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2010.10.16[土]
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DoromPATIO
■ その15 再々々度の配線変更 (^^;; (^^;;
2010.10.18[月]追記
2010.11.10[水]追記
2010.11.22[月]追記
日々雑感 - DoromPATIO

前から気になっていたことをもう一個、思い出してしまった【苦笑】。それはネック・ピックアップのタップについてである。現在の状態は、タップをするとネック・ピックアップのふたつあるコイルのうちのインナー・コイル=ブリッジ側を使用する配線になっている。しかし筆者的にはアウター・コイル(ネック側)を使いたい(詳しい理由は後述)。しかし今更配線を変えるのは面倒だ……ったのだ。
しかし、たまたま暇なある日、例のDiMarzioの配線マニュアルを眺めていたら配線変更は、ほんの数ヶ所の半田付け作業で済むことが分かったのであーる。

たまたま、同じく前から気になっていたIbanez SR-380の配線変更も一緒にやっちゃおうってこともあったので、まずは先に冒頭の通りに作図。超簡単【♪】

と言うわけで作業結果が下の写真。たまたま黄色いワイアを使ったので(改造前の写真と比べると)新しい配線箇所が分かりやすい。
微妙な違い。黄色いワイアがほぼ今回の改造部分に該当する

ところで、なんでアウター・コイルにしたかったのかであるが。
そもそもPeavey HP EXPの指板は24フレット仕様である。22フレットのLes Paulと比べるとネック・ピックアップが20mm以上もブリッジ・ピックアップ側に寄っている。つまり、それだけネック・ピックアップの音色が固めなのだ。これは弾いてみればすぐに分かることで、ボディの違い以上に、Les Paulのネック・ピックアップのふくよかで甘い音色に対して、低域成分がかなり少ない感じなのである。
とにかく下の比較図で明らかなように、Peavey HP EXPはLes Paulよりネック・ピックアップとブリッジ・ピックアップの距離が近い=つまり、両方のピックアップの音色の差が少ないのである。
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同じ縮尺になるように調整した比較図。 が位置の違い。この図で明らかな通り、Peavey HP EXPとLes Paulでは2つのピックアップの間隔が全く違う。ブリッジ・ピックアップの位置は殆ど同じだから、当然、Les Paulのネック・ピックアップは太くて甘い音であり、Peavey HP EXPはそれに比べると遙かに音が固いと言うことになる

但し、このこと自体は筆者的には大きな問題ではない。Les Paulのネック・ピックアップの音色はややもすると低域がボン付くので扱いにくい場合があるのだが、Peavey HP EXPにはそれが無いのはかえって弾きやすいからである。しかし、元々のピックアップの位置が20mmずれている上にインナー・コイル=ブリッジ側にあるコイルをタップすると、明らかに(幾らタップ=シングル・コイルだからとは言え)音が固すぎる。ネック・ピックアップと言うより(まるでLes Paul Customの)センター・ピックアップに近い位置になってしまうからである。

もうひとつ。タップしたネック・ピックアップは当然ながらブリッジ・ピックアップよりも出力が低い。この相対的な出力の低さとギター側のボリュームの操作(位置)とdpGuitarSystem3=ペダルボードのRC-BoosterとLovepedal ETERNITYのパラメータの設定の最適化によって、次のような使い分けが瞬時に切り替えられる。
  • ネック・ピックアップ:タップ=シングル・コイル:
    ・ボリューム=4〜7:セミ・クリーンのカッティング
    ・ボリューム=7〜8:クランチ系のカッティング
    ・ボリューム:8〜フルテン:オブリガード、余り主張しないソロ・プレイ
  • ブリッジ・ピックアップ:ハムバッカー
    ・ボリューム:6〜8:クランチ系のリフ、パワーコード
    ・ボリューム:8〜9:オーバードライブ系のリフ、パワーコード
    ・フルテン:リード・プレイ

この時に(特にネック・ピックアップのボリュームを絞ったセミ・クリーンの状態の時に)シングル・コイルであっても、サウンドに適度な甘さ(具体的には低音感)が必要なのだが、そのためにはなるべくネック寄りの位置のコイルであることが必須なのである。

さらに補足。筆者のPeavey HP EXPの配線は特殊である。前のページに書いてある通り、下記のようになっている。

  • フロント:ネック・ピックアップ+若干のブリッジ・ピックアップ
  • センター:ネック・ピックアップ+ブリッジ・ピックアップ
  • リ  ア:ブリッジ・ピックアップ(オンリー)

つまり、通常よりもネック・ピックアップの音色は固めである。その理由はギター側のボリュームを絞った時のハイ落ちを嫌うからである。しかし、ネック・ピックアップを選択しているのだから「ふくよかさ」も欲しい。だからタップした時のシングル・コイルはシャキーンとしながらも甘さも残したいからネック寄りであるアウター・コイルが望ましいのである。

とにかく、これにて一件落着……の筈【爆】。


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Peavey HP Signature Series EXP Tiger Eye@2010.10.16[土]現在のお姿
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辰年生まれの筆者が大好きな龍=凛々しいドラゴンの金箔ステッカーとスワロフスキーでデコレーション【♪】
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ヘッドもドラゴンと、そしてスワロフスキーだらけ【笑】


上記改造=改良の数日後にバンドの練習。ペダルボード=dpGuitarSystem3の方のアーティクルにセッティング・パラメータ(分かりやすく書けば「つまみ」の位置についての)詳しいことは記載したが、やっぱとにかく、この(生まれて初めて試奏も無しに購入【!!】した)Peavey HP Signature Series EXP Tiger Eye君は大正解である。正解である理由は思い付くままにざっと下記の如し。
  • CP(Cost Performance:但しこれは和製英語。正しくはCost Per Performanceの筈。米語ではValue for Money。日本語なら「費用対効果」)最高【♪】なんたって57,800円【♪】(その後、値下がりしたので、今買うなら48,800円@サウンドハウス【!!】)
  • 全体の作りや仕上げがしっかりしている(ヘッドの裏に誇らしげに金文字で「Handcrafted in Korea」とあるが、10〜20年前のMade in Japan華やかりし頃のクォリティに匹敵すると言って良いだろう)
  • マシンヘッドなどのパーツがまとも(ちなみにマシンヘッドはGROVER製)
  • ネックが強靱=安定している(これは極めて重要。この点について最悪だった価格が3倍以上もするOrnetts GM8R(GLD)は何だったんだってぐらいである【怒】)
  • 弾きやすい【♪】(ダブル・カッタウェイ。合理的なネックエンドのデザイン。低い弦高。充分なサステイン。自分好みに改造した操作系)
  • 他の誰も持ってない【♪】(これ重要。還暦近くの同期仲間系おやじバンド連中が所有するギターの殆どがストラト。残り少々がGibson Les PaulとPaul Reed Smith)

幾ら改造・改良して使うのが筆者の趣味だとは言え、ベース(土台)であるギターそのものが良くなければ結果に反映されない。その点でも、このPeavey HP EXPはバッチリ。改造・改良結果がちゃんと弾きやすさやサウンドに反映される【♪】


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購入以来2年間の主たる改造・改良箇所比較図【笑】
総経費は(他のギターからのスワップや在庫品流用が多いので)全部足しても2万円に満たない【♪】



追記@2010.11.10[水]:ここ最近は割りと暇な時間が取れるので良くギターを弾くのだが【苦笑】、ハイポジションの1弦や2弦で1音半とかのチョーキングをすると生音では若干のBuzが出る。エフェクターを通しているとサステインには特に影響はないと言う程度ではあるが気になることだけは確か。そこで、詳しくチェックしたら下の写真の部分のフレットが僅かに高いことが判明。
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フェルトペンで黒く塗った部分がやや高いのである

最初はそこだけ削ろうと思ったのだが、どうせだから12フレットから24フレットまでをマスキングして、ハイポジション全体のフレットの摺り合わせを再度実行することにした。既に一度やらかした作業だから大胆且つ慎重に……結局は大雑把に作業【爆】。
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フレットの両端は適正な高さなのでマスクしてある
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光っている削った面を見れば判る通り、要するに指板のR(アール)をフラットに近付けたのと同じ事なのである

作業結果はバッチシ。その後、ネック調整、弦高調整、オクターブ調整を行った結果、12フレットも24フレットも弦高は1mm強に収まり、Buzに悩むことはなく、ハイポジションでチョーキング・ビブラートした時のサステインも充分なレベル。他のギターは弾けないってぐらいに弾きやすい。

もうひとつ。ナットの清掃並びにナットのネック側とヘッド側の溝の底をマイクロ研磨用のサンドペーパーで滑らかに再仕上げ。これをするとナットに起因するチューニングの狂いが極小になるのである【♪】
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本当はグラフテックに換えたいところではある【苦笑】

追記@2010.11.22[月]:テレキャスの回路をパクったハイパスコンデンサーは通常はテレキャスと同じ0.001μF(マイクロ・ファラッド)を付けるわけだが、これだと筆者の好みよりキャインキャインし過ぎる。実はその点が前から気になっていたのであーる。

そこで色々と調べると、例えばサウンドハウスに掲載されているALLPARTS JAPANのものは0.00025μFだったりする。これはたったの360円だが、筆者の手元には0.001μFのコンデンサーが4つ(現在取り付けてあるものまで含めれば5つ)もある。これを組み合わせれば、色々出来るはず……と、インターネットを調べたら、コンデンサーを直列に繋ぐと容量が小さくなると言うことが判った。計算式もインターネットで調べればすぐに判る。公式が書いてあるが、電卓を叩けば判る程度の簡単なものである。

それによれば、0.001μFのコンデンサーを直列に2つ繋ぐと0.0005μF、3つ繋ぐと0.00033μF、4つ繋ぐと0.00025μFになる。つまり、手持ちのコンデンサーを繋げばそれで済むのだ【♪】。勿論、音にうるさいマニアならこう言う発想はしないだろうが、金を掛けずにまずは実験と言う考え方だってあるわけだ【爆】。

とにかく、下の写真のように2つ、3つ、4つと増やして行ってキャインキャインの具合がどう変化するかを試聴(試奏)するわけだ。また、0.022μFのものも手持ち在庫があったので、これを繋ぐとどうなるかも実験。結構、色々なことが判って面白かったのであ〜る。
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0.001μF × 2個直列=0.0005μF
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0.001μF × 4個直列=0.00025μF

それぞれのサウンドの変化は下記の通りである。
  • 0.001μF × 1個:元々の状態
    高域が残ると言うよりは全帯域でハイ上がりになる感じ。もうひとつの問題はボリュームの効きが悪くなること。ハイが残りすぎているのでボリュームを絞っても音量が余り下がらないのである
  • 0.001μF × 2個直列=0.0005μF:
    傾向としてはあんまり変わらない。つまり、まだキャインキャインし過ぎだし、ボリューム変化の傾向も同じである
  • 0.001μF × 3個直列=0.00033μF:
    キャインキャイン具合が少し落ち着き、ボリューム変化もOFFにした時との違和感が少なくなる
  • 0.001μF × 4個直列=0.00025μF:
    かなり自然になるが、逆に言えば効果が薄いと言えなくもない。筆者のPeavey HP EXPのハイパスコンデンサーはON/OFFが出来るようにしてあるので、あんまり自然すぎても意味がないわけだ
  • 0.022μF × 1個:
    これは全く駄目。まず第一にボリュームの効きが悪くなりすぎるので使い物にならない、容量の大きなコンデンサーは広い帯域を逃してしまうので、結果、ボリュームを絞ってもあんまり音量が下がらなくなってしまうのである
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0.001μF × 3個直列=0.00033μF

と言うわけで、以上の実験の結果、上の写真の3個直列=0.00033μFに落ち着いた【♪】
なお、ちなみに。インターネットで調べると、同じような実験記事が沢山見つかるが、人の好みは千差万別。筆者とはまるで逆方向の選択をする人も多々居る。実に面白い。
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