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年末恒例の紅白歌合戦は子供の頃からの習慣でついつい見てしまう。紅白を見終わったら近所に初詣でに出掛けるというのも恒例行事であり、かれこれ30年以上続いている。さて、昨年末の紅白歌合戦であるが、視聴率はワーストに近かったらしいが、それでも2000年度の全ての番組でトップだったらしい。やっぱり日本人の同質的な行動に大きな変化はないようだ。 |
それにしても前半の若向き演出的な時間帯の人気歌手&グループの歌の下手さは、いよいよもって物凄い。まるで学芸会である。紅白は口ぱくのアテレコでは無いからごまかしようがないのである。
おぢさんとしては、彼等の歌はどれもこれもはじめて聴くものばかりであったが、印象に残るメロディーは一曲もなかった。これじゃ筆者のカラオケのレパートリーは一生増えないだろう。
それはさて置き。
例によって例のごとくの美川憲一と小林幸子について言えば、まず今回は直接対決ではなかったのが不満。それぞれの演出については、これはもう明らかなるマンネリ。あるいは歌舞伎の定番と同じく予定調和の次元なのかも知れない。しかし楽しめることだけは確か。それなりに期待している自分が居るんだからこれは間違いない。
その小林幸子のド派手衣装(と言うよりもほとんど大道具)は今回が打ち止めとの前振り付き。それに噛みついた和田アキ子との舌戦が今年になっても話題になっているが、これについての私見を述べれば、前述のごとくマンネリなんだから、もう潮時とは誰でも思うし、小林幸子は美空ひばりの完璧な物まねが出来るぐらい歌がうまいんだから、そろそろ歌だけで勝負でよいと思う。噛みついた和田アキ子は筆者から言わせれば何で偉そうにしているのかが全く分からない存在だから無視すればいい。本人は大きな誤解をしているようだが歌も抜群に下手だし。 |
紅白での楽しみのひとつは藤あや子の妖艶さであるが、今回は余りパッとしなかった。化粧が悪いのか、そろそろ歳なのか?すっぴんだとまるっきる普通のおばさんであるが紅白の時だけは中年以上のおぢさんにはたまらなく艶っぽかったのだが、これまたそろそろ潮時か? 話題の小柳ゆきは評判ほどのもんではなかった。既に高音が嗄れている。あれなら数年前の全盛期の安室奈美恵の方が良かった。その安室奈美恵は結婚してからオーラが消失してしまったのでまるで駄目。となるとやっぱり白眉は演歌歌手連中の歌唱力である。吉幾三、前川清、細川たかし、北島三郎、五木ひろし、八代亜紀、石川さゆり、天童よしみは歌だけで感動を与える。
特に細川たかしの民謡で鍛えた高音と、北島三郎の抜群の間の取り方は桁違い。そして石川さゆりの歌唱力とルックスの総合力はまるで日本のジュリー・ロンドンである。五木ひろしもいよいよ磨きが掛かってきた。この点、天童よしみは勘弁して欲しい。歌のうまいのは分かるが、幾らなんでもテレビ向きじゃ無さ過ぎる【苦笑】。番外としてピンクレディーは大したもんだった。歌も踊りもバッチリだったし、なんたって偉いのは彼女たちの体型が全く崩れていないことである!
しかも、それが郷ひろみのように無理しているのがミエミエじゃないところが格好良かった。と言うわけで今年の暮れも紅白歌合戦は必ず見てしまう筆者である。 |
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