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2000年度の国内乗用車販売実績が明らかになった。
ベスト20は下記の通りである。 |
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乗用車(普通車+小型車)車名別登録台数順位(2000年度) |
順 位
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車 名
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メーカー
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台 数
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カローラ
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トヨタ
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162,870
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ヴィッツ
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トヨタ
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160,731
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エスティマ
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トヨタ
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122,437
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オデッセイ
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ホンダ
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120,391
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ファンカーゴ
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トヨタ
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106,835
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クラウン
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トヨタ
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101,000
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BB
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トヨタ
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89,926
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キューブ
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日 産
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85,836
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ステップワゴン
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ホンダ
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79,270
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デミオ
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マツダ
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77,538
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マークII
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トヨタ
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74,092
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レガシィ
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富士重工
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66,953
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セレナワゴン
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日 産
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64,093
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マーチ
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日 産
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62,902
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サニー
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日 産
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57,765
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プラッツ
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トヨタ
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54,113
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MPV
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マツダ
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50,864
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シビック
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ホンダ
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42,035
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エルグランド
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日 産
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41,203
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T・ノア
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トヨタ
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38,617
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日本自動車販売協会連合会調べ
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ご覧の通りベストテンのうち実に6車種がトヨタであり日産は1車種しか無く、三菱は1車種もない。三菱はどうでもいいとして、凋落傾向が止まらないのが日産。かつてカローラと大衆車の座を争ったはずのサニーや、リッターカーの目玉であったマーチがベストテンに見あたらない。リストラの神様ことカルロス・ゴーンが幾ら頑張って出血を止めて贅肉を削ぎ落としても、肝心の車が売れなければどうしようもないだろう。
また全体としてはセダンが全く駄目でクラウンが孤軍奮闘している状態。あとは全てRVなどのワゴンである。ところで自動車という製品は安いクルマを幾ら売っても儲からない。クラウンを一台売るとカローラにして10台分近い利益が出ると言われているが、そう言う意味でもトヨタの独走体制は明らかである。カローラやヴィッツやファンカーゴでは儲からないが、しっかりとクラウンやエスティマも売れているからである。これに対して日産の場合はキューブしか売れていないと言うことだからメーカーもディーラーもまるで儲からないはずである。ホンダの場合、オデッセイはエスティマとの競争の関係で物凄い値引きをやっているので、これまたかなり辛いはずである。
なんとか10位に入ったデミオはマツダの通例として何とかロングセラーを保っているが商品鮮度が無く、競合車は増えるばかりなので販売の現場はかなり苦しいだろう。以上を総括すれば今年もトヨタの強さは変わらず、いよいよ本気で業界再編を考えるべきではないか? |
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