|
|
|
|
とうとう21世紀になったわけであるが、こちとらは来年になると50歳のおぢさんである。しかるに世の中は景気停滞が恒常化し成人式騒ぎに見られるように既存の価値観やある種の秩序はものの見事に崩壊し病院は信頼できず偉い人はちっとも偉くないし大企業は平気で倒産したり税金投入を当てにしたりすると言う、正にとんでもないご時世になって来ている。自民党政権の出鱈目ぶりは今更論評批判にすら値しない。野党も程度が低く信頼できないと言う意味では大差がない。
つまり我が国の進むべきベクトルは定まらず各人各様勝手気儘やりたい放題なんでもありのバランバラン状態に突入していると言うことである。
その上、地球温暖化は専門家の数年前の予測より遙かに深刻な状況にあるらしい。温暖化だけでなく地球環境そのものがどんどん悪い方向へ向かっているのだと言うことは素人にも容易に想像がつくことである。
つまり、何もかもが余りにも宜しくないのである。となると、こう言う時代こそ、自己のアイデンティティを明確にして、周囲や世相の流れに巻き込まれない態度方針が大切であろう。これを普通の日本語にすると、要は自分勝手に生きれば良いと言うことである。 |
閑話休題
知り合いにさる有名人が居らっしゃる。歳は筆者と親子ほど違う。その名前と顔は大抵の人が知っている。たまぁ〜に食事などを御一緒させて頂くが、この人はその属する業界においては明らかな成功者である。しかし極めて変わり者であり、とぉ〜っても我が侭である。だからこそ個性的で面白く、競争の激しい「某・業界」で生き残って来たのだと思う。それはさて置き。
その有名人さんが食事などの時に必ず語る台詞がある。それを要約すれば下記のようになる。
- 自分はグルメ(美食家)である。
- しかるに自分はもう歳である。
- だから、自分が生きている間に後、○○○○回しか食事を採る機会がない。
※○○○○にはその時点での妙に明確な数字が入る。
- だから自分は気に入った相手としか会食はしないのである。
これは誠に至言だと思う。
若いうちは色々な人と付き合って見聞を広める必要があるし、そもそも自分の価値観なんてものが確立していないんだから、うるさいことは言えない。後で馬鹿な奴と食事したと気が付いても、それはそれで経験値が上がるんだからいいのである。
しかし齢を重ねたら話は別である。 |
と言うことを踏まえて(c)平成教育委員会(ちょっと古いな)。
50歳目前の自営業的中小企業経営者であるおぢさんとしては、少なくとも今年からは以下のことを励行することに決めた。
- 嫌なこと・気の進まないことはなるべくしない
- 嫌な奴・嫌いな奴とはなるべく接触しない
- 毎日を気持ち良く過ごせることを第一に考える
要するに、公然と我が侭を前面に出すと言うことであり、自分のことを第一義的に考えると言うことである。筆者はA型なので元々、好き嫌いは極めて激しいのだが、例えば嫌いな相手が得意先であったり仕事上の関係者であれば、今までであれば仕方なく妥協していた。もちろん、これは収入を得る手段でもあるから致し方ない部分はあったのだが、気分的に宜しくないこと夥しかったのは言うまでもない。
しかし今年からは違う。
嫌いな相手の仕事は受けない。最初から断る。相手は法人格を含む。会社は明らかに個性を持っており、自分と合わない会社というのはあるのである。信じられないほど金払いが良ければ幾らでも妥協するが、相性の悪い会社は決してそう言うことはない。だったら無駄な労力は使わない方が良い。
相性の良い会社、相性の良い相手と楽しい仕事をした方が遙かに気持ちがよいし、結果=収益=営業効率も良いのである。
ところが我々のような弱小中小企業の場合、仕事が来れば、とりあえずは受けてしまうのが通常である。それを今年からやめると言うことである。 |
と言うようなことをHomePageに書いても何の意味もないのではあるが、まぁ、何というか、自己確認の意味で記述してみたのだった。 |
|
|
|