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2005.01.01[土]
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Gibson SG Special - DoromPATIO
■ dpGuitarSystem2 その1
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
デジタルマルチからストンプボックス・オンリーへ
君子豹変す♪
但し、まだ計画段階【爆】

2004年は散々ぱらエフェクターボードに凝ってみた色々買ってみた組合せをいじってみた配線を変えてみたステレオにしてみたワイアレスにしてみた。そして、結論としてフロアタイプのデジタル・マルチ・エフェクターはやっぱり駄目だという結論に達した。安物のワイアレスも駄目。このアホらしい顛末はこちらに詳しい。

それはさて置き。とにかく、去年のお遊びはあっさりさっぱりすっきり忘れて、イチから筆者のギターサウンドを再構築することに決めたのであーる【爆】。その要素は実は非常に単純。と言うのは、そもそも、筆者の必要とするサウンドバリエーションは実はそんなに多くないからである。
改めて整理して箇条書きにするとざっと以下のようになる。
  1. オーバードライブ系:ハードロック系の曲のリフ&バッキング
  2. オーバードライブ系:ソロ用サウンド(ブーストアップ)
  3. コーラス系:ダブリングに近い軽いコーラス。常時掛けっぱなしでも良いぐらいの感じのもの。応用範囲広し
  4. コーラス系:重奏感あるいは12弦ギターっぽい、いかにもコーラスを掛けていますよぉ〜♪と言うサウンド
  5. クリーン系:シャッキリすっきりしている(が、ちゃんと厚みもある)カッティング用のサウンド(良質のコンプレッサー必須)
  6. クリーン系:ソロ用サウンド(ブーストアップ=昨今流行のいわゆるクリーン・ブースト)ソロの時だけオーバードライブなら「2.」で良いが、クリーンのままゲインアップするなら別途設定が必要
  7. 上記全てに上質のステレオ・デジタル・ディレイの付加

昔(大学時代)は、LED ZEPPELINの「Dazed and Confused」をフルコピーするためだけに、わざわざ本物のCryBabyとビオラ用の弓(アルコ)と松ヤニまで買った筆者だが【爆】、それ以外の曲でワウワウを使う事はない。もしも「Hotel California」のジョー・ウォルシュのソロをフルコピーするならMXRのフェイザーが必要だろうし、ジミヘンをやるならフランジャーも要るだろうが、それらの曲を演奏する予定はない。BBAの「Superstition(ライブ版)」のためにトーキング・ボックスを自作した事もあるが【爆】、そこまでしなくても感じは出せる。

要するに音の良し悪し以前に、フロアタイプのデジタル・マルチに内蔵された何10種類というモジュールの数%しか使わないのだから、だったら、筆者が本当に使うエフェクターについて、それぞれ、定評のある(だから、価格もそれなりの)良質のストンプ・ボックスを購入した方が結果=サウンドが良いに決まっているという理屈である。

そこでまずは手持ちのストンプ・ボックスの組合せだけで何が出来るかを考える。これなら追加投資は掛からない。
まず下図の組合せはCAJ MLS-2(ラインセレクター)を踏むとクリーンブースト+デジタルディレイとなる組合せ。この場合、右下のPD-01はオーバードライブのセッティングとなる。つまりゲイン≒10となる(PD-01はゲインが10近くで急に歪むがそれ以下だと明らかに歪みが足りない)。このセッティングの欠点は出力がステレオにならない事である。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
予算:0円

下図はもっと単純なレイアウト。ラインセレクターはチューナーのON/OFFにしか使わない。出力はステレオ。年末のセッションでPD-01=1台とDD-6だけでスタジオに行ったら思ったよりも結果は良かった。だから右側のPD-01をゲイン=10とし、左側のPD-01をクリーン・ブーストとすればバッキングとソロの切り換えもバッチリという事になる。
但し例によってギターアンプがJC-120だとすると、このセッティングではクリーンやクランチ・サウンドが必要な曲では、その都度、一方のPD-01のセッティングを変える必要が生じる。つまり「プリセット」と言う概念は使えないという事である。これはライブなどを考えると非常に不便であるのは言うまでもない。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
予算:0円

となると、上の組合せの前に一種のプリアンプ代わりのストンプ・ボックスが必要になるわけだ(これがクリーン系の基本の音色を作る)。ついでに言えば、バッファー機能があればなお良い。複数(多数)のストンプ・ボックスを直列に繋ぐ場合はバッファーを噛ませてローインピーダンス化してノイズとゲイン落ちを避けるのは常識だからである。

勿論、単体のコーラスも必須である。ディレイとコーラスは目指す効果が違うからである。そして良質のコンプレッサーも、いずれは必要になる。以上をインターネットなどで色々と調べた結果、下記の機器が良さそうである=つまり必要であるという結論に達した。
Xotic RC Booster バッファーアンプ。及び基本の音色を構築
Keeley Compressor 超高価なコンプレッサー
Carl Martin Chorus X II 2種類のコーラスを切り換え → ステレオ出力

XoticのRCブースターは前から気になっているブースターで、音はこちらで聴けるが、機能としては正に筆者の求めるものである。このRCブースターのゲインとトーン(トレブル&ベース)を微調整して、エレキの生音として最も上質な状態(ギターのボリュームがフルなら軽いクランチ気味、少し絞れば完全なクリーン。しかしちゃんと厚みのある音)にすれば良い。例えて言えば、JC-120から、中音量でも昔のFender Twin Reverveのボリューム7〜8ぐらいの雰囲気のサウンドが出ればよいわけだ。

コーラスについては、質だけにこだわれば「t.c.electronic」の「Stereo Chorus flanger(エリック・ジョンソン御用達で有名)」しかないのだが、新品は41,790円(税込。イケベ楽器調べ)もする。そこで色々調べたら見つかったのが「Carl Martin」の「Chorus X II」。これの良い点は二種類のセッティングが出来る事。ちゃんとステレオアウト。しかも「Stereo Chorus flanger」より1万円以上安価。まだ試奏していないがBOSSのように音が軽くなったり細くなったりはしそうにない雰囲気が◎。

どうせ揃えるならコンプレッサーもとなると、インターネットなどの評判ではKeeleyのCompressorがベストらしい。但し高い。サイトで試聴出来るが確かに良い音。目茶苦茶自然。掛けっぱなしでも良い感じ。つまりRCブースターと両方で最良のクリーン・サウンドが実現出来そうな雰囲気。

当然、本来ならPD-01に取って代わるオーバードライブなりブースターなりを新規導入するという選択肢もあり得るが、しかし、これについては取り敢えず考えない事とする。何故ならば、以上述べた三つの新規導入機器だけで下記のような価格になるのだ。幾らなんでも、ここは多少の節操を発揮しなければいけない【爆】。
Xotic RC Booster
23,520円(税込)
イケベ楽器調べ
Keeley Compressor
39,900円(税込)
イケベ楽器調べ
Carl Martin CHORUS X II
26,565円(税込)
イケベ楽器調べ
総額
89,985円(税込)

以上を踏まえて一度に上の三つだけでも全部揃えるには少々ご予算的に問題があるので段階的に揃えるとどうなるかをシミュレートしたのが下図【爆】。どっちにしろ、Adobe Photoshopで遊ぶだけならお金は掛からない【苦笑】。
取り敢えずRCブースターだけの場合
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
予算:23,520円
話の順序としてはこれが先なのが一番妥当のようである
取り敢えずCHORUS X IIだけの場合
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
予算:26,565円
ステレオコーラス+ステレオディレイは
弾いている本人が一番、気持ちが良い♪
RCブースターとCHORUS X IIの場合
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
予算:50,085円
これが堅実なる第二段階であろう、多分
一式揃えちゃった場合
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
予算:89,985円
こうなれば、とりあえずライブに臨んでも大丈夫♪

実際の使い分けは次のようになる。この使い方ならややこしいループ・スイッチを噛ませる必要はないはずである。但し全てが直列だからノイズの問題が起きる可能性はある。その場合はコーラスの前にノイズゲートを噛ませる必要が生じるだろう。ノイズゲートは本当は一番最後に噛ませるものだが、上の組合せはステレオ接続だから、そうなるとノイズゲートも2台必要になる。それは先の話と言う事(そもそも、そう言う用途なら本来はラックタイプの本格的なノイズゲートになってしまうが、これは予算的に論外だし)。
エフェクター
クリーン
オーバードライブ
バッキング
&カッティング
ソロ
バッキング
&リフ
ソロ
RC Booster
常時ON
Keeley Comp
off
PD-01 OD
off
常時ON
PD-01 C-Boost
off
off
Chorus X II Thin
常時ON
Deep
曲によって
off
off
DD-6
常時ON

なお、このプランの欠点はクランチ系のセッティング=判りやすく言えばクリーンとオーバードライブの中間=がない事である。これをプリセットで実現するにはもう一台、オーバードライブが必要になってしまう。それを避けるには別の方法が考えられる。

別案のその1としてはCarl MartinのHot Drive'n Boost Mk3を使う。PD-01の1台は使わない。使う方のPD-01をクランチにセットする。Hot Drive'n Boost Mk3には独立したBoostスイッチ(最大20dB)が付いているので、クリーンでもクランチでもオーバードライブでも、これを踏めばソロにばっちしとなる。また、Hot Drive'n Boost Mk3には何故かClean Outと言う出力があるので、ここにチューナーを繋げばラインセレクター(バイパススイッチ)が要らなくなる。
Carl Martin Hot Dive'n Boost Mk3
22,260円(税込)
イケベ楽器調べ
別案その1
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
予算:111,185円
これが一番スマートだと思う

この組合せだと主たるものとして下記のプリセットがフットスイッチを踏むだけで選べる事になる(ややこしくなるのでコーラスとディレイは省略)。
  1. RCブースターのみ(クリーン&ファット)
  2. RC+Keeley(クリーン&コンプ)
  3. RC+PD-01(クランチ)
  4. RC+Keeley+PD-01(クランチ系ソロその1)
  5. RC+Keeley+HDB Boost(クランチ系ソロその2)
  6. RC+Keeley+HDB HG(クランチ系ソロその3)
  7. RC+HDB HG(オーバードライブ系バッキング&リフ)
  8. RC+HDB HG&Boost(オーバードライブ系ソロその1)
  9. RC+Keekey+HDB HG&Boost(オーバードライブ系ソロその2)
いずれの場合でも、バッキングからソロ、ソロからバッキングで踏むスイッチは1個だからスイッチング・システムは不要の筈である(ソロの時はコーラスをオフにするとか言うとややこしくなるが、今はそこまでは考えない考えたくない)。

別案その2はCarl Martinの最新製品のPlexiTonを使う方法。PlexiToneはクランチとハイゲインとブーストが使えるので、つまり1台で3台分の機能があるのだ。実際にはPlexiToneだけで下記の6通りの組合せが使える。
  1. オールバイパス
  2. クランチ
  3. クランチ+ブースト
  4. ハイゲイン
  5. ハイゲイン+ブースト
  6. ブーストのみ
Carl Martin PlexiTone
29,800円(税込)
ToneBlue調べ
別案その2
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
予算:119,785円
PD-01が完全に無駄になるのは惜しいような気もする

と言うわけで予算度外視ならPlexiToneは便利なのだがHot Drive'n Boost Mk3のようなクリーン・アウトがないのでチューナーが繋げないのはスマートじゃない。しかも手持ちのPD-01は2台とも用が無くなる。これはもったいない。

そこで、さらに別案その3としては、Hot Drive'n Boost Mk3を使う組合せでPD-01を2台とも繋いじゃうと言う方法もあり得る。こうするとフルゲインのオーバードライブについてHot Drive'n Boost Mk3とPD-01を使い分けられることになる。但し、オーバードライブが3台直列(機器全部だと7台直列)になるので、ゲイン落ちやノイズの心配があるのも事実ではある(下図参照)。となれば、いよいよノイズ・サプレッサー(下図で言うと「Hot Drive'n Boost Mk3」と「Chorus X II」の間)は必須だろう。あるいは何らかのループ・システムを噛ませる必要が生じるかもしれない。
別案その3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
予算:111,185円

たぁだぁしぃ〜。以上の考察は現時点では全て机上の空論である。何故ならば、新規導入予定のストンプ・ボックスについて、自分のギター(GM8R(GLD) Chinchilla)と(一番使う機会の多い)ローランドJC-120に繋いでサウンド・チェックをしていないからであーる。

それと。このページの図で「Xotic RC Booster」が右上に離れてレイアウトされているのにはちゃんと意味がある。
足元にエフェクターを並べた場合、通常はギターからのシールドはそこに繋ぐ。と言う事はギターのシールドが筆者より前に回っているという事で、これはケーブル捌き上は非常に宜しくない。なので、RCブースターについては(少なくともライブステージでは)ギターアンプ側にセットして、ギターからのシールドが筆者より後ろに回るようにするためである。つまりRCブースターだけはエフェクター・ボードには組み込まないわけである。

ところで。新年早々、笑っちゃうような新製品情報を知った。なんじゃこりゃとしか言いようのない、クラプトン・マニア以外には用のない(あるいみ)今風(?)のストンプ・ボックスである。要するに、7種類のタイプを選べば「Sunshine of Your Loveのウーマントーンとワウワウ」や「Badgeのロータリーサウンド」が一発で出せるというわけ。昔の我々は(いや、まともなら普通は今でもだが)原曲を聴き情報を集めて使っているギターの銘柄、ピックアップ、弾き方、アンプ、エフェクターを調べ調整してコピーして似せてと言う手順を踏んだわけだが、今どきのデジタル機器ならシミュレーションでドンズバ似せちゃおうというわけである【爆】。このついでにLINE6のデジタル・モデリング・ギター(つまみを回せば世界の名器の年代別のサウンドが出ちゃうと言う超今風製品)を組み合わせればもう完璧?
いや、絶対にそうはならないのがギターの良いところなのだ。最良のエフェクターは指先なんだから【笑】。
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