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2001.09.05[水]更新
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■ 蘊蓄&Tips@2001:超簡単AppleScript・他
AppleScript
とっても便利なマイ・スクリプト君たち(^^)v

自分のコンピュータは自分だけの道具だから自分だけにとって徹底的に使いやすければよい。会社あてがいぶちのWindowsマシンとかじゃそうは行かないだろうけど、筆者の場合は幸いにしてそう言う環境にはないので、Macを使い出してから10数年、Mac OSの進歩に合わせて、工夫に工夫を重ねて快適な操作性を追究して来た。逆に言えば、使いにくい状態のままで使い続けるなんてことには絶対に耐えられない。だからとにかく工夫する。

工夫の基本はまず環境の設定である。Mac OSに最初から備えられたコントロールパネルなどを自分にとって最適な状態に設定する。それで賄いきれない部分はフリーウエア、シェアウエア、そして製品版のコントロールパネルや機能拡張を使う。もちろん、それ以前にハードウエアの機能性能が充分でなければならない。無理して古いMacや周辺機器を使い続けても無意味である。コンピュータの世界は秒進分歩なのだから自分自身と自分の環境を時代に合わせていくしかない。それが出来無い場合は使いにくさを甘受するしかない。これらについては以前に書いた

以上の工夫でもまだ改善できない場合。イライラを募らせながらも毎日Macを使わなければいけないのだが、これは精神衛生上、極めて宜しくない。
具体的に筆者が以前、毎日やることなのに面倒で困っていたのが「ComNifty連合の不要ログの削除」だった。未だに@niftyをComNiftyや茄子R(あるいはこれらの後継ソフト)で読んでいる人なら分かると思うが、ComNiftyはアクセスするたびにログファイルを作り、これを魔法のナイフでカットすると、今度は茄子Rが利用するデータベースファイル(通称:茄子Rファイル)をフォーラムの会議室別に切り出す。ずぼらな人はそのままログファイルや茄子RファイルをHardDiskの中に無限増殖させるわけだが、筆者はこう言うことに関しては潔癖性なので、読み終わった不要ファイルは必ず直ちに全て削除する。この場合、普通なら、手順としては何層かフォルダーを開いて行き、そのフォルダーの中の複数のファイルをシフト+クリックで選択し、そしてそれをゴミ箱に移動するわけだから、手順としては非常に面倒くさい。
こう言うときに活躍するのがMac標準装備のAppleScriptである。
方法は簡単。使うものは同じくMac OS標準装備の「スクリプト編集プログラム」だけ。
  1. 「スクリプト編集プログラム」を起動する
  2. レコーディング・ボタンを押す
  3. 所定のフォルダーを開く
  4. キーボードショートカットで全部を選択を選ぶ
  5. ゴミ箱に捨てる
  6. 上記を必要なだけ繰り返す
  7. レコーディングを終了する
  8. 出来上がったスクリプトに適当な名前を付けてアプリケーションとして保存する
「スクリプト編集プログラム」のレコーディング機能を使えば、筆者のようにプログラミングの素養が全くなくてもFinder操作を自動記録し、そしてそれを任意に再生できるわけである。
後は出来上がったオリジナルのアプリケーション(筆者の場合で言うと「Empty to NIFTY-J v2.1」)そのものにキーボード・ショートカットを割り当てたり、エイリアスをDragThingにDrag&Dropすれば、ショートカット一発あるいはクリック一発で複数のフォルダーにある複数のファイルをゴミ箱に移動できるわけである。
しかし「スクリプト編集プログラム」のレコーディング機能は万能ではない。

毎日毎日必ず数10回やることで簡略化できないことがあった。それはE-Mailの受信チェックである。Outlook ExpressやMicrosoft Entourageなどのメーラーには設定時間ごとに自動的にE-Mailの受信をする機能がある。イマドキのブロードバンド時代なら常時接続だから便利至極ではあるが、しかし筆者はこれが嫌いなのである。理由はちゃんとある。
  • こちらが意図せずに勝手にMacが動作するのは好みではない
  • 例えばAdobe Photoshopで重い操作をしていて、保存前に自動受信が始まってフリーズなどして欲しくない
要は習慣と考え方の問題なのだが、とにかくE-Mailの受信は自分でMacに命令を与えた時だけ行いたいのである。となると普通の方法では絶対に二手順より簡略化できない。つまり、既にメーラーは起動しているとして、
  1. まずメーラーを選択し
  2. そして受信ボタンを押すか、またはCommand+M
となる。例えばAdobe Photoshopで何かしているとすると、まずメーラー(筆者の場合はMicrosoft Entourage)に切り替え、そして受信操作(Command+M)となるわけである。何もしておらず、Finder(DeskTop)状態であっても事態は変わらない。これはかったるい。
しかし、上記の操作を「スクリプト編集プログラム」で自動記録・再生することは出来無い。理由は分からないが出来無いものは出来無いのである。

そこで仕方がないから全く素養も才能も知識もない本来やる気もないスクリプティングに手を出すことにした。まぁ過去にはHyperTalkを若干囓ったことはあるが、分かっていないものは分かっていないのである。しかし、どう考えても内容的には簡単なはずだから、つまり自分で出来ちゃうはずと言うのが唯一のモチベーション。
さて、やりたいことはMicrosoft Entourageに直接、メール受信をさせる外部命令を作ること。そこでインターネットを使ってAppleScriptについて、ざっと調べてみた。前から知っていることを併せて考えると、イマドキのMac用のApplicationには最初から内部にAppleScriptの命令を持っているのである。これを専門用語でインタープリタと言うらしい。PostScript対応プリンターと同じ事だと考えれば分かりやすい。だから、外部から、そのApplicationの内部のAppleScriptに直接、話しかければ良いわけである。と言うことは、対象となるApplicationが持っているAppleScriptの命令語にどんなものがあるかを調べる必要がある。
そこでどうするかと言うと、Microsoft Entourageを「スクリプト編集プログラム」にDrag&Dropするのである。
Microsoft Entourage
Microsoft Entourageをスクリプト編集プログラムで開いたところ
左の命令を選択すると右に内容が表示されるがさっぱり分からない
(^^;;
それでも何とかなるのがMacの良いところだが………

するとMicrosoft Entourage内のAppleScriptの命令語の一覧とパラメータの説明が表示される。だからと言って、それらは筆者にはちんぷんかんぷんなのだが、リストの中にある「connect to」が受信(接続)であるぐらいの推測は付く。後は「to」の後のパラメータをどうするかである。
結果から言えば、筆者が欲しかったAppleScriptは下記のたったの四行である。 tell application "Microsoft Entourage"
  activate
  connect to POP account "(※アカウント名)"
 end tell
上で「(※アカウント名)」とあるところには実際にはMicrosoft Entourageで設定したPOPアカウントの名前(E-Mailアドレスではない)を入れる。前後の三行は決まり文句だからレコーディングして生成したAppleScriptの中身などを見れば分かる。
しかし「connect to」以下の「POP acount "xxxxx"」を正しく把握記述するまでには暫く悩んだ。何しろAppleScriptの文法など何も知らないで作業しているんだから、つまり大袈裟に言えば、例えば素人考古学者が古代象形文字を解読するどころか、いきなりその象形文字で何か簡単な一節を書くようなもんなんだから。
まぁしかし、やってみれば呆れるほど簡単。でも分かんないものは分かんない世界がスクリプティングやプログラミング。だから、筆者としてはこれ以上、填ることはない。でもとにかく、出来上がっちゃえばこっちのものであるし、これで滅茶滅茶便利になったわけだ。
動作確認したAppleScriptのApplicationを名前を付けて保存し(「E-MailCheck v1.1」※途中で改良したからバージョンが1.1なのである。何でなら、こんな風に記述した方が自分的にかっちょ良いからである)、更に後述の「Action Menu」でキーボード・ショートカットを割り当てて完成である。
なお、このキーボード・ショートカットはグローバル・イベントなので、他のどのApplicationを操作中であってもメール・チェックが出来る。

ところで蛇足だが、本来的本質的にはMacはマウスがないとまるで操作ができないコンピュータである。しかし、これでは大いに不便なのは間違いない。
幸いにして最近のMac(とMac OS)はファンクションキー(Fキー)に色々な機能を割り当てられるようにはなっているし、昔からのCommand+S、Command+W、Command+C、Command+X、Command+V、Command+Aなどの定番ショートカットもあるわけだが、しかし、これだけでは全ての操作を網羅できない。
そこで登場するのが市販ソフトの「Action Menu」である。これは、その昔の「Now Utilities」を別のメーカーが継承しているものの一部だが、とにかく便利。筆者にとっては必須ソフトのひとつである。
この「Action Menu」を使えば、基本的に殆どのソフトで、自分の必要とするキーボード・ショートカットを自分の好きな組合せで設定できる。単独のファイルやソフトを登録して、それにショートカットを割り当てることも出来る。この結果、筆者のMacの操作方法は下記のような複数の選択肢があることになる。
  1. マウスによる操作(※但しIntelliMouse Explorerなので普通のマウスとは違う便利さがあるが)
  2. Mac OS標準のショートカット
  3. Applicationごとの標準のショートカット
  4. Action Menuによるショートカット
  5. FinderPopによるControl+クリック操作
  6. オリジナルのAppleScriptによる操作(動作)
普通は1.〜3.の三つしかないわけであり、選択肢が倍になるのだから便利に決まっている。何故ならば、全く同じ操作(動作)に複数の操作上の選択肢があることが重要なのである。
人間(つまり筆者である)はいい加減なので「今日はマウスで操作したい」と言う時と、「今日はなるべくキーボードから手を離したくない」と言うときがある。そのどちらにも対応できる柔軟な操作性が重要なのである。クルマで言えばセミ・オートマのようなものと言えるだろう。渋滞の中ではフルオート、ワインディング・ロードでは積極マニュアルシフトと言うのと同じ事である。

蛇足の蛇足。このように完璧執拗なまでに自分専用の操作性を極めたと自己満足しているようなMacは他人には操作できない。同時に筆者は他人様のMacはかったるくて触れない。しかし道具というものは本来そう言うものであると筆者は考える【きっぱり】。

蛇足の蛇足の蛇足。この筆者にしか意味のない各種ショートカット他独自設定一覧表。最も使用頻度の高い物をF1〜F12に割り振ってワンキー操作としているのが特徴。但し前述のAction Menuが無いとこう言うことは出来無い。
Mouse/Key
操作対象
動作
IntelliMouse Explorer 左ボタン ダブルクリック
右ボタン シングルクリック
ホイール 画面スクロール
ホイール・ボタン Command+クリック
※IEで別ウインドウを開く
サイド・ボタン EnterKeyと同じ
F1 ATOK14 全角ひらがな確定
F2 全角カタカナ強制変換
F3 全角アルファベット強制変換
F4 半角アルファベット強制変換
F5 MS Internet Explorer DoromPATIO HomePage
※URLファイルを直接オープン
OPTION+F5 DoromPATIO HomePage
※ローカル・ファイルを直接オープン
F6 MyYahoo
※URLファイルを直接オープン
F7 www.google.com
※URLファイルを直接オープン
F8 Keio 50's HP会員専用頁
※URLファイルを直接オープン
F9 Microsoft Entourage 受信チェック
※AppleScriptによる外部コール
F10 まな板Pro 自動巡回起動
OPTION+Control+M ComNifty Mac系フォーラム自動巡回起動
OPTION+Control+F FMOTOR4自動巡回起動
OPTION+Command+R 茄子Rファイルをゴミ箱へ移動
※AppleScriptによる自動処理
F11 iTunes iTunes起動
F12 PadOff PadOff起動・終了
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