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Ｗ杯騒ぎがやっと終わった。元々、サッカーに全く興味がないのでＷ杯の盛り上がりもまるで理解できないし、先月書いたように、Ｗ杯の中継のせいでTV番組の編成が滅茶滅茶になるのは許せないのである。
しかし7月になったらあれほど物凄かったＷ杯騒ぎが嘘のように沈静化するのは日本が16強止まりだったからだけではないだろう。要するに日本人の国民性であり喉元過ぎれば何とやらなのである。あるいは騒いでいた連中の大半が「にわかサッカーファン」だったと言うことだろう。 |
ところで。幾らサッカーに興味がなくても、まるっきり知識がなくても、海外の、特に「肌の黒い系選手」の身体能力の凄さは判る。人気はベッカムが一番かも知れないが、スピードもテクニックも彼等は桁が違う。陸上競技じゃないが、このまま行くと、いよいよ人種的な強さが目立つようになるのではないだろうか。
そう言えば女子プロテニスもウイリアムス姉妹の究極の身内対決が続いている。 |
「何となくクリスタル」から「何となく長野知事」の田中康夫が知事不信任になってしまったわけだが、これは余りにも目茶苦茶である。長野県の詳しい事情は知らないが、外野からすればどっちもどっちと言うのが正直なところ。ダム利権消滅は絶対に許せない保守系土建屋密着型県会議員が田中知事憎しなのは当たり前だし、長野財界と県民の支持を背景に「公約」を押し通そうとする田中知事も当然の行動をしてきたわけだが、やり方が余りにも従来手法と違いすぎたと言うことだろう。
ダム建設凍結が本当に正しいことなのかどうなのかについて筆者は詳しくないが、県議会が会社だとすると部下から罷免される上司は駄目と言うことだから、つまり人事管理能力がないことだけは間違いない。対抗馬不在だから再度、知事に立候補すると当選の確率が高いらしいが、それではまた同じ事の繰返しになる。
しかし長野財界の重鎮が出馬要請をしたぐらいだから保守系土建屋密着型県会議員連中が腐り切っている状況であることは第三者でも判る。
と言うことは、問題の解決にはアメリカ的な運営システムの導入しかない。つまり知事が孤軍奮闘しても何も動かないのは既に明らかなのだから、自分の有能なるスタッフを登用するしかないのだ。
小泉君も口だけでちっとも改革の実効が上がらないのは結局、内部にスタッフとシンパが居ないからである。
日本の従来の政治システムではそう言う場合は金をばらまく。それは相手が議員であれば次の選挙結果を保証してやることでもある。
今のところ、何をどうやってもこのシステムは変わりそうにないので、と言うことはつまり、長野県も日本国政府も相変わらずのままで推移すると言うことを意味する。
正しく何をか言わんやの今日この頃だと言うことである。 |
今年の3月にドイツで行われたバドミントンのジュニア大会で、日本女子ダブルスが決勝進出を果たしながら、派遣チーム団長が「帰国する航空券の変更が出来ない」ことを理由に、選手に棄権させていたことが先月になって公になった。人気がない＝予算がない競技種目の悲劇と言ってしまえばそれまでだが、何をどう言い訳しようと、この団長は団長である資格がないし、日本バドミントン協会（ってのがあるんだろう）の役員連中も全員辞任した方がいい。何故なら、どうしてこう言う事件が起きたかと言えば、最初から決勝には残らないはずだからと言う海外遠征日程を組んでいたと言う馬鹿な話が原因なんだから。
もっと酷いのはテコンドー。こっちは協会が分裂して選手が誰も世界選手権に出場できないのである。
Ｗ杯が盛り上がった陰ではこんな低次元なことがこの日本で起きているのである。 |
30数年間いつも売り上げのトップを走っていたトヨタ・カローラだが、2002年上半期はホンダのフィットが首位の座を奪った。新聞の解説によればカローラの主たるユーザー層は中年以上であり、若い連中へのアピール度はイマイチらしい。だからと言ってトヨタに陰りがあるわけではなく、ベストテンの半分はトヨタ車だからいよいよ、日本も2強時代になってきたわけである。カルロス・ゴーンが幾らコスト削減とリストラを強行しても売れているのが新型マーチだけでは日産の儲けは出ない。三菱はリコール隠し以来低迷だし、マツダはフォードだし、富士重工は日産の四駆＆軽自動車部門に過ぎない。ダイハツはもちろんトヨタの軽自動車部門である。
今の時代はどんなに派手にリストラしても経営者が文句を言われることはないんだし、大量解雇をすれば株価が上がるんだから、さっさと合併連衡して一気に無駄をなくしちゃえばいいのだが。だって、どう考えても下位メーカーに未来は無いんだから早めにやることをやっちゃった方が良いと思うのである。 |
Mac関係のところに詳しく書いている「画期的デジタル機器＝iPod」であるが、ここ数週間で広島を二往復したので、その便利さに改めて感動してしまった。何しろ我がiPodには全部で65時間分以上の音楽データが入っているのである。イマドキの新幹線のぞみ号は広島まで4時間しか掛からないので、と言うことは16往復してもまだ全て違う曲を聴けると言うことなのだ。
音質はCD並みだし、密閉型イヤーレシーバーを使うと新幹線車内の暗騒音（走行騒音、車内アナウンス、乗客の会話、物売りの声等々）は全く遮断できる。つまり退屈なだけの筈の新幹線車内は自分専用のリスニングルームと化すのである。出張は二度とも、行く前が半分徹夜、行った先の広島は流川（広島市唯一最大の歓楽街。飲み屋の数は3,000軒と言われる）では二度ともしっかり午前3時過ぎまで飲みまくっていたにもかかわらず、二往復とも少しの居眠りもせず、久々に色々なジャンルの、しかも完璧に自分の好きな曲だけを心ゆくまで堪能できた。週刊誌も文庫本も全く読まなかった。
これだからこそ最近はコンピュータ＝Macintoshと、その関連商品にしか興味がないのである。コンピュータとその関連商品は相変わらずどんどん進歩する。新製品は確実に過去の商品を凌駕する。安くて速くて大容量になる。だから面白いのである。買う価値があるのである。
ところがそれ以外の商品は性能も機能も行くところまで行ってしまったからもうどうでもいいのである。うちのクルマは10年以上前のエスティマ・ルシーダだが、これを新型に買い換えたら最高速度が500km/hになるわけじゃないし、東京大阪が無給油になるわけでもない。自動操縦装置はないし空も飛べない。当たり前である。
ところがコンピュータ（と周辺機器）はそうじゃない。10年前のパソコンと今のパソコンでは自転車とジェット戦闘機ぐらい違うのである。しかも数年後にはロケット戦闘機になっちゃうのである。 |
中学生が大食いだか早食いだかの真似を押して死亡事故が起こり、あれほど流行っていた大食い・早食い番組が姿を消してしまって久しい。こんなに寂しいことはない。大食い・早食いは番組をちゃんとフォローしていると、その面白さと奥の深さが判ってくる。出演者はプロであり、マジで腹筋などを鍛えており、とにかく普通じゃないのである。その代表であるアイドル系のプリンス小林がまたしても米国独立記念日恒例ニューヨーク市（の老舗ホットドッグ店主祭の伝統ある）ホットドッグ早食い大会でまたしてもダントツの優勝をした。しかも新記録である。その本数は50本と半分。この6年間の優勝者は5人が日本人。この世界では間違いなく日本は世界一である。大食い・早食いにマジで取り組む求道者みたいなタレント（彼等は大抵、タレント・プロダクションに所属している）が存在するのは世界中で日本だけだからである。
と言うわけで、そろそろ各局、自主規制を解除したらどうだろう？ |
東京のど真中＝千代田区では今年の10月からたばこのポイ捨てが立派な犯罪になる。歩き煙草はするなと言うことである。千代田区で筆者に関係があるのは秋葉原であるから、いよいよ足が遠のきそうである。
ここで笑い話。その千代田区の日比谷公園の向かい、帝国ホテルの隣に大和生命ビルがある。ここにはうちのクライアントであるマツダの東京支社があるから良く行くのだが、この大和生命ビルの正面入り口はいつ見ても漫画である。何故ならば、近代的なビルのガラス張りの入り口の前にずらっと喫煙者が並びたむろし談笑し、みんなでプカプカ煙草を吸っているからである。
そうなのである。このビルは全館、完全に禁煙なのである。入り口を入ったすぐ左はコーヒーショップだが、それはスターバックスであるからもちろん、ここも禁煙。だから喫煙者は仕事の合間、会議の合間に入り口付近の灰皿（入り口の外側にある）の周りにたむろすしかないのである。
なんとアホらしいことか………。 |
ついこの間、夏用のジャケットを買いに新宿伊勢丹に行ったとき、帰りに地下の食品売り場で美味そうなクジラのベーコンがあったからレジへ持って行ってびっくり。最初に値段を確認しなかったのがいけないのだが、POSレジの表示はなな何と5,600円!!。つまりワンパック2,800円なのだ。しかも中身はほんの数切れである。
それもこれも悪いのはキリスト教国とグリーンピースである。日本（とアイスランドとイヌイット）にしてみればたまったもんじゃない。韓国人が犬を食べてはいけないなんて言う権利が他の国の誰にもないのと同じく、日本人が鯨を食べて何が悪いのだ？
全くこれほど理不尽な話はない。筆者が子供の頃は鯨のベーコンはもっとも安価で美味しいタンパク源、動物性脂肪源だったと言うのに。
自分たちの価値観だけが絶対不変に正しいと思っている連中は全く困ったものである。 |
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