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■ 洋猫にテリトリーはないらしい
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不機嫌そうな来夢ときょとんとした来喜
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来喜が来る前、つまり「猫の多頭飼い」となる前に猫の本を読んだり、既に多頭飼いをしている知人に聞いた話では「猫にはテリトリーがあるから色々と揉めるのである」と言うことだった。
しかしどうもそう言う感じではないのである。例えば来夢と来喜のお気に入りの場所は完全に重複しており、どっちがそこを占有するかは日によって違う。年齢の違いから、来夢はどっちかと言うと一人でいるのを好み、来喜は遊びたがるので、その差から軽い喧嘩になることはあるが、どう考えても（観察しても）テリトリーがどうのと言う雰囲気ではないのだ。 |
この点をアリーズ動物病院の助川院長先生に聞いたらば、あっさりと「テリトリーってのは和猫に多いんじゃないですかねぇ？」と来たもんだ。
要するにチンチラなんかの場合は100％ブリーディングで繁殖なわけで、てぇことは生まれた瞬間から回りには人間様がいるわけである。つまりあんまり自分を猫だと思っていないのだ。最初から猫仲間（兄弟）並びに人間と一緒に遊んでいるわけである。そして生後3ヶ月ぐらいで飼い主の元にやってくる。だからテリトリーも何もないのである。なんたって一番偉いのは人間様なんだから。
これに対して和猫の場合は自己繁殖が多い。野良猫は増してである。ついでに言えば野良猫にチンチラがいるわけがない。能天気で生活力がないから生きていけないのである。
と言うわけでチンチラみたいな猫を飼う場合はテリトリーの問題は全く心配しないでも良いというお話。 |
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