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2000.07.17[月] 更新
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日々雑感 - DoromPATIO
■ ケチケチ読書作戦
筆者は通勤電車や出張時の新幹線や飛行機の中で、雑誌など何らかの読むものがないと間が持たないタイプである。但しスポーツ新聞と漫画雑誌は全く読まない。だからと言って、新幹線や飛行機の中の「まったりと特徴が無く、毒にも薬にもならない備え付けのPR誌」つまりWINGとかL&Gみたいな奴は読む気がしない。喫茶店などで人と待ち合わせをする場合も何か読み物がないとイライラしてくるが、喫茶店は結構、新聞や雑誌の備えがあるのでなんとかなる。しかし最近流行のドトールコーヒーとかの場合はそう言うものは一切無いから、持参するしかない。
であるからこれまでは毎週毎週、週刊新潮週刊文春週刊ポスト週刊宝石フライデーフォーカスフラッシュニューズウイーク日本語版、更に場合によってはSAPIOなんかを買っていた。これを一年間続けるとざっと20万円(電卓を叩いてみたら192,000円だった)の出費である。しかし週刊誌というものはおよそ中身が無くて記憶に残らないしもちろん何の役にも立たない記事が96%ぐらいを占める。てぇことは時間を潰す効果はあるにせよ約20万円は捨てているようなものなわけだ。これは良くない。ただでさえヘビースモーカーであるから、煙草の経費だけでもざっと年間20万円弱である。だから雑誌なんか買うのをやめちゃいたい。
しかししかし、それで電車の中やコーヒーショップで発狂したら困る(大袈裟)。そこでふとまず思い付いたのが自宅の本棚の探索。読んでいない文庫本、読んだけど再読したい文庫本を拾い出してみた。
(※この本棚探索は別項の「個人的大掃除の薦め」の蔵書処分と同時期の話である)
この結果、ざっと50冊ぐらいは見つかった。内容はバラバラ。中学の時に買った007号シリーズ全巻(勿論、全てイアン・フレミング原作のオリジナル版)、松本清張、トム・クランシー、大藪晴彦、アガサ・クリスティー、戦艦大和、朝鮮戦争全3巻などなど。
で、これを毎日一冊ずつ携えて、読み終われば次のに差し替えて、読み終わりかけている場合は次に読むのも鞄に入れるようにして(じゃないと移動途中に読むものがなくなる)週刊誌類は一切、キオスクなどで買わないようにして活字を追いかけるようにライフスタイルの一部をリセットした。元々、本を読むのは好きだから週刊誌のくだらないゴシップ記事や愚にも付かない経済記事なんかよりも遙かに面白いのは当たり前。通勤電車や出張が楽しくなる。週刊ポストや週刊宝石の売り物であるヘアヌードカラーグラビアはインターネットで遙かに過激な無修正ものが幾らでも手に入るから精神衛生上、女性系グラフィックデータに枯渇することもない【苦笑】。こうして文庫本に填ると50数冊の在庫はあっと言う間に読み終わってしまう。文庫本を読むのは基本的に「移動中の電車の中」に限るので読む時間は非常に少ないから一冊の文庫本で1週間持つ場合もあるが、余りにも面白いと家でも読んでしまうし、長トイレの時も読み物は必須の人なので、とにかく在庫が払底することになる。
これは大いに困る。しかし頭が文庫本(と言うか読書)に傾斜するので、新聞の新潮社などの広告が自然と目に留まるようになる。すると本屋へ行く機会が増える。すると今まで読んだことはないが前から気になっていた作家の作品を試しに一冊、買ってみることになったりする。するとこれが面白い。すると、その作家の全作品を読破しないと気が済まなくなると言う非常に困った性癖の持ち主であるので数件の古書店を徘徊して全部集める。欠けていれば神田お茶の水の古書店街にまで足を伸ばす。A.J.クイネルはこれで全部読破した。
すると別の観点から古書ならではの買い方が生まれる。例えばつい先日も「日露戦争:児島襄(文春文庫)全8巻」がまとめて2,000円なんてのが見つかる。一冊250円である。そもそも新刊書は高すぎる。一冊1,800円とか2,700円とか。そんなものを買う気はしないし、通勤で持ち歩くにはハードカバーは大きくて重すぎる。幸い老眼の気配はまだ殆ど無いので、文庫本の活字級数で判読に難渋するようなこともない。しかし文庫本だって最近は一冊700円台800円台がざらである。古書なら100円から400円ぐらい。文庫本と言うか書籍たるものは全て乱丁じゃない限り幾ら古くたって内容に変わりはないんだから、後は面白いかどうかだけである。つまり新刊である必要は全くない。と言うわけで毎週の雑誌類購入を完全に中止し、更に自分の好みの文庫本をなるべく古書店で探すというパターンが確立して早くも半年以上が過ぎた。但し、大好きなトム・クランシーなどは新刊が出ればすぐに買う。しかしトム・クランシーは新刊イコール文庫本だから無駄遣いの心配はない。
毎週雑誌購読時代とのコストの比較計算はしていないが、財布の中の小銭が減るペースが減ったことは間違いないし、翻訳物系冒険小説と近代史ものと言う2系列でネタが尽きることはないから、当分この路線でケチケチ読書作戦を継続する予定である。なお、そう言う視点で街を歩くといまだに驚くほどあちゃこちゃに古書店があるのに気が付いた。若者の街渋谷にだって昔ながらの古書店がしっかりと棲息しているのである。そして、そこにはあらゆる年代の客層が必ずたむろしている。活字は捨てたもんじゃない。商売にならなければ生き残れないからちゃんと存続しているという当たり前の法則なんだろう。ところで絶版の文庫本をWebや電子ブック形式で再販することが今後増えるようであるが、この点に関してはいかにMacおたくインターネットおたくの自覚がある筆者としても賛同しかねる。やっぱり活字はそのまま活字としてアナログに味わいたいのである。そう言えば「在庫」がそろそろ枯渇してきた。またたっぷりと古書店に仕入れに行かなくてはいけない♪

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