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2007.06.06[水]
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Gibson SG Special - DoromPATIO
■ dpGuitarSystem2 その22
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
dpGuitarSystem2 Ver. 7.2

完成したdpGuitarSystem2 Ver. 7.1をじっくり眺めること暫し。イマイチしっくり来ない。また、カスタムメイドのループ・ボックスについて某工房にメールで問い合わせた結果はなかなかに悩ましい。筆者が想定した極小サイズは未対応。価格はどう考えても3万円を軽く超える。理想型にならないものをオーダーしても仕方がない。じゃ、やめよう【きっぱり】。

そこで、何故に「しっくり来ないのか?」について考察した結果、Xotic AC-BoosterとEBS MultiCompを左右、入れ替えれば一番合理的な並べ方となり「しっくり来る」と言う結論を得た♪
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
手前左の三つしか演奏中はON/OFFしない

要するに……
  • Xotic RC-Boosterは常時ONと決める(クリーン/クランチの基本サウンドを作る。及び、トゥルーバイパスではないBOSS CH-1 SuperCHORUSのOFF時のゲイン落ち補正)
  • Xotic AC-Boosterはハードロック用のオーバードライブとして必要なときにON
  • ループ・ボックスはあくまで手持ちのMLS-2を使う
    ※ちなみに、このMLS-2は非常に高性能であり「フットスイッチを踏んだときのノイズ皆無」「ゲインロス、音質劣化皆無」であることを保証する
  • ソロはMLS-2を踏めば良いと決める(=大前提)
  • EBS MultiCompとBOSS DD-6 Digital DelayをMLS-2のループに組み込み、リード専用セッティングとする
  • KORG DT-7も同じループに入れる
    ※前ページに書いたとおり、KORG DT-7とEBS MultiCompとBOSS DD-6 Digital DelayはトゥルーバイパスではないのでMLS-2のループに入れることによって、その問題を回避できる
  • BOSS CH-1 SuperCHORUSは適宜、単独でON/OFFする
    ※CH-1もトゥルーバイパスではないが、その問題は前述の通り、Xotic RC-Boosterの調整で解決
  • であるから、演奏中にON/OFFをするのは下記の三つだけである
    (1) Xotic AC-Booster(クリーン/クランチ ⇔ ハードロック)
    (2) MLS-2(バッキング ⇔ ソロ)
    (3) BOSS CH-1 SuperCHORUS(ノーマル ⇔ コーラス)
  • であるから、この三つを隣接して並べる

これならライブなどでも混乱無く即座に必要な音色を選べるし切り替えられる。細かいことを言えば「気分はエリック・ジョンソン」をやるならバッキングのコーラス・サウンドはステレオでディレイが足されている必要があるが、それをやるにはディレイが2台必要だから諦める。さらに、コーラス・サウンドとリード・トーンの一発切替は思った通りのループ・ボックスが無いので(あるにはあるのだが高いのだ。筆者の調べた限り市販品だと実売で25,000円〜35,000円)すっぱりと諦める。ライブなどでタイミング的に間に合わない場合は、取り敢えずはコーラスを掛けたままソロに入ればよいだけのことである(観客席では殆どわかりはしないのであーる)。なお、勿論、そうは言ってもタップダンスでどうにかする場合も有り得るのでMLS-2とBOSS CH-1 SuperCHORUSは隣り合わせで並べてあるわけである。

とまぁ言うわけで、Ver. 7.1を7.2に改良する作業開始。そのついでに7.1では配線のまとめが筆者らしくなかったので、その辺も全面的に改善。こう言うことは気分だけの問題なのだが、それこそが重要なのであるのであるのである。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
立ち位置目線。拡大写真はこちら
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
凸凹配置が減ったので、すっきり
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
状況が許せばBOSS CH-1 SuperCHORUSからステレオ配線が可能
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
配線のゴチャゴチャを解消
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
KORG DT-7のスイッチをテープで封印(誤動作防止)
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
ピック・ホルダーの位置を変更

蛇足 or 余談:書くまでもないからこれまで触れていないこと、何度も書いているが現時点で整理・再考したこと、経験則に基づく個人的見解などをランダムに書いておこう。
  • ボード上の機材のレイアウト(並べる順番と配置)に絶対的な法則はないと思うが、スルー・ボックス(ジャンクション・ボックス)を使わない限りは最初に接続するエフェクターの入力端子と最後に接続するエフェクターの出力端子が、それぞれボードの端に来るようにしないとケーブルの接続がややこしくなる点には留意しなければいけない。踏みやすい(操作しやすい)レイアウトと上記がどうしても矛盾する場合はスルー・ボックスを使うしかないだろう
  • プロの足元を見るとボリュームペダルをセットしている場合が多い。セッション系のギタリストは100%と言って良い。これはバンドの中でのサウンド・バランスの観点からボリュームペダルが必須のアイテムだからであろう。そう言う意味では筆者もボリュームペダルは欲しいとは思うのだが「良いものは安くない・良いものは大きい・良いものは重い」のである。また、筆者が演奏する程度のライブではステージ上のサウンドバランス(≒「返し」の状態)が大して宜しくないのでボリュームペダルで微妙な調整をするまでもないので必然性が希薄でもある【爆】
    dpGuitarSystem2 Ver. 7.2においては、トータルの音量の増減はXotic RC-Boosterのボリュームの微調整で済むようになっているのが◎。但し本番中なら一瞬のしゃがみ込みが必要ではある
  • ボリュームペダルと似た様な意味でのクリーンブーストは大きく分ければ(分けなくても)今の流行りなのだが、色々と実験してみた結果は微妙ぉ〜である
  • 何が微妙かと言えば、ソロに切り替えるときの純粋なクリーンブーストは必ずしもベストな方法ではないと言うこと。全く音質(トーン)を変えずに音量だけ上がるのが最上・最良だと言う意見が多いようだが、筆者的には必ずしもそうとは思えないからである。何故ならば、ソロ(リード)用のサウンドには「前に出る音量」と同時に「サステイン(音の伸び)」こそが重要だと思うのだが、クリーンブーストは直接はサステインとは関係がないからである。勿論、もしも、エフェクター一式のあとに上質の真空管式ギターアンプが繋がっているのなら、クリーンブースト=ギターアンプのナチュラルオーバードライブ=真空管の飽和歪みによるサステインの増加と言うことになるが、現実の環境ではギターアンプの90%はJC-120なのだから、そうは問屋が卸さないし、真空管式のギターアンプでも、エフェクターの接続を前提にクリーンなサウンドにセッティングしてある場合は、やはり充分なサステインは得られない。なお、これを避けるためにクリーンブースト用のエフェクターの後段にオーバードライブ/ディストーション系のエフェクターを繋いでも駄目である。この接続順ではオーバードライブ/ディストーション系のエフェクターが入力段で飽和してしまうので思ったようには音量が上がらないからである(実験済み。勿論、結果としてクリーンブーストにもならない)
  • 本当に指先にエフェクターが内蔵されちゃっているとしか言いようのない名手なら話は別だが、そのレベルから遙かに遠い一般的ギタリストとしては、自分の思ったとおりのサウンドをどこでも再現しようとするならばギターとエフェクターの他に使い慣れた(あるいは出音を把握している)ギターアンプを持ち込むしかない。ステレオに拘るならギターアンプは2台になる。しかし、実はそれでも問題は解決しない。何故か?
  • 筆者は実際に、あるライブに「ギター=2台、エフェクター=一式、そしてギターアンプ=3台!!(バッキング用のステレオ接続に2台と、ソロ用に1台)一式」を持ち込んだことがある。ところが、限られたセッティング時間では思ったサウンドにはならないのである。これは結果としては当たり前の話なのであって、持ち込んだ一式のサウンドを本気で追い込むつもりなら、それだけで数時間は掛かるわけだが、複数のバンドが出演するアマチュアのライブ・イベントで(筆者だけに)そんな時間が取れる筈がないのだ。しかも、沢山の機材を持ち込むとセッティングに余計に時間が掛かる。3台のギターアンプの置き場所、3台のギターアンプそれぞれの音量などのセッティング、エフェクターとのバランス等々、機材が多ければパラメータ(変数=調整項目)は無限に増える。しかも、ライブハウスの音響条件は千差万別だし、返し(フォールバック・モニター)もロクなもんじゃないからサウンド全体の把握はいよいよ訳が判らなくなる。しかも客席側に筆者と同じ感性のサウンド・チェック専門の担当者が居るわけでもない。その結果、筆者(のバンド)に割り当てられた、セッティングのための非常に限られた時間では、結局はロクなサウンドにはならないのである
  • であれば、逆にギターとシンプルなエフェクターボードだけを持ち込んで、現場のギターアンプを使って音作りを短時間に組み上げる方が遙かに現実的なのである。つまり複雑・大袈裟なシステムを一式持ち込むのはかえって問題をややこしくするだけなのである【きっぱり】
  • そう言う観点からもエフェクターはアナログ系のストンプボックスの方が宜しい。何故なら操作が直感的だからである。デジタル・マルチでサウンドを作り込んでいる場合、個々の設定の呼び出しは一発で出来るが、呼び出されたそれぞれのサウンド(・セッティング)が現場(ライブハウスなど)と合わない場合には、その設定の変更はリハーサル中ですら(時間が掛かるので事実上は)不可能である(さもなくばリハーサルが中断してしまう)。これがストンプボックスなら一瞬しゃがみ込めば(慣れていれば)本番中でも(必要な調整が簡単に)出来てしまうのである。この違いは余りにも大きい
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