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2001.03.14[水]更新
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■ 蘊蓄&Tips@2000:Macを買ったら最初にすること
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実はここに書こうと思ったことは今月の日経MAC(2000年8月号「特集:不滅のハードディスク」)に一部記載されているのだが、しかし日経MACの記事も結構いい加減なので、やっぱり書くことにする。Macを手に入れて最初にすることは何か?
HardDiskの初期化である。いきなりまっさらにする。そして適切なパーティションを切る。そして再インストールをする。
このようなことは特に初心者にはびっくりかも知れないが、以下の複数の必然性により絶対にそうすべき大事な基本ノウ・ハウである。
  • 最近の大容量HardDiskはパーティションを切った方が使いやすい。その前段階として初期化が必要
  • 最近のMac OSは仮想記憶は常時オンが正常状態。よってスクラッチ・ディスク領域を専用で確保することにより動作が安定する
  • Macの調子がおかしくなったときにCD-ROMを使わずにHardDisk上の別ボリュームから起動できれば迅速かつ快適に修復作業が出来る
  • 初期化の結果、消えてしまう内容は全て添付のCD-ROMで完全に元に戻せる。だから心配することは何もない
  • ベテランMacユーザーからのアドバイスとして、プリ・インストールされているシステム・フォルダーはどうも信用できないと言う経験則がある。この件を主張するのは筆者だけではない。
1995年に購入したPowerMac 8100/100の標準搭載のHardDiskは(今にしてみれば、たったの)230MBだったが、それでも当時としては大容量だった。しかし今や20GB、30GBが当たり前の時代である。秋葉原ではATA66ベアドライブのHardDiskなら20GBで1万円台である。こう言う時代であるから、そのHardDiskを幾つかのパーティションに切って分割した方が何かと使いやすい。であるから、最低でも次の三つのパーティションが必要となる。
  1. 常用領域:
    システム・フォルダー、アプリケーション、データなど。普段使うもの全てが載っかっている領域
  2. スクラッチ領域:
    前述の仮想記憶の関係から、搭載する実装メモリー容量の数倍の大きさを設定する。もしも256MBメモリーなら512MBとか。面倒なら単純に1GBぐらい。全体容量が大きいのだからケチ臭く考える必要はなく、大雑把でよい。
  3. メンテ用領域:
    常用領域が不安定になった場合に備えての予備パーティション。システム・フォルダーとディスク・メンテナンス・ツールを収納しておく。
それぞれのパーティション領域をどれぐらいの容量にするかについては色々な考え方があるが、筆者のSOHOの8500G3の場合は下記のようになっている。(HardDiskの総容量は9.1GB ※このページのオリジナルは2000年夏頃の話)

  1. DeskTopMac:常用領域(約4GB弱)
  2. ExHD:メンテ用領域(約2GB強)
    「Mac:常用領域」の一部のデータのバックアップを収納する関係から大きめにしてある。
  3. Scratch:仮想記憶領域(約1GB)
    システムの仮想記憶並びにAdobe Photoshopのスクラッチ・ディスク専用。Finderから普通に見るといつも空っぽである。
  4. CD-R:CD-R焼き専用その1(650MB)
  5. ExCD-R:同上その2(650MB)
    どちらもCD-Rを焼くための専用の領域。
何故こうするのか?
最大のポイントは「ExHD:メンテ用領域(約2GB)」である。もしこれがないと、Macが不調になった場合はシステムCD-ROMで起動する必要があるわけだが、この方法には下記の欠点がある。
  • いくら24倍速32倍速の時代とは言え、CD-ROMからの起動は遅いし重いしかったるい。HardDiskとは比べものにならないほどに低速だからである
  • Macをカスタマイズしている場合、システムCD-ROMのシステム・フォルダーには、そのための機能拡張書類などが入っていない
  • ディスクメンテナンスツールであるNorton Disk Doctorは専用の機能拡張を必要とするが、システムCD-ROMのシステム・フォルダーにはそれも入っていない
  • ではNorton Disk DoctorのCD-ROMで起動すれば良いかというと、こちらのシステムバージョンが古くなるし、上記のカスタマイズしたときに必要な機能拡張が入っていないことに変わりはない
遅くて、かつ機能が中途半端と言うことだ。つまり理想的な起動環境からはほど遠いのである。
これに対して、HardDiskをパーティションで区切り、別ボリュームから起動した場合は常用のシステム・フォルダーと同じ状態で起動できる。言うまでもないが、その別ボリュームのシステム・フォルダーは自分でいかようにでも構築できるからである。つまりは普段と同じ速さかつフルスペックでMacを動かしながら、常用領域のパーティションのチェックや修復が出来るのである。次に重要なのが「Scratch:仮想記憶領域(約1GB)」である。現在のMac OSは仮想記憶が常時働いている。その場合、Mac(のシステム)は、HardDisk上に実装メモリー+1MB(例えば実装メモリーが256MBなら257MB)の仮想記憶占有領域を必要とする。そして、この占有領域は本来はHardDisk上で連続した空き領域でなければいけない。Adobe Photoshopのスクラッチ領域も同じである。

「仮想記憶」と言う意味が分からない場合は初心者向けのMacの参考書を買いましょう。「Adobe Photoshopのスクラッチ領域」についてはAdobe Photoshopのマニュアルを読みましょう。マニュアルを持っていない場合は違法コピーユーザーですから、さっさとこのサイトを立ち去りましょう

さて。もしもパーティションを切っていない場合、HardDiskの中のデータは長い使用を通じてフラグメンテーションの洪水状態になっており、例えばFinderで空きが5GBと表示されていたとしても、連続した空き領域は数10MBずつの細切れでしかないと言う場合が多い。これでは仮想記憶に使えないのである。

実際には使えてしまうのだが、がっかりするほどパフォーマンスが落ちてしまうのである。これはMac OSが無理矢理動作しようとするからである

そうならないためには通常使用時にFinderから利用することがない領域を確保すればよいのである。では何故最初からそうなっていないのか?
この辺がコンピュータの困った点であるが、MacもWindowsも相変わらず半完成品であることに変わりはないので、この点は仕方がないと諦めるしかないだろう。この意味ではまだまだパソコンは初心者や特別な興味の無い人には敷居が高い。閑話休題
Macを買ってくるとすぐに使いたくなるわけだが、ちょっと我慢して数時間、パーティションを切り、システムCD-ROMからの再インストールを都合2回行うという手間さえかければ、後はずっと快適に使えるのだから、絶対にこうすべきなのである。しかし、そう言うセッティングがちゃんとされているMacは1000台に1台もないだろう。少なくとも、うちの得意先にあるMacでそうなっているものを見たことは、ただの一度もないんだから。
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