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4年に一度のオリンピックが始まった。筆者は小学校6年生の時に東京オリンピックを経験した世代であるから、オリンピック競技には人一倍思い入れが強い。当時、都内の公立小中学校は文部省の方針で東京オリンピックの主要競技を学校で見に行くことになっており、筆者は運良く、大松博文監督率いる回転レシーブの日紡貝塚ティームの準決勝対ポーランド戦を観戦できた。そんなわけだから、以降、4年に一度のオリンピックの期間はテレビにかじりつくのが習慣となった。
そのオリンピックの開会式の入場行進でいつもユニフォームが素晴らしいのはフランス選手団で、いつもかっこわるいのが日本選手団なのはずっと変わらない。最近は森英恵がデザインを担当しているが駄目なものは駄目である。今年は特に選手の外見が良いバレーボール（男女とも、どう言う訳か昔から背が高くて美男美女が多い）が出場できず、その上、あの訳の分からん『マント』である。
9/16付朝日新聞朝刊の弘兼憲史氏の現地リポートにも、はっきりと「あまりの格好悪さに寒気を感じた」と書いてある。森英恵は既に旬を過ぎたデザイナーなんだから、次回はもっと若手を起用しましょう。さて。
たった今「4年に一度のオリンピックの期間はテレビにかじりつくのが習慣となった」と書いたのに、筆者的には実は今年のシドニー五輪はどうも事前からの盛り上がり感がない。何故だろうかと理由を考えてみたのだが、多分、かつてのカール・ルイスに匹敵するような相対的にずば抜けたスーパースターがいないせいだろうと思う。元々筆者は（五輪に限らず全てのスポーツ競技で）それぞれの種目ごとに応援する国と選手が異なり、闇雲に日本選手を応援すると言うことをしない。流石に柔道、男子体操、マラソンぐらいは日本を応援するが、それ以外はルックスと雰囲気でその都度、応援選手を決めるので、結果的に女子は99％外国人になるし、主要競技の場合は大抵は一番有名な選手を応援することになる。
だから女子体操で日本を応援する可能性は零である。小学生の時の東京五輪だって応援したのはソ連のラティニナであった。彼女は当時一番美しく、東京五輪の前のローマの金メダリストだった。実際にはチャフラフスカが大人気で総合優勝をしたのだが、彼女は当時からおばさん臭くて嫌いだった。そして日本選手と言えばまるで社民党の土井委員長のような顔の池田選手と言う体型からしてまるっこい人で、とても応援する気にはなれなかった。閑話休題
シドニー五輪の開会式はNHKでリアルタイムで見たけれども、はっきり言って冗長に過ぎる。開会式なのに閉会式みたいな感じ。選手の入場行進が最初っから結構乱れていたのも閉会式的だった。南北朝鮮合同入場はサマランチ的政治的やらせと言う感じが強くして素直には感動できなかった。聖火リレーのクライマックスは（新聞記事によればやはり）聖火台の昇降装置に故障があったらしく、冗長感を倍加した結果となった。そんなことよりも、今日からの競技そのものを純粋に楽しむべきだろう。
ついでに言えば、オリンピックの中継放送はNHKに限る。コマーシャルがないのは当然として、余計な素人コメンテーターが出てこない客観報道主体であることが宜しい。民放の場合はとんちんかんなコメントを乱発する芸能人系コメンテーターや、偉そうな顔をしている癖に実は何も分かっていないスポーツ系評論家などが出てくるから肝心の競技部分の放送がどんどん希薄になるのが耐えられない。ところでさて。日本選手団は幾つの金メダルとを取るのだろうか？最も少ない予想ではどっかの週刊誌が2個だったかな。 |
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