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2001.03.27[火]更新
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■ 蘊蓄&Tips@2001:

Mac OS X

Mac OS X v10.0
それでも試してみる
Mac OS X
カーボン・アプリケーションであるMS Internet Explorer 5.1bで
DoromPATIO HomePageを表示してみた所。Dockは隠した状態

前ページの第一印象のごとく、事実上のベータ版であるとしか思えないMac OS X正式バージョン(正確には「Mac OS X 10.0」と呼ぶのだそうな)であるが、しかし、好むと好まざるに関わらず、今後、Mac OSは間違いなくMac OS Xに収斂していくことだけは確かである。だから、幾ら現時点のMac OS Xに問題が多いからと言って、今後ともMacを使う立場の人間としては、これを全く無視することは出来無い。俺はマニュアルしか運転しないと意地を張ってもオートマ車しか無くなっちゃったら、それに乗るしかないのと同じようなことだ。飛行機でアメリカまで往復するなら絶対に禁煙しないと駄目だというのとも似ている話である。

とまぁ言うわけで、再び三たび四たび起動ディスクをMac OS Xに切り替えて、色々といじってみることにした。少しでも操作になれるために、Mac OS X標準のスクリーン・キャプチャー・ソフトである「Grab」でスクリーン・ショットも押さえてみた。
それと言うのもMac OS Xは初代Macからの伝統である「Command+Shift+3」が効かないからである。だから思ったようなスクリーン・ショットはなかなか撮れないことも分かった。しかしクラシック環境では「Command+Shift+3」がちゃんと作動するのには思わず苦笑してしまった。この例でも分かるとおり「クラッシック」と名付けられた環境の方が便利で操作性が良いというんじゃあ、やっぱりベータ版だとしか言いようがないからである。
Microsoft Entourage
クラシック環境で動くMicrosoft Entourage
右側のカーボン対応のDragThing 4.0は
Dockを避けるために自動的に上に位置をずらす

ところでMac OS Xの世界同時発売日に合わせて、DragThing 4.0が発表された。旧バージョンからのアップグレードは$10なのですぐにレジスターして正規ユーザーになり、普段のMac OS 9.1環境でも使うようにしたのだが、このDragThing 4はMac OS X上で見事な振る舞いをする。まず当然だが、Mac OS X標準のカーボン・アプリケーションをちゃんと登録できるし、クラシック環境でも動く。従来のMac OS 9.1のシステムフォルダー(初期設定)からプリファレンス・ファイルを持ってくると、今までの登録も生きているから、別ボリュームにあるソフトも、ちゃんと起動する。さらに大きくて邪魔なDockがサイズを変えると、Dockと重ならないように、自動的に上の方に避けるのである。何故ならDockは表示されている限りは必ず一番前にいるからである(だから邪魔なのである)。PowerBook G4は、そもそも横幅に比べて縦が狭いワイド・スクリーンだからDockの邪魔さ加減は余計に気になる。普段は隠しておいて、カーソルを持って行くと下から出て来るという設定にも出来るのだが、DragThing 4のように自分の好きな場所にコンパクトに収まる方が良いに決まっている。
それにしてもDockで一番気に入らないのは、それを完全にはオフに出来無いことである。

ここから先の実験は手間が掛かるので日を改めることにした。何が手間が掛かるかと言えば、それは要するに普段のMac OS 9.1の環境をどこまで持ってこれるかと言うことに尽きる。全部を一度に持って来ちゃうとMac OS Xの動作が極端に遅くなるのは最初に試してしまっているわけだから、そうなると、コントロールパネルや機能拡張を個々に持って来て試行錯誤するしかないのである。普通のMac OSで機能拡張マネージャーを使ってコンフリクトの原因を探る面倒臭さを知っている人なら、それを二つのボリュームにまたがって、再起動の繰返しをする手間がどれほど大変かは分かるだろうと言うものである。
現時点ではMac OS Xのクラシック環境におけるコンフリクト情報なんてものは存在しないし、従来のノウ・ハウもそのままでは役に立たないので、ただひたすら闇雲に実験するしかないのが一番辛いところでもある。

蛇足:全然いいところがないMac OS Xだが、たった一つだけ、Mac OS 9より確実に凄いと思うのはスリープ解除の速さ。PowerBook G4の蓋を開けると、もう完全に目覚めている。Mac OS 9.1では場合によって10秒近く掛かるのとは大違いである。ところで、気の進まない「Mac OS X修得の試練」を少しでも楽しくするためにデスクトップ・ピクチャーを貼り替えた。Mac OS Xのデフォルトの画像フォーマットは何故かTIFFである。
デスクトップ・ピクチャーの話はおいといて(^^;;
Dockの設定によってはカーソルを合わせたアイコンが高解像度のままで
次々と大きくなるのが「Mac OS Xの売り」の一つらしい
間違いなく、子供は喜ぶだろうが実用的意味はないと思う【苦笑】

蛇足その2:Mac OS Xがベータ版であると言う論拠は他にも沢山ある。例えばシステム環境設定ダイアログなどに表示される日本語の下の方が欠けていたり、おまけで付いてくるチェス・ゲームの設定画面で文字化けがあったりなんて言う、焦って発売日を守ったのねぇ〜〜的な部分があちゃこちゃにあるからである。とにかく早急にどうにかして欲しいのはMac OS XのFinder。今まで、Mac OSにおいて最大の発明とも言って良かった既存のFinderに比べて余りにも洗練されていないのである。使い勝手云々については方法論や慣れの問題もあるから理解できないわけではないのだが、例えば表示フォントサイズやグリッド間隔など、本来ならユーザー個々に設定できるべき調整機能が、現在のバージョンでは一切、実装されていないから余計に欠点が目立つのだと思う。この辺りについてはMacを操作すると言う行為で一番重要な部分だから、早急な改善・改良が望まれる。

蛇足その3:Mac OS Xでは、幸いにして普段から愛用しているMicrosoftのIntelliMouse Explorerは、デフォルト状態で認識され、標準的なUSB接続のホイール付き2ボタン・マウスとして作動する。Mac OS Xに最初から実装されているUSB関係のドライバーだけでIntelliMouse Explorerがちゃんと動くと言うことである。それはいいのだが、しかし、その状態は筆者のこれまでの特殊な設定とは異なる動きとなるのが若干、困る。そもそも筆者がIntelliMouse Explorerを導入したのは10年間に渡るMacとの付き合いを通じて、何百万回になったか分からないほどのダブルクリック操作【苦笑】により、右手の人差し指の第一関節が慢性疲労(腱鞘炎??)になったから、IntelliMouse Explorerの機能割当てで、左ボタン=ダブルクリック、右ボタン=シングルクリックとしたかったという超変則的個人的理由による。こうすれば、少しは関節の負担が減るのではないかと考えたわけである(しかし実際には殆ど関係ないと言うことも分かっているのだ。だって、そもそもMacを触っている時間が長すぎるのがいけないんだから) この結果、筆者のMacを他人が触ると目茶苦茶なことになるわけだが、Mac OS Xを操作する場合は、今度は筆者自身が混乱することになると言うことが明らかになったのである。
これははなはだ宜しくないのであるのである。今のところ、Microsoftから近い将来にMac OS X用のIntelliMouse Explorer設定ソフトが出る可能性は極めて低いと思われるので、さてどうしたもんかと数秒間真剣に悩んだ結果【笑】、これを契機にあっさりと常識的な設定に戻すことにした。つまり…
  • 左ボタン=シングルクリック
  • 右ボタン=コントロール+クリック
    つまりは、コンテクスチュアル・メニュー表示
…である。但しホイール・ボタンを押すと「コマンド+クリック(MS Internet Explorerでリンク先を別ウインドウで開く)」となるし、親指で押す左脇の二つのボタンは両方とも「Enter」にしてある。後者は特に便利で、マウスを動かしたりキーボードに手を戻さずに、優先となっている「OK」や「保存」をクリックしたのと同じ事になり、作業性が格段に向上する。ついでに言えば、かなり前からFinderPopを常用するようになってから、コンテクスチュアル・メニューを良く使う。但し自動ポップアップはオフにしてあり、コントロール・キーを押さないといけないようにしてある。これは意図しないポップアップを避けるためだが、今度からは右ボタンのクリックでよいわけだ。
どっちにしろ、こう言う設定を変更した直後は暫くは操作が変になるのだが、1時間ぐらいで慣れることなので余り気にしないことにした。なお右手人差し指第一関節慢性疲労症候群の関係から、ダブルクリックの速度の設定はわざと一番遅くしてあるので、妙にゆっくりダブルクリックしても大丈夫である。

と言うことでIntelliMouse Explorerの設定を変えて三日目に元に戻した【苦笑】。何故かというと…
  • 右手人差し指第一関節慢性疲労症候群は思ったより重症で、特にドラッグやプレス(押したまま)をすると関節が痛い(T_T)
  • Adobe Photoshopなどの操作中に右ボタンを不用意に触ってしまうことが多く、その結果、コンテクスチュアル・メニューが出て煩わしいし、場合によっては誤操作となる
  • Mac OS Xは使い物にならないから、つまり殆ど使わない。使わないものに配慮する必要はない
…からである。この結果、主たる操作は右手の中指と親指で済むと言う「筆者的にいつもの状態」に戻った。

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