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2006.09.22[金]
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DoromPATIO
■ ZOOM 707II GUITAR - 4 -
2006.11.15[水]追記 / 2009.01.12[月]追記
ZOOM - エフェクター - DoromPATIO
新旧取り混ぜ「シンプル・イズ・ザ・ベスト」になったかも

2002年に久々(25年ぶり!!)に組んだ自分のバンドの関係で同じく久々にギターサウンドに凝ってみた(「dpGuitar System」と「dpGuitarSystem2」を参照)のだが、2004年〜2005年は2005年連合三田会大会なんてもので忙殺されてそれどころじゃなくなりバンドはいつのまにか消滅しギターからも遠ざかっていた(毎年暮れの某私大同期ライブなんてものの関係でベースは弾く)のだが、ここへ来て、また別のバンドを組んでギターを弾くことになった。そうなるとギターサウンドをどうにかしなければいけない。別掲のシステム=dpGuitarSystem2では色々と問題があるからである。

さて、ここで話を振り出しに戻して、これまでの経緯=筆者の馬鹿みたいな試行錯誤(「趣味は無駄の追求」とも言う【爆】)=を考察すると、下記のようなことになる【苦笑】。
  • ZOOM 707II GUITAR単体の場合:価格(購入当時で「10,000円強!!」しかしない!!)を考えれば充分すぎるほどのサウンドが出せるのだが、デジタルマルチ特有の問題(レイテンシーあるいは価格故の若干のしょぼさ)からバンドサウンドに埋没してギターサウンドが前に出てきにくい
  • ZOOM 707II GUITAR + ZOOM PD-01:悪くはないがPD-01は本質的に「非常に美味しいところが狭いオーバードライブ」に過ぎないので根本的な解決にはならない
  • dpGuitar System:凝れば凝るほど無間地獄に陥る【爆】。どんどん重くなる。どんどん大袈裟になる。しまいには「Eric Johnsonのようなこと」になる(かも知れない)。いずれにせよ運ぶのは大変だし金は掛かるわ手間も掛かるわ……やってらんない。そこまで凝るならギターアンプも持ち込まなければ完結しないってことにもなるが余りにも非現実的【笑】
  • dpGuitarSystem2:シンプル・イズ・ベストなのは良いが理想を求めると結局は無間地獄であることに変わりはない【爆】。複数のストンプボックスを気持ちよく使うためには結局はスイッチング・システムが必須となるからである

では、どうするか?


筆者がギターを弾く場合の必要十分条件をもう一度整理するとこうなる。
  • ギターと一緒に電車で持ち運べる範囲のサイズと重量(最近はクルマ生活が復活したのではあるがバンドの練習後は100%飲み会になるので電車で運べるに越したことはない。筆者は家では一滴も飲まないが外では幾らでも飲むのだ)
  • 最低限、次の5種類のギターサウンドが一発で呼び出せること
    1. クリーン+ディレイ&リバーブ
    2. クリーン+コーラス+ディレイ&リバーブ
    3. クランチ
    4. オーバードライブ(リフ&バッキング)
    5. リード(オーバードライブ〜ディストーション)+ディレイ
  • バンドサウンドに埋没しないアタック感のあるトーンであること
  • 現場(練習スタジオ or ライブハウス)でのセッティングが楽な配線システムを有すること
  • 状況が許すならステレオ接続が出来ること
  • 追加投資が最低限で済むこと

この条件を踏まえると選択肢は限られてくる。前述のように今までの試行錯誤は帯に短し襷に長しだったり大袈裟すぎたりスイッチングに難点があったり、あるいはトーンがイマイチだったりしたのである。


もう一点。ZOOM 707II GUITARは既に充分に古い機種であり、ZOOMの最新型(ZOOM 707II GUITARの直接の後継機)は「ZOOM G2.1u」に進化している。しかし筆者的には、このZOOM G2.1uには何の魅力も感じない。その理由は下記の通り。
  • 丸っこい形状とクローム系のアクセントのデザインがまるで趣味じゃない(仮にどんなに性能が良くてもデザインが気に入らないものを使うってことは筆者的には許せない行為である)
  • バイパス時の踏みにくさは見ただけで分かる(二つあるフットスイッチを両方同時に踏むとバイパスモードになるのは707II GUITARもG2.1uも同じなのだが、フットスイッチの形状からG2.1uは同時に踏むのが難しいと言うことがネットでも指摘されている。ちなみにチューナーモードへ移行するためにこの操作はしょっちゅう行うのである)
  • USB接続が可能になったのは良いのだがAUX入力が省かれてしまった(iTunesと合奏するにはAUX入力が一番便利)
  • デジタルな性能は相当に進化しているがデジタルであることに変わりはないので、決してアナログストンプと同じサウンドにはならない
  • アンプ・シミュレータなどのパラメータが呆れるほどに増えているが筆者にはそれらは全く必要がない(宅録マニアには◎であるが)

と言うようなことを全て踏まえ、かつ、過去の試行錯誤=実験結果=から得た結論は下記の通りである。
  • ZOOM 707II GUITARをメインとする
  • デジタルマルチの欠点を補正するためにXotic RC-Boosterを新規購入する
  • この二つと電源をまとめたコンパクトなボードを新規制作する
  • これなら追加投資は最低限で済む♪

と言うわけでかなり以前から購入する気でいたXotic RC-Boosterを最も安価に入手できるサウンドハウスから代引き発送で購入した。

Xotic RC-Boosterはある日ある時(2003年頃)ネットサーフィン三昧中に偶然見つけたエフェクターである。そもそもはエフェクター系のBBSでの評判が高く、それから色々と調べたらメーカーサイトに抜群の内容のデモンストレーション・ビデオがあったのだ。
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もっと早く入手すべきだったXotic RC-Booster

このビデオを見ちゃうと(聴いちゃうと)Xotic RC-BoosterもAC-Boosterも(そしてBB-Preampも)欲しくなっちゃうのだが、いかんせん、やや高い(平均的な実売価格で@23,800円ぐらい)。なのでずっと見送っていたのだが、とうとう入手しちゃったというわけである。

宅急便で届いて最初にやったことはまず裏ぶたを開けて配線状態を確認すること。と言うのも、複数のサイトで内部配線(の綺麗さ、丁寧さ)について言及されていたからである。下の写真でご覧の通り、基盤上のパーツは全て封印されているし、配線処理も物凄く綺麗である。
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高級ハンドメイドを謳うだけのことはある内部配線処理。フットスイッチが「トゥルーバイパス」であることも分かる(手前の水色部分)
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手作りの証その2。手書きのシリアルナンバー(^^;;

そこで早速、ギター → Xotic RC-Booster → ZOOM 707II GUITARと繋いでヘッドフォンを被ってサウンドチェック。そしていきなりびっくり。Xotic RC-Boosterをオンにするだけで音に張りと艶が出て太くなるのである。これは素晴らしい。この時点でXotic RC-Boosterのゲインはゼロである。

ここから先のセッティングは切りがないし、本当はスタジオ籠もりが必要になるので後回しにして、早速ボード作りを行う。材料は既にいつものJマートで買ってあった黒いスチレンボード。機材を載せて必要最低限の大きさになるように、そして必要な強度が保てるように作成。詳細省略。出来上がり写真参照。
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完成状態

それよりも遙かに大事なことに今回、気が付いた。それはACアダプターの重要性。どういうことかと言うと……
  • 最初のテスト配線の時は、ZOOM 707II GUITARとXotic RC-Boosterはそれぞれ別々のACアダプターから電源供給
  • この状態でヘッドフォンでサウンドチェックしたときはノイズ皆無
  • ボードを作成してから仮組の時点では軽量化を優先して、ACアダプター=1個にアイバニーズのマルチコネクターを使ってZOOM 707II GUITARとXotic RC-Boosterに電源供給
  • この状態でサウンドチェックするとバズ音(ブーンと言うノイズ)が乗る
  • そこで電源供給を別々のACアダプターにするとノイズはピタッと止まる

この発見は大きい。軽量化は無視して、それぞれ別々のACアダプターを使うしかないのである(もう一つの方法は電池使用だが非現実的。ちなみに前述のエリック・ジョンソンは音質最優先で特定のブランドの電池しか使わないらしい)。

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電源部。この電源コードは708II用と同じく自作

と言うわけで、ZOOM 707II GUITAR専用のACアダプターと、元々はBOSSのエフェクターボードに付属するACアダプター(Xotic RC-Boosterを購入するときに専用のACアダプターは買っていない)を使うことにして、これを新しいボードに(強力両面テープで)固定。そこに雌口のプラグを差し込むのだが、これはわざわざ、先っぽが二つになったものを自作。その手前には4mの電源コードがあるので、これで大抵の練習スタジオやライブハウスでそのまま電源を取れるわけである。こういう工夫は現場でとっちらから無いために極めて重要であるぞと。

これにて新しいボードが完成。後はセッティングのみ。しかし、これは前述のごとくに練習スタジオに一人で数時間籠もらない限りは完成しない。

なお、Xotic RC-Boosterを噛ませると、本来、とっさの音量や音質の変更が不得意なデジタルマルチの欠点をカバー出来るというメリットもある。例えばライブの最中にもうちょっとギターの音量を上げたい(下げたい)、もうちょっと歪ませたい(クリーンにしたい)あるいは低音や高音を上げたい(下げたい)という場合に、Xotic RC-Boosterは4コントロール(ボリューム、ゲイン、トレブル、ベース)なので、まるでギターアンプのコントロール部が筆者の足下に引っ越ししてきたようなものだからである。

と言うわけでセッティングの詳細はこれからであり、掲載は後日。コンテンツは別ページになるだろう。
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ギターやベースの練習あるいはコピーをするときはこうなる。PowerBook G4のオーディオ出力をZOOM 707II GUITARのAUXに接続。707IIの出力にヘッドフォンを接続。これで合奏もコピーもバッチリ。当然、707IIにはベース用のセッティングも作ってある。なお右に写っているGibson X-Plorerは大学の後輩が預けていったLimited Edition。全然弾いていないので新品状態。調整並びにがんがん使って当たりを付けて欲しいとのこと。確かにエレキは大音量で鳴らさないと良い音にならないし、種々の調整をしないと真価を発揮しない。しかし自分のギターじゃないので好き勝手にいじれないから基本の調整だけで返却

追記:その後、ヘッドフォンでZOOM 707II GUITARのセッティングをイチからやり直すという作業を色々色々やったのだが、どーも気に入らない。Xotic RC-Boosterは魔法の小函ではないから低価格デジタル・マルチの全ての欠点をカバーすることは出来ない。そうこうしていたら、恒例の暮れのパーティの新編成おふざけバンド(演奏は真面目にやるがコンセプトがおふざけ。なんたって名前がThe Cheekersで、演奏するのはチーク用の曲だけ。筆者はリード・ボーカル&リード・ギター)の練習日が迫ってきた。そうなると気に入った音が作れないんじゃあ非常ぉ〜に非常ぉ〜に困る。

そこで再び三度(みたび)四度(よたび)の筆者恒例年中行事=君子豹変す【爆】。そもそもXotic RC-Boosterを導入する本来の目的は「複数のアナログ・ストンプを直列に並べる場合、Xotic RC-Boosterを先頭に持って来るとバッファー・プリアンプの役目をする(のでゲイン落ちやノイズ増加を回避できる」並びに「クリーンからクランチ系の基本サウンドを作れる」からなのである。

つまり原点に立ち返って、基本方針を明確にするのだ♪
  1. スタジオ or ライブはあくまでアナログ・ストンプで行く
    詳しくはこちら参照→
  2. ZOOM 707II GUITARはPowerBook G4との組合せで自宅での練習用ヘッドフォンアンプとして有効活用するものであると割り切る

追記@2009.01.12[月]:dpGuitarSystem2の組み替えの関係でXotic AC-Boosterが余ったのでZOOM 707II GUITARの前段に接続。これでギター側のボリュームを絞った時にどうしようもなくしょぼい音になるZOOM 707II GUITARの欠点を補えるようになった。この結果、接続は「Peavey HP EXP → AC-Booster → ZOOM 707II GUITAR → MacBook Pro」となる。
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左手前のヘッドフォンは「糸ハン(アパレル業界用語:洗濯屋さんがくれるようなビニール被膜の針金製のハンガーのこと)」を加工したフックにぶら下げられるようにしてある
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ZOOM 707II GUITARとAC-Boosterの電源を分けないとデジタル・ノイズが乗るので配慮が必要であると言うのが、この接続の大事な留意点

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