DoromPATIO DoromPATIO
topPage
information
That's談
Link
来夢&来喜日記
日々雑感
Guitars
Macintosh
DoromPATIODoromPATIODoromPATIODoromPATIODoromPATIODoromPATIODoromPATIO
2001.03.24[土]更新
topPage
DoromPATIO
PowerBook G4/400(M7952L/A)
その9:雑感&Tips(2)
pbg4
こうすれば場所を取らないコントロールバー
ゴミ箱はMac OS X風にしてある

PowerBook G4が来て早くも3週間。雑感やTips、ある種の不具合なども徐々に明らかになってきたので、まとめてみた。

PowerBook G4を使っていて結構気になるのが液晶にくっついた細かい埃。画面が白バックだとかなり気になる。スリープして画面が真っ暗になると余計に目立つ。場合によってはドット落ちかと誤認する場合もある。
PCショップには液晶専用のクリーナーも色々と売られてるようだが、とりあえず手持ちの「本体も画面もOK」が謳い文句の『突撃』と言う物凄い商品名の界面活性剤入りウエットティッシュで拭いてみた。『突撃』は静電気の帯電防止剤も入っているので効果はてきめん。クリーニングした直後から、まったく埃が付かなくなった。
と言うわけで、定期的にこの種のクリーナーで拭き拭きしてあげればいいわけだ♪

その液晶であるが、三週間で特性を理解した。
特性とは「液晶は環境光の影響がCRTよりも大きい」と言うことである。
CRTの場合、発色原理からテレビと同じく、鮮明な画像を得るためには画面への光線の直射を避け、なるべく周りを暗くした方が良い。
ところが液晶は逆なのである。液晶はある程度、周りが明るい方が画面も明るく感じられるのである。もちろん、もろに光線が画面を直射しては駄目なのだが、ある程度の光が画面に当たっていた方が画面が明るく感じられるのである。
細かい理屈は知らないが、CRTの場合は後部から照射された電子線によって画素が直接発光(発色)しているのを見ているのに対して、液晶の場合は電気的電子的に(CRTに比べて弱く)発光発色している液晶画素の後部からバックライトをあてているわけである。だから外部の光が液晶画面に当たると、それが液晶の奥で反射して戻って目にはいるので明るく感じるのではないかと推測できる。
実際、今まで8500/G3が置いてあったOAラックでPowerBook G4を使う場合は室内照明の蛍光灯が画面に差し込むし、すぐ横は窓なので日光も入る。だからCRTの場合は設置角度などに注意が必要だったし昼間はカーテンをしておかないと駄目だったのだが、PowerBook G4は逆に画面が鮮明になる。
反対にリビングルームで使う場合はPowerBook G4には室内照明は直接は差し込まないし、相対的に部屋は暗い。その状態ではPowerBook G4の画面も若干暗く感じられるのである。
以上から、リビングでは若干明るく、OAラックの上では若干暗くと言うように、その都度、液晶の輝度の微調整をした方が良いという結論に達した。幸い、輝度はF1/F2キーで簡単に調整できるので実用上の支障はない。

この三週間、PowerBook G4はずっと電源は入れっぱなしであるが、動作は相変わらず非常に安定していると結論できる。バッテリーだけで動かしていても安定性に変化はない。
細かいことを言うと、これまでにMS Internet Explorerが数回落ちたことがあるが、前にも書いた通り、その原因はサイト側にあることがわかっている。Adobe PageMaker(6.5.3J)を使用中に一回だけフリーズしたが、既にInDesignに道を譲る運命にあるソフトでもあるので、まぁ仕方がないだろう。またAdobe PageMakerはページ切換えなどで自動的にファイル保存するので実害はなかった。Tips:MS Internet ExplorerあるいはOutlook ExpressあるいはMicrosoft Entourageの動作が不安定になってきたら、MS Internet ExplorerまたはOutlook Expressと一緒にインストールされる「Microsoft Internet First Run」をダブルクリックする。これでMicrosoft系のソフトがインターネットするために必要なファイルがシステム・フォルダーなどに自動的に再インストールされ、環境が再構築され、99%不安定な動作が解消される。Tips(2):Outlook ExpressまたはMicrosoft Entourageの不要なE-Mailを「削除済みアイテム(フォルダー)」から削除してもデータそのものは残っており容量は減らない。この場合、特に困るのが添付書類のあるE-Mailの見えない残存データである。無意味なものが何MB、何10MBと隠れているんだから。
こう言う場合はOptionKeyを押しながらMicrosoft Entourageを起動する(この方法を発見したのはOutlook ExpressからMicrosoft Entourageに移行した後だったので、Outlook Expressでは検証していない)。すると「データベースの再構築」と言うダイアログが表示されるので「通常」または「高度な再構築」のいずれかを選び実行する。そうすると残存データは完全に削除される。
大抵の人はメーラーのデータをそのままHardDisk上にどんどんと溜めていくが、適当なインターバル(最低でも一年に一回)はバックアップを取ってから不要なデータを削除した方が良いに決まっている。ある日突然、肥大化したメールのログが読めなくなっても誰も責任を取ってはくれないからである。

速度について。
コンピュータの速さを一般人は一体のものとして受け止めるが、実際にはCPUと画面表示とI/Oの速度それぞれが影響する。そして全てがバランス良く速くないと、結果として速さを感じられないのである。クルマで言えば、エンジンだけ高出力でもタイアやサスペンションが駄目なら速く走れないのと同じ理屈である。
PowerBook G4については、その総合バランスが大変に良くできていると評価できる。
例えば前述のAdobe PageMakerを操作する場合は頻繁に表示サイズ(表示領域)を切り替えるのが普通であるが、その際の再描画の速さに驚いた。8500/G3時代とは明らかにレベルの違う速さである。
G4の目玉であるAltiVec Engineをフル活用するAdobe Photoshop 6.0も、これまた明らかに速い。特にフィルター処理などは8500/G3の時とはかなり違うと体感できる。
@niftyのフォーラムの会議室の幾つかを未だに「ComNifty+茄子R連合」つまり、いわゆるパソコン通信環境で読んでいる筆者なのだが、接続はインターネット経由のTelnetである。これだと@niftyの接続料金は発生しない。@niftyが空いている時間帯ならComNiftyのテキスト・スクロールはフルカラー表示であるにもかかわらず全く目で追えないほどで、そのスクロール速度は8500/G3時代のIx3D Ultimate Rezよりも明らかに速い。いずれTTY接続サービスは無くなるだろうが、文章だけを読むなら、やっぱりWebやBBSよりもパソコン通信の方が遙かに便利なのは確かである。
なおFinderの動き、Applicationの切換えなど、いずれも8500/G3時代よりも格段に速く快適でことは言うまでもない。
ただし液晶の表示速度・表示特性はCRTと異なるので、その点だけはCRTの方が速く感じる場合がある。どう言う事かというと、液晶は画素のオンとオフがCRTほど瞬間的ではないのである(多分、オフに若干のタイムラグがあるのだろう)。この結果、例えばNorton Disk Doctorでディスクを検証している時にプログレス・バーの上に次から次へと超高速で表示されるファイルやアプリケーションの名称がダブって見えるのである。
しかしマウス・カーソルを素早く動かした場合などについては、一昔前のPowerBookのようにカーソルの残像が残ったり、あるいはサブマリン現象(表示が追いつかず一時的にカーソルの表示が消えてしまうこと)は起きない。
つまり実際の操作上では何も問題はないと言うことである。

PowerBook G4をバッテリー駆動するときは省エネルギー設定コントロールパネルでCPU速度を300MHzに落とすことが出来るのだが、驚いたことに、この3/4=75%の性能の状態でも別に遅くなったとは感じられない。PowerBook G4/500MHzなら3/5=60%と差が大きいからわかるのかも知れないが、少なくとも筆者には全くわからないぐらい差がないのである。
この結果、PowerBook G4を移動した直後にパワーアダプターを繋がずに、そのままバッテリーで動かす機会が増えた。なお、リビングに置いたままで就寝する場合はパワーアダプター・ケーブルは外してからスリープさせておく。ワイフがうっかり足を引っかけたりしないためである。

PowerBook G4をバッテリー駆動していて、ある角度ある持ち方でスリープさせずにそのまま持ち上げると、いきなり電源が落ちてしまうトラブルが一部のロットで発生しているらしい。幸い、うちでは起きないのだが、PowerBook G4をひっくり返してチェックしてみると、バッテリーはほんの1mmほど斜めに装着された状態になっていることはPowerBook G4が到着した日から分かっていた。また、この状態でバッテリーの四隅を押すと若干のガタがあることも知っていた。
部品精度の問題だろうが精神衛生上、全く気にならないわけではない。
そこでバッテリーを外してメモ用紙を折り畳んだものをスペーサーとして完璧に水平ジャストフィット=底部とツライチな状態=になるように微調整した。
この結果、ガタも無くなって一安心&自己満足である。
デザインが売りのPowerBook G4であるから、どこを見ても美しくなくてはいけないし、この状態の方がバッテリーが、がっちりと収まっていることは確かだからである。
この問題を詳しく知りたい人はこちら
アンケートに答えた関係で
筆者のコメントも「どろんぱ」名義で掲載されている(^^;;
Copyright Y.Yamamoto M.D.

AirMacのアンテナ感度はPowerBook G4よりiBookの方が明らかに良い。iBookの場合、コントロールバーのAirMacの受信状態を表す5つのライムグリーンのLCD(を模した表示アイコン)はいつでもどこでも5つとも点灯しているが、PowerBook G4の場合はベースステーションから離れたリビングルームでは4つしか点灯しない。
これは恐らく内蔵アンテナの位置と角度並びに筐体の材質の問題だろうと推測される。
iBookのアンテナは液晶パネルの左右に入っており、しかも筐体はプラスチックである。液晶パネル左右であるからアンテナは使用時には垂直に近い角度となる。プラスチックは電波を遮蔽しないし、アンテナは垂直に設置されるのが良い。つまりiBookのアンテナは理想的状態なのである。
これに対して、PowerBook G4のアンテナは液晶パネルではなく、本体の左右に入っており、その本体はチタン製である。だからPowerBook G4の筐体の手前左右にはアンテナのための「窓」(チタンに窓を開けて、そこに樹脂が填め込んである)が開いている。この窓がないとチタンが電波を完全に遮蔽してしまうのだろう。しかもアンテナは水平状態で動作することになる。このようにPowerBook G4のAirMac用アンテナのレイアウトには設計上やや無理がある。
と言うのも、PowerBook G4のデザイン上の特長でもある極端に薄く目一杯のサイズの液晶側のパネルにはアンテナを収納するスペースがなかったから、結果的にアンテナ感度が若干犠牲になったと言うことなのだろう。しかし性能上の支障は、少なくとも我が家の環境では全くない。
なおPowerBookもiBookもアンテナが2本ずつ入っているのは車載テレビのアンテナなどと同じダイバーシティ方式(2本のアンテナのどちらか、より受信状態の良い方をリアルタイムに切り替えて最良のゲインを得るシステム)だからである。
pbg4
理想的受信状態の場合はこうなるが
pbg4
ベースステーションから離れるとこうなる
pbg4
関係ないがバッテリー残量が少なくなると詳細表示計と残り予想稼働時間表示される

その他の細かいネタ…
  • 内蔵モデムを使ってPowerBook G4同梱のFaxSTFを使ったFaxModem通信は全く問題なく成功した。ファックス電話帳は8500/G3時代の古いバージョンのFaxSTFから、ちゃんとインポートできたが若干の修正が必要だった。なおFaxModemは送信にしか使わないので、その必要があるときだけPowerBook G4にモジュラー・ジャックを差し込めばよい。
  • キーボード入力中に、筆者としては全く使わないトラックパッドに触れてしまうことによる誤動作をたまに経験する。トラックパッド・コントロールパネルにトラックパッドをオフにする機能が欲しい。そのためのフリーウエアもあることにはあるが形式や動作が気に入らないので使っていない。
  • この問題の別の解決方法はキーボード(ユニット)をUS仕様に交換することである。何故なら標準の「JISかな」の場合、ホームポジションを取ると相対的にトラックパッドが右に寄った状態となり右手の親指の付け根が触れてしまうからである。US仕様ならトラックパッドは相対的にセンターに来るので問題が解消するはずなのである。早く秋葉館あたりに並行輸入してもらいたいし、そもそもはAppleStoreで最初からBTO出来ればいいのだ。
  • PowerBook G4を持ってしてもAdobe GoLive 5.0は重い。とてもじゃないが使う気になれない。と言うわけで、相変わらず仕事もプライベートもHTML作りは古い古いClaris HomePage 2.0Jがメインである。
  • 実際には殆ど使わないが、たまぁ〜に使いたくなる可能性があるカードH"を買うべきか買わざるべきか、ザット・イズ・ザ・クエスチョン(c)シェークスピア
  • 極端から極端へ走る我が思い込み症候群【苦笑】の結果、超コンパクトなPowerBook G4で筆者のやりたいことが全て可能であることが確認出来た今日この頃となっては、デスクトップ機を使うこと、使う人の全てに違和感を憶えるこの身勝手さよ(^^;;
  • 同じくPowerBookあるいはiBookあるいはノートPCを無線LAN環境にしていない人、そう言う環境を知らない人って可哀想(^^;;
  • ついでに言えば、未だにISDN or モデムで通信している人はお気の毒(^^;;
  • ところでついさっき、春分の日つまり休日だというのに書留が届いた。Adobe Photoshop正規ユーザー向けに案内されたWeb上での「Adobe Photoshopのアンケート(滅茶滅茶項目が多くて手間暇が掛かった)」に真面目に解答したら抽選で高島屋の五千円の商品券が当たったのである。らっき〜♪
MacPlus macII LC475 PM5500 8100 8500 7220 iBook PBG4 DoromPATIO MacBook Pro
CASIO QV-3000EX MacBook Pro
猫 チンチラ 来夢&来喜
←
←
↑
→
↑

MacBook Pro
iPod and iPhone
Mac OS X
Tips of Macintosh
レシピ, recipe
書籍, 本, books
映画鑑賞, 洋画, movies
旅行, トラベル, travel
七不思議
Guitar, ギター
Bass, ベース
Effector, エフェクター, ペダル
Tips of Guitars
pageBack
http://company.insight-dp.com/ http://murmur.insight-dp.com/
(c)insight, inc. All Rights Reserved.
無断転載複写を禁ず