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世の中はすっかり完全に(世界中で。但しアメリカを除いて)W杯フィーバーである。まして日本が史上初の16T進出決定とあっては今や日本国内の熱狂は止めようがない。恒例となった大阪は戎橋などからの道頓堀川への飛び込みは阪神フィーバーを遙かに凌駕する900人超だとか。東京でも日本戦の後の渋谷、新宿、六本木は危なくて近寄れない。 |
しかし筆者はW杯にはまったく興味がない。そもそもサッカーそのものに興味がない。1時間半も走り回って引き分けが多いような試合を見ていられない。飽きる。我慢できない。オリンピックやF1は大好きだがその他のスポーツは退屈で見ていられないのだ。しかし、これは好き嫌いの問題だからこじつけの理由は実は無関係。マラソン中継は興味深く見る事が出来るが巨人阪神戦すら退屈で見てられないんだからどうしようもない。 |
そんな筆者ではあるが、流石に14日[金]の日本 vs チュニジア戦は見た。実を言えば、これが生まれて初めてのサッカーの試合を最初から最後まで見た初体験だったのだった【苦笑】。と言っても、勿論、テレビの前で釘付けなんてことは全然無くて、いつも通りPowerBook G4でネットサーフィンをしたりしながらの「ながら鑑賞」だったのは言うまでもない。
それでも全部を見たのには実は全然別の理由があったのである。それは今年になって相次いで導入したHDTV(36型デジタルハイビジョン対応テレビ)とBSデジタル放送への加入である。前者は前のテレビが壊れたからであり、後者は本当はF1の生中継を見るための契約だったのだが、そのためには別途、更にフジの有料契約をする必要がある事を後で知ったのでやめた。となるとBSデジタルはロクな番組が無いのでBSデジタル契約はNHKハイビジョンを含めてこれまでは完全に宝の持ち腐れだったのだが、W杯は地上波と同時にNHKも民放もBSデジタルで同時生中継をやっている。
これが凄い。故・長岡鉄男氏流に言えば「驚天動地驚愕の高画質」なのである。 |
そもそもBSデジタル放送はテレビ・カメラからして全く違うものを使う。だから地上波とはアングルも画角も全く違う。BSデジタル放送は最初から16:9のワイド・ビジョンが前提だから地上波のアングルに比べて遙かに引きで撮る。だから全体が見渡せる。しかし、それより何より、根本的に画質が違う。感覚的に言えば、芝生の一本一本が判るぐらい違う。選手の髪の毛も同じ。観客席のサポーターの個々の表情が判るぐらい凄い解像度なのだ。国旗がアップになった場合には、まるでAdobe Photoshopで高解像度の静止画を見ているように鮮明で、滲みや歪みが無いのである。これは革命的である。
同時生中継だからBSデジタルと地上波を切り替えてみると、その差は歴然。地上波はアナウンサーもコメンテーターもゲストも予算があるから豪華陣であり、逆にBSデジタルは聞いた事もないアナウンサーの声だし、解説者も誰だか判らないのだが、そんなことは関係ない。BSデジタルが圧倒的な画質と情報量なのに対して、地上波はベタッとした画質で画角が狭く、試合全体の動きがつかめないのだ。 |
しかしサッカーには詳しくないからここまで盛り上がる理由は結局の所、筆者には判らない。まぁ組合せ的に運が良いし、数年前とは格段の進歩を見せている日本ティームってことぐらいは素人にも判るので、こうなったら16Tと言わず8Tでも4Tでも行けるところまで行っちゃって欲しいとは思うが。 |
話は変わって防衛庁の情報公開請求者リスト問題。これは、ばれたのが悪いのであって、情報請求者の内部リスト(資料)を防衛庁が作る事は全く当たり前の行動であるから、それについて批判する連中はヒステリックな人権主義者どもであるから、話を一緒にしてはいけない。
例えば一般企業にクレームを付けた場合、企業側がクレームを付けた人間の情報を資料化するのは当たり前である。世の中にはクレーマーと呼ばれる変な連中は確実に存在するので、そう言う危険が危ない連中と、善意の第三者は分けて対応するのは常識なのだ。その結果、クレーマーのリスト(ある種のブラック・リスト)が企業間で回覧されていたとしても、それが人権侵害に当たるわけがない。何故なら普通の人がそのリストに載る可能性はないからである。いつぞやの東芝事件の場合、問題の主人公は明らかにクレーマーだったのだ。この事件で問題なのは東芝がアホな対応をしたということだけなのである。 |
防衛庁事件について言えば、だから問題は第一に防衛庁の情報管理のまずさにある。第二は言うまでもなく、発覚後の防衛庁と政府の隠匿体質並びに事なかれ主義である。これがなければ、ここまで大きな問題になるわけがない。そもそも、冷静客観的に考えれば、わざわざ防衛庁に情報公開請求をする人は下記のいずれかの筈である。
- 学者・研究者
- (基地騒音問題などの)何らかの被害に遭っている人
- その支援者・支援団体
- 反戦系団体
- 合法的に情報を取得したい第三国の関係者
この中にごくごく一般的な日本国民が含まれるはずがない。だからリストに載る可能性もない。学者や研究者は左翼系かどうかは別として必然性があるんだからリストになんと書かれていても気にするはずがない。2は被害者であるから正々堂々としていられるはずである。問題は3〜5である。これらは全てアンチ自衛隊、アンチ防衛庁である。5は判りやすく言えばスパイである。だから防衛庁が3〜5の連中を情報管理しデータベース化したいのは当たり前なのである。
共産党に問合せをしてきた人間が明らかに右翼団体である場合、応対した共産党の人間がどういうリストを作るかは想像がつく。防衛庁がリストを作る場合に思想信条趣味嗜好を書くなと共産党や社民党がもしも言うのなら、自分たちはどうなんだと筆者は言いたい。
とにかく問題の本質はそう言う事ではないのだ。その意味では防衛庁は全く頼りにならないと言う事は見事に証明されてしまったわけではあるが【苦笑】。 |
ハナヱモリが破綻した。実はかなり前から破綻していた。元々森英恵はお針子上がりの努力家であるが経営は全て旦那さんが取り仕切っていた。その旦那が1996年に亡くなって息子が管理するようになってからおかしくなったのである。ファッション産業は信じられないほどリスキーなビジネスなので、経営管理が駄目になればたちまちにして破綻するのは当たり前なのである。この件については元ファッション産業のサラリーマンなのでいずれ詳しく書く。 |
W杯で日本中が浮かれているが、ファミレスや飲み屋やタクシーやデパートは堪ったもんじゃないらしい。7月になればW杯グッズはいきなり莫大な量の不良在庫になる。新車販売実績を見ると出たばかりのクルマしか売れないらしい。流石のトヨタ・カローラにも、もう昔日の神通力はない。当然のようにいつまで経っても景気が良くなったという話は全く聞かない。もうバブル崩壊から10年以上が過ぎた。小泉くんの人気は下がる一方である。小泉内閣マガジンの登録人数はピーク時の20%減だそうだが、勿論、筆者もとっくの昔に購読をキャンセルした。当たり前である。あんな中身のないもので自分のコンピュータのHardDisk資源を無駄遣いなんかしたくない。眞紀子ちゃん問題は未だ片付かず、宗男くんはいよいよ逮捕らしいが、いずれも今更ながらなネタで大衆はもう飽きてしまっている話題に過ぎない。
とにかく我が日本はどうしようもないのだ。 |
銀行は厳密である。どこかの支店で閉店後、現金出納がたったの1円合わなければ、支店の行員全員が残業して、1円が合わない原因を突き止めるまで帰れない。足りないのは勿論、1円多くても駄目。これは銀行では当たり前の事である。素人考えでは「だったら自分の財布から1円出せばいいじゃないか」と思うが、絶対にそうは行かないのである。これは銀行勤務の同期に聞いた話だから事実である。
とぉこぉろぉがぁ〜...。
エープリルフールに三行合併したみずほ銀行はATMトラブルなどが続発したあげく、なな何と内部勘定で一時的に(と言っても2ヶ月の長期に渡ったらしいが)なな何と(あまりの事に二度書き)最大で2400億円もの誤差が生じていたんだそうな。
結論。
みずほ銀行は銀行じゃない………。 |
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