前にステレオ入力&ステレオ出力のデジタル・コーラス(など)を噛ませれば更に完璧。
と言うわけで、これで「プロ・ギタリストがなんでストンプボックスとラック・エフェクターを両方使うか」が判るわけだ。彼等の場合は予算無制限だからダブリングなどをするためのディレイやコーラスは全てラック式の超高級品を使うわけである
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