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2001.03.16[金]更新
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PowerBook G4/400(M7952L/A)
その4:Tipsなど
pbg4
PowerBook G4を丸々四日間利用してわかったことなどをアットランダムに書いてみよう。

Mac(あるいはPC全般。あるいは機械全般)で一番大事なことは安定性である。要するに爆弾●〜*やフリーズ頻発では仕事にも遊びにも使えないと言うことである。安定性=信頼性であるから、これは当たり前のことである。
この点で昔からMacには大きな誤解がある。つまりMacは爆弾●〜*が多くて安定していないから実用に適さないと言う風評である。しかしこれは大間違い。漢字Talk2.0の昔から、ちゃんと構築したシステム・フォルダーと充分なメモリー、適切な周辺機器とその接続方法で、爆弾●〜*と無縁な安定したMacを構築することは可能だったのだ。
だがしかし、そう言うMacを自分のものにするには経験と知識とある種病的な探求心が必要であり、その結果、実際問題として世の中の殆どのMacは安定性に欠けていたと言うのも事実である。
つまり「「すっぴん状態」=買って来たまんまのMac」では安定していない場合が多いのは事実だったし「素人が下手にいじると最悪」だったのもこれまた事実だから、商品としては問題があったわけだ。
だがしかし、Mac OS 7.51ぐらいからは「すっぴん状態」でも随分と安定度が向上し、特に最新のMac OS 9.1であれば、そしてMac本体も最新型であれば、今や特別なことを何もしなくても爆弾もフリーズも無縁な状態で使えると言って良い。
(※但し充分なメモリーを搭載しており、余計なソフトを入れていないと言う大前提があるのは言うまでもないが)
さて、我がPowerBook G4であるが、AirMacとメモリーを取り付けて起動した日曜日の午前11時から数えて、この原稿を書いている時点までに延べでざっと78時間ぐらいの間、ソフトウエアインストール時の意図的あるいは不可避的な再起動などは別として、完全に電源を落とすこと=シャットダウンは一度もやっていない=つまり機械的に休ませていないのだが、その間、爆弾もフリーズも一回もない。
2回ほど、MS Internet Explorerだけが勝手に終了したことがあったが、これはMS Internet Explorer並びに、その時アクセスしていたサイト側のJavaScriptなどに問題があるからであり、Mac OSやPowerBook G4のハードウエアに責任があるわけではない。
と言うわけで、このPowerBook G4は今まで筆者が使ってきた29台のMacの中で最初から最も安定度が高いと断言できる。

液晶画面のドット落ちは簡単に直せる。
液晶式のモニターは、聞いた話では最大3個までのドット落ちはクレーム対象とならないらしい。ドット落ちとは画面上の液晶のドット(RGB各色で発色するピクセルそのもの)が発光しなかったり、あるいは反対に常時発光したままになっている状態を言う。もしも、そう言う製品に当たったら運が悪いとしか言いようがない。
しかし幾つかのBBSで、もしもドット落ちがあった場合、それを非常に原始的な方法で簡単に治せると書いてあったのを見た。
さて自分のPowerBook G4である。購入後、Adobe Photoshopを使って画面を真っ黒あるいは真っ白にしてチェックしたところ、液晶画面の2カ所でRGBのRつまり赤が常時発光していることを発見した。これは大いにショックである。なにしろ不良品として交換できないんだから。
しかし慌てず騒がず、BBS情報を実行してみた。
その方法は呆れるほどに簡単である。用意するものはティッシュと自分の指先だけである。なおBBSでは詳しく書かれておらずヒントだけだったので、筆者が成功した手順を正確に記述する。
  1. 右利きの場合、右手の人差し指の先端にティッシュを巻き付ける
    ※これは液晶画面に指紋や手脂を付けないためである
  2. 同じく、左手を大きく拡げて液晶パネルの裏側全体を支える
  3. ティッシュを介して液晶の不良部分を指先で比較的強く押し込む
    ※この時、爪を立ててはいけない。あくまで人差し指の腹の部分で押すこと
ただこれだけである。これで治っちゃうのである。嘘みたいだが本当である。
筆者は液晶画面の物理的電気的電子的構造に詳しくないので、何故これだけのことで治ってしまうのかはわからないが、結果良ければ全て良しである。
以上の結果、我がPowerBook G4の液晶画面の状態は完璧である。 ※但し、この方法で必ず直るならTFT液晶のドット落ち問題という議論はないわけで、つまり必ず直るとは限らないのである。直る場合は運がよいと言うことになることをお忘れ無く

そのPowerBook G4の液晶画面(正確には「15.2インチ(対角)アクティブマトリクス方式(TFT)ワイドスクリーンディスプレイ」)は従来筆者が10年間慣れ親しんできたトリニトロン系のCRTとは全く表示特性が違う。
そもそも液晶画面は完全にデジタルなのでドット(ピクセル)一つひとつが極めて鮮明である。よってCRTでは原理的に不可避な色ずれやにじみが全くない。だから文字は非常に読みやすい。しかし鮮明すぎるので高圧縮のJPEGや低画質のGIFの場合、特に前者つまりJPEG独特の8×8 pixelのディザリング処理が物凄く目立つ。もちろんGIFのグラデーション部分のディザリングも物凄く目立つ。これらはCRTなら適当に滲んでいた程度であっても、液晶で見ると全くごまかしが利かなくなるのである。この結果、我がデスクトップ・ピクチャーの一部は今後、Adobe Photoshopの入念なるぼかしツールによる「お化粧作業」が必要であることが判明した。
また、このPowerBook G4レポートを作るようになってからサムネール画像にJPEGが増えた。微妙なグラデーションがある画像の場合、今までのように32色あるいは64色に減色したGIFでは粗が目立つからである。

液晶画面はCRTに比べて視野角が狭い。別の言い方をすると、見る角度によって明度・彩度・色相が違っちゃうのである。正確に真っ正面=垂直方向から見たときが一番明るいのは当たり前なのだが、逆にコントラストが落ちたようにも感じる。つまり明るすぎてハレーションを起こしているような感じになるのである。
そこで液晶画面の角度を手前、あるいは奥に少し倒してやると自然な感じになる。別の言い方をすれば、若干斜めから見る方がコントラストが自然なのである。
ここで悩むのが「一体、どっちの状態で画質調整をするのが正しいのか?」そして「どの角度で見るのが正しいのか」と言う問題である。
正確なところはインターネットやMac系の雑誌で調べないといけないのだが、一応、Adobe Photoshopをインストールすると同時にインストールされる「Adobe Gamma(コントロールパネル)」を使って、可能な限りの調整は行った。まだ90%ぐらいしか納得していないが。
だがしかし、それにしても1152×768 pixelと言うサイズと基本的な発色特性は実に見事だとしか言いようがない。
と言うことはつまり、市場的には今のところは未だ価格の問題でCRTが主流だが、やがて全てのPCのモニターが液晶などのフラット・パネル・ディスプレイに置き換わるという趨勢は止めようがないと言うことである。吉永小百合のコマーシャルは正しいわけだ。

BTOで20GBにしたHardDiskはIBM製であった。速度は問題なし。東芝製の方が静からしいが、IBMの場合でも、その動作音は夜中に使っていても気にならない程度である。但しこう言うことは個体差の影響が一番大きいのだが、とにかくシーク音以外には気になる高周波や振動は少なくとも筆者の耳には聴こえない(高周波や低周波は聴覚の個人差も大きい。その上、筆者は既に48歳であるから高周波は聴こえない筈である)。
但し、たまぁ〜に「カチャーン」と言う金属質の異音がするのだが、これはIBM特許の「ヘッドの退避スペース」からヘッドがHardDiskの盤面に戻るときの音だから気にしなければよい。それを知らないとびっくりするような「異音」だが。
音と言えば、PowerBook G4で一番うるさいのは実はDVDドライブ。振動はほとんど無いのだが回転しているときの音は結構物凄い。ただし、それはCD-ROMやCD-Rを読み込んでいるときの話。音楽CDやDVDの場合は全くの無音である。つまり実用上の支障はない。
DVDソフトの鑑賞についてはPowerBook G4本体のセットアップに時間が掛かりすぎており、まだ詳しく追求していない(^^;;

発熱について。
この問題もあちゃこちゃのBBSなどで色々なことが言われているが、うちのPowerBook G4について言えば、熱の問題は何もないようである。
PowerBook G4はキーボードの真下にあるCPUの発する熱をヒートシンクからキーボード右横のパワースイッチの辺りに逃がし、そこから放熱させる設計になっている。また必要があれば内蔵の放熱ファンが回ることになっている。
BBSなどによれば、このパワースイッチの辺りが触れないほど熱くなる例などが報告されているが、うちの場合はほんのりと暖かい程度である。底面は結構熱く、もしも膝の上で操作したら低温やけどになりそうなぐらいだが、そう言うことをするつもりはないので、これまた関係ない。内蔵ファンが回ったことは一度もないし、PowerBook G4が熱暴走する気配もない。
この種の問題は使用環境や季節によっても異なるわけだが、筆者の予想では、おそらくPowerBook G4/500MHzの場合に発熱が問題になるのではないだろうか?
スペックダウンのPowerBook G4/400MHzの場合は問題がないのではないか?
と言うわけでサードパーティから各種発売されているPowerBookの下にセットする冷却用のディバイスは多分、不要であろう。もちろん、最終確認は真夏を過ぎないと分からないのだが。

筆者はMacについては最初っからずっと英語版のキーボードしか使ったことがない。何故なら初期のMacは完全にアメリカ製であり、英語で使うことが前提だったからである。それに筆者の場合、入力方法はローマ字入力だからJISかなキーボードは全く意味がないのである。ついでに言えば、カナ表記のあるキートップのごちゃごちゃしたデザインがまるでMacらしくないから余計にJISカナキーボードは嫌いなのである。
と言うわけで現在のPowerBook G4のキーボードは配列並びにデザインという観点から見て個人的には極めて具合が宜しくない。これを根本的に解決するには、やがて秋葉館あたりが並行輸入するであろうUS版キーボードへのパーツ交換しかない。
現時点ではスペースバーの両側にある「英数」と「カナ/かな」がとにかく邪魔なので「ATOK13のカスタマイザ」を使って、それらのキーを押しても何も機能しないようにしたのが関の山である。何故そうしたかというと、誤って触った場合に変に機能すると、意図せずに入力モードが切り替わってとっても困るからである。
なお前のページにも書いたが、PowerBook G4のキーボードのタッチそのものは十分納得の出来るものであると断言できる。筆者は1982年に導入した富士通オアシス100J以来のキーボードおたくであり、キータッチなどには極めてうるさいのであるが、その筆者がこのPowerBook G4リポートを何のストレスもなくタッチタイピングで入力できているんだから。
なおPowerBook G4には、いわゆる「10-Key」が無い。
「num lock(F5)」を押せば、一時的に「K」を中心にした辺りが「10-Key」の代用になるのは分かっているが、別に筆者は経理マンではないので、その必要もない。
確かに今までのMacWayキーボードとは違うわけだが、だからと言って外付けの「10-Key」を装着するほどの問題ではない。
そこで、この問題は(JISかなキーボード問題も含めて)ATOK13の設定によって解決した。ATOK13の「環境設定」を利用して、記号キーの変換設定をファイン・チューニングすれば良いのである。

トラックパッドは全く使わない。最初から使う気がない。慣れるつもりもない。
例によってマイクロソフト製のIntelliMouse Explorerオンリーである。そのIntelliMouse Explorerは、単にPowerBook G4背面のUSB端子に接続するだけで、専用ソフトをインストールしなくてもちゃんと単機能のマウスとしては動作するのが嬉しい。テストやチェックでMac OS 9.1すっぴんで起動したときも問題がないからである。
もちろん「IntelliPoint」と言う専用のコントロールパネルをインストールすれば、自分好みのボタン機能を満喫できるのは言うまでもない。要するにMac OS 9.1標準のUSBドライバーとの整合が取れていると言うことである。こう言う点は最初からUSB端子のある最近のMacの方がやはり何かと安心である。
以前のPowerMac 8500/G3の場合はPCIバスに後付けしたUSBカードであったから、そう言う点では色々と問題があったのである。
とにかくIntelliMouse Explorerは優れものである。欠点は価格が高いことぐらいだが、とにかくPowerBook G4のように食堂テーブルのテーブルクロスの上で操作する機会が多い場合でも、マウスパッドが不要と言うだけで使う価値があると思う。
もしも昔のマウスだったら一日でテーブルクロスの繊維を巻き込んで動作不良になるだろう。
但し光学式マウスはガラスの上や、極端な柄変化のあるマウスパッドなどの上ではまともに動作しないので、その点だけは注意。筆者の経験ではIntelliMouse Explorer(あるいは光学式マウス全般)が一番完璧に動くのは真っ黒なものの上でである。

PowerBook G4は確かに従来のPowerBookやiBookに比べると軽い。だからと言って2.4kgは頻繁に持ち歩きをするには重すぎるのだが、それとは別に『友人・知人に見せびらかしたい衝動【笑】』と言うものもあるので、秋葉原でPowerBook G4を収納するソフトケースを探してみた。
PowerBook G4を裸でアタッシュケースに入れて傷を付けたくないからである
まだ現時点ではPowerBook G4専用のものは発売されていないのだが、ラオックスMac館や秋葉館にはPowerBook G4を入れられる大きさのものがあることにはある。しかし高い。3,800円とかするのである。今後発売予定の専用品もそんな値段である。これは余りにも馬鹿馬鹿しい。
筆者は昔はレナウンで仕入れをやっていたから繊維製品の原価は見ただけで分かるのである。
そこでラオックスのコンピュータ館5階、つまりWindows用ノートPCの売り場に行ってみた。そうしたらサンワサプライのA4サイズがPowerBook G4にぴったりであることがわかったので速攻でゲットした。
その価格はなな何と、たったの590円であった(^^)v
pbg4
ぴったりサイズで590円♪

コンフリクト情報。全てのインストールが完了した時点で再起動したら、いきなり「AirMacのハードウエアが認識できません。装着を確認してください云々」と言うダイアログが表示された。さっきまでちゃんと動いていたんだから、それは無いだろうと言うことで起動ディスクを切り替えたら問題なく認識する。
と言うことは「自分仕様」のコントロールパネルか機能拡張とのコンフリクトである。
かくて、とっても久しぶりに機能拡張マネージャーで設定を変えながら10数回の再起動を繰り返して原因を特定することに成功した。犯人は「USBSerial(機能拡張)」である。何のソフトがインストールしたものかは知らないし、その機能も分からないが名前からして筆者には関係なさそうであるし、実際、使用停止にしてあるが今のところは何の支障もない。

実はもう一つ、PowerMac 8500/G3をMac OS 9.1にしてから発生していたコンフリクトがPowerBook G4でも起きている。それはアップル・メニューの「計算機」が起動しないと言うものである。これもすっぴんのMac OS 9.1なら動くので、それ以外の何か(多分、機能拡張書類)とぶつかっているのだろうが、原因の特定には時間が掛かるし「計算機」を使いたくなることは滅多にないし、手近に電卓があるので、この問題の解決はずっと先送りされそうである。追記:上記を記述した一週間後、やはり気になるものは気になるので機能拡張マネージャーと再起動の繰返しで原因の特定に成功した。なんのことはない、以前から半分趣味で入れていた「LibMotoSh」が原因だった。これは1996年にモトローラが発表したMac OS ROM内ルーチンと置き換わってPowerPCの演算速度の一部をより効率化するためのライブラリー。Mac OS 9などでは関係ないという説とあると言う説とあるがベンチマーク・テストをするとほんの僅かながら速くなることは確か。しかしPowerBook G4は充分速いので、これを機会に引退=システム・フォルダーからの削除が決定した。
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