2001.06.24[日]
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■ 消しゴム工作・その1
手前の煙草で大きさが分かるでしょう。後列左から、日産サニー1000、プリマス・バラクーダ、メルセデス・ベンツC500、日産R382、オリジナル
今を去ること36年前。つまり某私大附属中(中学校)の時。休み時間に妙なことが流行った。教卓の短辺の片側に消しゴムを並べる。並べた側の教卓を持ち上げる。すると消しゴムが滑り落ちる。そこで誰の消しゴムが一番速く滑り落ちるかを競うのである。何でこう言うことが流行り始めたのかは忘れたが、そのうち、だったら消しゴムを加工して車の格好にしようと誰かが言い出して、少しそれらしくなった。さらには消しゴムの底面に虫ピンを仕込んで摩擦係数を下げたりと言った「チューンアップ合戦」が始まり、最終的にはミシン針を斜めに刺すのが一番速いとか、どんどんエスカレートして行った。
こう言う「速さ」部門とは別に、如何に実際のレーシングカーに似ているかと言う「コンクールデレガンス」部門もあった。いずれの部門でもチャンピオンになったのはこの筆者であった。
と言う自慢話はいいとして、そう言うわけで筆者は消しゴムを使った工作が得意である。今でもたまに作ることがある。ここで問題なのが消しゴム工作に使う消しゴムの入手。イマドキのプラスティック製では駄目なのだ。昔懐かしの天然ゴムベースの「HINODEMUKAIDORI」なんて緑色でプリントされている奴じゃないといけないのである。しかし、この種の消しゴムはまず文房具屋さんには置いていない。だから町で見かけた場合はすぐに買い込んで在庫することにしている。
作り方は、消しゴムをカッターで削ってサンドペーパーで滑らかにして、ボールペンやサインペンで着色してクリアラッカーで保護塗装をするだけ。中学時代はひたすら車ばっかり作ったのだが、ある時、その作品の大半を学校のロッカーから盗まれたことがあり、結構がっかりして、それっきりになった。それから30年後に何故かまた創作意欲が沸いて色々なものを作った時期があった。ちなみに上の写真の日産R382は中学時代の作品の生き残りである。
この項、続く