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2003.04.18[金]更新
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■ 蘊蓄&Tips@2003:RICHO imagio Neo C240 Model 5
2011.02.08[火]追記
毒林檎談義 - Macintosh - DoromPATIO
諸般の事情で取り替えたimagio Neo。圧倒的に小さくて静か。予熱状態だと殆ど無音と言って良い点が一番気に入った。最近流行の中央部排紙なので左側で場所を取らないのはよいことである

事務所を閉じるときにRICHO IMAGIO Color2800FをSOHO=つまり自宅に持ち込むのには大いに抵抗があった。なんたってRICHO IMAGIO Color2800Fは完全DTP対応(A3対応フルカラーコピー兼、PostScript Level3対応カラープリンター兼、G3対応FAX兼、A3スキャナー)のオフィス用複合機だから……
  • 馬鹿でかい(W620 x D757 x H602mm)
  • 場所を取る(占有寸法=W1330 x D757mm)
  • 重い(約105kg)
  • うるさい(待機時=49.6dB、稼働時=66dB)
  • 電源消費が凄い(最大消費電力=1.5kw)
……なのだ。事務所なら電源は入れっぱなしで良いが、自宅ではとてつもなくうるさいから使うときしか電源を入れないのだが、設計が古いので起動時間がなな何と7分も掛かるのもたまったもんじゃない。普段は電源を入れていないからFAXの受信にも使えない。
しかしリース物件だから途中解約するわけにも行かない。しかも、今までに会社のコピー機は何度も取り替えているから残存リースが乗っかっているのでリース月額も物凄い。

こう言う状況を解決するのはひたすら「時間」である。つまり5年リースの期間が過ぎて、残りが2年未満になったところで、同性能で価格が下がった新機種に切り替えて、新たなリース契約を組むのである。さもなければリース期間満了まで我慢してから、再リースを組むしかない。この場合、それまでの月額リース料が年額リース料になるので経費は1/12になる。

しかし3年以上使っていると、この種のレーザープリンターはあちゃこちゃの部品が劣化してくる。勿論、リースの場合はメンテ契約を伴うので劣化した部品は無償交換できるのだが、ここ半年ぐらいはメンテのたびに重要部品(例えば定着ドラム)の交換なんて話になり、メンテの技術者も「そろそろ寿命ではありますね」と来たもんだ。
こうなると営業に電話して最新機種での見積もりを依頼してみるのも悪くはないと言う話になる。

ここでポイントは、まず第1に「月額リース料が大幅に下がること」。性能についてはあんまり関係ない。
何故なら今や我が社は本格的なDTPはしないので、非常に簡単に言えば「PostScriptが通ればよい」のである。昔のように「モリサワのフォントが何書体搭載されているか」なんてことは全く関係がない。また、FAX機能は普段は電源を切っているのだし、それを前提に最新型の「おたっくす92CW」を買っちゃったから不要。後は騒音が下がっていればなお良い。ついでに言えば、RICHO IMAGIO Color2800Fのスキャナードライバー(TWAIN)はMac OS X未対応なので、これも新しくなっていれば完璧。
と言うわけで、以上の要望(要件)を箇条書きにしてまとめ、更にPostScriptが確実に通るかどうかを確認するためのデータをCD-Rに焼き、そのデータと同じものをRICHO IMAGIO Color2800Fでプリントした出力見本を付けて、以上一式を我が家にやってきた営業担当に渡した。

待つこと数日。営業担当はMacのこともPostScriptのことも判らないので技術担当と一緒に来宅。打合せの結果は下記の如し。
  • 該当機種は「RICHO imagio Neo C240 Model 5」になる
  • 価格を下げるために用紙トレーは2段(A4、A3)とする
  • 空いた下段は「もの入れ」となる(予備トナーや用紙を入れる場所が出来るので大歓迎)
  • Fieryは搭載せず、PostScript Level3のボードを入れる(厳密なカラーマッチングなどは出来なくなるが前述のごとく、今やどうでも良い)
  • プリント速度の関係からメモリーは目一杯増設する(合計384MB)
  • FAX及び自動紙送り装置は無し
  • スキャナーはMacに対応しないので無し → ×
  • この結果、月額リース料は半額となる → ◎
スキャナーがMac対応じゃないから付けても意味がないと言う点は今や仕方がないとあっさりと諦める(Windowsには対応しているが、Macに関しては将来的にも対応予定無しだそうな)。
この点について、リコーの技術担当の話では、今やDTP対応、あるいはMac対応はいよいよもって少数派。その小さな小さなDTP専門市場はXEROXのDocuColor(DocuPrint)の独占状態。だからリコーとしてはキャノンやエプソンと、いわゆるビジネス市場(Windowsによるネットワークプリンター環境)に注力していると言うわけ。
他は問題なし。なんたってリース料が半額になるのが一番重要なのだ。
ちなみにサイズや騒音は(定格上は)下記のように改善される。
  • サイズ=W620 x D757 x H602mm → W550 X D670 X H781
  • 占有寸法=W1330 x D757mm → W550 x D670
  • 重量=約105kg → 約97kg
  • 待機時騒音=49.6dB → 43dB
  • 稼働時騒音=66.0dBは同じ(※実感的には遙かに静か)
  • 最大消費電力=1.5kwは同じ
筐体の容積比では新型は101%なのだが、占有面積比ではたったの36%しかない。この違いは大きい。また騒音は実際にはまるで違い、嘘のように静かである。

と言うわけで従来の「A3対応フルカラーコピー兼、PostScript Level3対応カラープリンター兼、G3対応FAX兼、A3スキャナー機能付き」から「A3対応フルカラーコピー兼、PostScript Level3対応カラープリンター」に格下げ(??)なったわけだが、何も問題はないのだ。
大体、フラットベッドスキャナーを使う機会というのは今や本当に滅多にないことなのだ。自分で撮る写真は全部デジカメ=CASIO QV-3000EXなんだから。
それに、もしもどうしてもフラットベッドスキャナーを使わなければならなくなったら(数枚なら人に頼めばよいが、ある程度の枚数をスキャンする仕事があったというような場合)新品を買っちゃえばいいのだ。例えばエプソンのGT-7300U(USB接続、1200dpi、48-bit入力)を秋葉館のWebで調べると、その価格はなななな何と9,400円なんて時代なのである【苦笑】。

設置当日=つまり今日、営業担当、技術担当(いつもメンテしてくれる人)、運送屋さん二名で旧IMAGIOを撤去し、RICHO imagio Neo C240 Model 5を設置。
まずびっくりしたのはふた周りほど小さいこと。また排紙方法が違うので左横の張り出しが全くないも素晴らしい。

もっと驚いたのは運転音の小さいこと。アイドリング状態(予熱状態。コンピュータで言えばスリープ状態)ではほぼ無音。
もっともっと驚いたのは起動時間の速さ。定格通りどころか実質1分でプリントもコピーも可能になる。今までのRICHO IMAGIO Color2800Fはこれがなな何と7分も掛かったのだ。
また予熱状態からの復帰は殆ど一瞬。
てなわけで第一印象は非常に宜しい。

昨夜のうちにRICHOのWebからドライバーとPPDをDownloadしてMac OS XとMac OS 9にそれぞれ専用版をインストール済みなので、続けて出力テスト。これも全く問題なし。
毒林檎談義 - Macintosh - DoromPATIO
おまけ写真@来夢。西日の中で撮影したので全体が赤っぽい
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こちらは(引き取られていった)3年以上に渡って大活躍したRICHO IMAGIO Color 2800F。裏技を使えばPPDはちゃんとMac OS Xに対応するのだが、その情報がリコーのHomePageに何も書かれていないのは困った話である

若干、気になるのは手差しの場合も用紙がストレートには通らない構造なのでかなり厚手の用紙を使った場合にどうなるかという点ぐらい(旧IMAGIOは手差しの場合は完全なストレート給紙になる)。これは例えば頼まれて「豪華チックな名刺」を作るときなどにしか関係がないのだが、こればっかりは実験してみないと判らない。
但し面倒なのでまだやってない(^^;;

とにかく、FAXとスキャナーの機能は無くなっちゃったが、それは納得ずくのことなので良いとして、機種変更の最重要ポイントである「低騒音、速い立上り、月額リース料の低減」は見事に達成されたのだから万々歳である。

追記:その後、前述の「豪華チックな名刺」を印刷する機会があった。用紙は吉祥寺のユザワヤで買った110gのもの。これはかなりの厚手である。結果から言うと、何の問題もなかった。と言うのも、今度のimagio Neoには最初から「厚手モード」と言うのがあり、それはちゃんとMac OS Xのプリンタードライバーからも指定できるのである。厚手用紙の場合、ちゃんと紙送りやプリント時の自動対応をするように設定されるらしい。その結果、分厚い名刺は何の問題もなくちゃんと美麗にプリントされたのである。
なお導入前にリコーの技術者が言っていたように「ベタのノリ」はimagio NeoとRICHO IMAGIO Color2800Fではだいぶ違う。RICHO IMAGIO Color2800Fの場合はベタは盛り上がり、黒でも赤でもテカったような仕上がりになるのだが、imagio Neoの場合は盛り上がりはなく、沈んだ感じになるのである。どっちがよいかは一概には言えないのだが、どちらの場合も600dpiの高精細印字はインクジェットの比ではないので問題はない。
とにかく理想の出力を前提とするとレーザープリンターとインクジェット(写真に最適)は両方必要であり、一台では無理なのだ。


追記@2011年2月9日[火]:2010年12月某日。年末恒例のライブイベント=某私大同期ライブの資料をプリント中に大ミス【苦笑】。レーザープリンターに使用してはいけない種類のインクジェット専用紙を通してしまったのだ。これをやっちゃったのは二度目。
ほいでもって。
これをやっちゃうと、そのインクジェット専用紙は熱定着ドラムに絡みついて二度と取れなくなるのだ。つまりドラム交換しかないのである【涙】。

1回目の時はまだリース中&メンテ契約中だったから無償でドラム交換だったから良かったのだが、購入後7年目のRICHO imagio Neo C240 Model 5君はとっくの昔にリース契約が終了して所有権は筆者(我が社)にあり、経費節減のためにメンテ契約も打ち切っているので、修理するとなると軽く10数万は掛かる【爆】。熱定着ドラムはレーザー複合機のメカ的な心臓部なのである。そして、イマドキ、複合機ではない単純なA3レーザーカラープリンターの最安値は5万円を切っている【爆】。つまり、修理は全く無意味なのだ。

となると今度は廃棄になるのだが、imagio Neo君はピアノ並みの重量がある大型機。粗大ゴミではなくて産業廃棄物だから、これまた裁定でも数万円掛かる【涙】。さてどうしたもんか【??】

しぃかぁしぃ〜。
持つべきものは友人知人。幸いにして伝手を見つけて、ちゃんとした業者による無償処分の手配が出来たのであーる。超ぉ〜らっき〜♪
と言うわけで7年強に渡って愛用したimagio Neo君は我がSOHOから去っていったのだったのだった。
ご苦労様でした。
m(_ _)m
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