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2007.05.08[火]
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Gibson SG Special - DoromPATIO
■ dpGuitarSystem2 その16:考察(続)
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
結局、これが一番、合理的・合目的的のようだなぁ〜。。。

どーせ組み替えるなら、もうちょっと考察してみよう……と言うことで、あれこれ考えてみたが、結論から言うと二通りしかない。ひとつは単純素朴一般的な方法論に従ってチューナーを含む8個のエフェクターを一枚のボードに載せてしまうこと。操作性には問題がない。ケーブルの引き回しも最低限で済む。これに対して、欠点の第一は出来上がりが重く大きく持ち運びが大変なこと。また、ステレオ接続の空間系はライブハウスなどでは殆ど無駄であること。

もうひとつは思い付きで始めた「セパレート方式」である。これには順列組合せがあり、それぞれにメリット・デメリットがあるからややこしい。これまでの種々の考察と試行錯誤から次のことが判っている。
2007年2月バージョン
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
やっぱケーブルの引き回しが長すぎる

  • ギターアンプ側と足元にボードを分ける
  • 基本系:EBS MultiComp、Xotic RC-Booster、KORG DT-7
  • オーバードライブ系:Xotic AC-Booster、ZOOM PD-01 PowerDrive
  • 空間系:BOSS CH-1 SuperCHORUS、BOSS DD-6 Digital Delay
「基本系 → オーバードライブ系 → 空間系の三分割(ボードとしては2分割)」は実際に組んでみたしスタジオで音出しチェックをしてワイアレスをやめにして、更に新バンドで使ってみたがイマイチであった。実証結果は下記の如し。
  • 思った以上にセッティングが面倒
  • ケーブルの引き回しが長すぎるので、やはりゲイン落ちがある(ゲイン落ちをセッティングでカバーしきれない)
  • どちらかのボードだけでは成立しない(荷物を減らす場合にオーバードライブ系だけだとチューナーが無いし、現場にJC-120しか無かったら真っ青)
  • 一式を持ち運ぶには重い
  • いつものアタッシェケースに両方を詰め込めない
2007年3月バージョン
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
構想=作図のみ

ゲイン落ち対策にPD-01をもう一台、噛ませた状態。それ以外の欠点は何も変わらないので考察のみで却下。
2007年4月バージョン
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
これまた構想=作図のみ

欠点を減らし、分割の仕方を変えたバージョン。要するに3分割を諦めて2分割とし空間系だけを分けたもの。ハードロックを演るときには基本系(EBS MultiCompとXotic RC-Booster)は無い方がよいのでラインセレクターで切り離せるようにしてある。空間系は音響的に意味のあるときだけ接続。給電はメインボードから。だったらメインボード上のPD-01の一台は無駄であることに作図し終わってから気が付いた。ラインセレクターも無くて構わない。要するにイマイチである。
3月バージョンと4月バージョンは似ているのだが、実は考え方がまるで違う。3月バージョンまでは下記の大前提があったのである。
  • ギターからのシールドはギターアンプ側に伸ばす。つまり、EBS MultiCompとXotic RC-Boosterはギターアンプ側にセットする
  • BOSS DD-6 Digital Delayは常時ONを前提とする(実際にはBOSS CH-1 SuperCHORUSも常時ON)
この場合、本当はBOSS CH-1 SuperCHORUSは適宜ON/OFFしたいのだが、CH-1をフットボード(足元のボード)にセットすると、そこからDD-6にはステレオ接続だから2本のケーブルをリターンさせなければならない。つまり配線は更にややこしくなる。
これに対して4月バージョンでは主たるエフェクター=一式は足元にセットし(つまりギターからのシールドを後ろに出すのは諦めて)空間系は使わない前提だが使うなら同じく足元に置くと言う方式。つまり同じセパレートでも空間系とそれ以外を分けただけのことであり、全てのエフェクターは足元にセットするというノーマルなパターンである。このオーソドックスな方式は配線の引き回しが短くて済むという大きなメリットがある。
ここでいわゆる「空間系(具体的にはコーラスとデジタルディレイ)」について考察すると、実は絶対に無ければならないものではないという結論が導き出される。何故ならば……
  • (以前からたびたび書いている通り)ライブハウスなどの音響条件ではディレイ音は(実は)殆ど聴こえない
  • はっきり聴こえるほどにディレイ音を大きくすれば不自然である(特にコード・カッティング時などにはまるっきりの邪魔)
  • 理想的なステレオ配線は現場では100%無理
  • コーラスサウンドはあった方が良いが、だからと言って、無くて絶対に困るものではない
つまり。いわゆるひとつの「マイケル・シェンカー状態」つまり筆者だけ気持ちが良い状態すら実現できないのであれば、どうせ「客席では聴こえない(判らない)」のだから(実に悲しいことではあるが)空間系はあっても無くても大勢に影響はないと言うことになるのだ【涙】。
なお「勝手に自分だけマイケル・シェンカー状態」は練習スタジオが充分に広く、ギターアンプが2台あれば可能ではあるから、その時だけで満足すればよい?

かくして極めて現実的なdpGuitarSystem2はこうなるわけである(この頁の冒頭の画像と同じ)。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
基本的には手前だけを使う前提

とにかく、大抵の場合は空間系はスッパリと諦めるのである【涙】。だが、このメインボードで(空間系以外の)筆者が必要とするサウンド・バリエーションは全て自由自在に得られることになるから練習スタジオでもライブハウスの本番でも実用上は何の問題もないのだ。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
クリーン → クランチ → オーバードライブ → ブーストアップ
そしてチューニング&MUTEの全てがOK♪

各機器のON/OFFやセッティングは以下のようになる。
  • 原則としてEBS MultiCompとXotic RC-Boosterは常時ON
  • この状態でギター側のボリュームがフルテンならクランチ、少し絞ればコードカッティングに最適なクリーン・トーンになるようにセッティングする
  • バラードやジャズなど、柄にもなく静かな曲を演奏する場合はEBS MultiCompだけをONにする。そうすれば完全なクリーン・トーンになる(ようにセッティングしておく)
  • この状態でXotic AC-BoosterをONにすればオーバードライブ系のソロ用サウンドになる
  • ZOOM PD-01 PowerDriveの方を踏めばクリーン系(クランチ系)のソロ用サウンドになる
  • ハードロックを演るときはEBS MultiCompとXotic RC-BoosterをOFFにして、Xotic AC-BoosterだけをON。これでリフ&バッキング用になる
  • 何でEBS MultiCompとXotic RC-BoosterをOFFにするかと言えば、その方がストレートなロック向きのサウンドになる(筈)だからである
  • ハードロックでソロを取るときはXotic AC-Boosterに加えてZOOM PD-01 PowerDriveをONにしてブーストアップする
  • KORG DT-7にはMUTEをON/OFFするラッチスイッチ用のジャックがあるのだが、そのためだけにMLS-2を繋ぐのはアホらしいので、前にやったのと同じようにMUTEスイッチを足で操作できる加工をする予定
  • 同じく、MLS-2をA⇔B切り替えモードにして通常はDT-7を直列接続から外しておくことも出来るが、これも却下。ボードの上はなるべくシンプルな方が良いからである
  • 但し、スペース的に置けそうならMLS-2を噛ます可能性はゼロではない。この辺りは実際に現物を並べての試行錯誤が必要であることは言うまでもない

もう一方の、滅多に使う機会がないことになったが、一応は使える状態にしておかないと折角購入したのにデッドストックになっちゃうのは余りにも悲しいから組み上げる「空間系ボード」には前から余っているもう一台のZOOM PD-01 PowerDriveも以下の理由から組み込むこととする。
  • BOSS CH-1 SuperCHORUSとBOSS DD-6 Digital Delayはトゥルーバイパスではない(つまり接続しただけでOFFでもゲイン落ちがあると言うこと)
  • どうせ接続するならステレオ接続が大前提だが、ラインセレクター=MLS-2はモノラル接続にしか対応できないからループを組んで使わないときにバイパスさせることは出来ない(ステレオ接続を一発で切り替える安価なループスイッチは市販品には存在しない)
  • CH-1もDD-6もONにすると音が軽くなる(クリアになるとも表現できるが英語的に「Thin=サウンドが薄く」なる)
  • 以上を解決するために前段にPD-01を噛ませて「ゲイン=ゼロ、トレブル&ベース=フラットまたはトレブルを少し絞ってベースを気持ち上げる、ボリューム=適宜(ゲイン落ちとThinな状態をカバーするだけアップ)」とする
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
空間系+ゲイン落ち対策

この「空間系ボード」を使う場合はメインのボードの左横に置き、パッチケーブルで接続する。これならBOSS CH-1 SuperCHORUSのON/OFFが足元で可能になるしケーブルによるロスも最小で済む。電源供給はメインボードから行う。なので配線は簡単。但し(しつこいが)あくまでギターアンプを2台使うステレオ接続が前提。だから実用性に欠けると言うわけである【涙】。

なお、殆ど使う機会のない(ことに成り下がってしまった筈の)この「空間系ボード」であるが、もしも実際に使うなら、本当はZOOM PD-01 PowerDriveとBOSS CH-1 SuperCHORUSの間にノイズゲートを噛ませるべきであろうと思われる。さもないと「シー」とか「サー」とか、全部で8台のストンプボックス(とチューナー)から発生するそれなりの(不可避的な、主としてヒス系の)ノイズの発生は避けられないからである。

かくして、ここ数ヶ月の試行錯誤が、やっとこさ完了。これで組み上げよう。でもでもでも。まずはその前に、またしても今までの両面テープを全部引っ剥がさなければいけない。これがとんでもなく面倒な作業なのである。その代わり、硬質発泡ポリウレタン系のボードは両面テープを綺麗に剥がせば、そのまま流用できる。後は「いつ作業するか?」だけである。
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