2004.04.15[木]

	2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 ■ シーラ・Ｅ公演, 他 最高に良かった(^^)v Copyright (c) Duo Japan, inc. All rights reserved. シーラ・Ｅと言えば「美形パーカッショニスト＆プリンスの秘蔵っ子」として以前から知る人ぞ知るミュージシャン。自身のCDがセクシールックと共に大ヒットしたこともある。つい先日入手したプリンスのラスベガス・ライブのDVDにもしっかり映っている。筆者は昔から大ファンで今のところＬＤしか存在しない初期のライブのDVD版発売を今か今かとずっと待っている口である。 そのシーラ・Ｅが来日。渋谷の小さな箱でやるという情報を得たので早速、大学同級生の2年前からドラムを始めた美人おね〜さんと観てきた。結果は大正解。 まずは箱＝会場が良い。場所は渋谷は宇田川町のラブホテル街のど真中【笑】。この辺りは言うまでもなく環境浄化と再開発の対象エリアなので、その目的から数年前に忽然と出来上がったライブハウスなのである。名前は「DUO MUSIC EXCHANGE」と言うが今まで行ったことはない。たまぁにワイフと乗る東急百貨店の送迎バスで横を通るだけであった。だから場所は知っていた。 http://www.duomusicexchange.com/ どう言うところかと言えば、青山のブルーノートをもう少し若向きにしたような感じ。あるいは大音量系にした感じ。つまり「低くて広めのステージと立派なP.A.」「テーブルと椅子と二階席（＝350席。ラップ系などでスタンディングなら1,000人）」「各種アルコールとアプレティーフと軽食」と言う環境。 つまり従来の東京には少ない気の利いた場所なのである。 今回のシーラ・Ｅの来日は公演よりも自身が主催するチャリティー基金の活動がメイン。虐待児童救済のファウンデーションとやらであり、資料によれば様々な有名ミュージシャンが関わっているらしい。だから小さい箱での公演なのであって、ミュージシャン＝シーラ・Ｅとしての本格来日公演は後日（年内に）別に行なわれるらしい。 なんてことは筆者的には全くどうでも良くて、昔からファンだったシーラ・Ｅが間近に観られるチャンスなのである。そこで18時開場・19時開演なのに17時半に行ったら、幸いにしてまだ10人も並んでいない。開場するとやけに沢山のウェイトレスがお出迎えするので「ドラムの真ん前がいい」とオーダーすると本当にステージ下手のドラムの真ん前＝かぶりつきの4人テーブルに案内された。らっき〜♪ 開演までは時間があるのでビールとスモークサーモンとシーザーサラダを頼む。今回はシーラ・Ｅの希望で禁煙なのが唯一の「×」であるがこればっかりは仕方がない。 ステージに目をやるとドラムセットは最近よく見かけるDWと言う新興メーカーのもの。下記サイトにアクセスするとシーラ・Ｅのセットアップとビデオが見れます。 　http://www.dwdrums.com/ （いきなり音が出るので注意） 　　↓ 右の「Artist Setups」をクリック 　　↓ 左下からシーラＥを探す（小窓を下へスクロール）。 　　↓ これがシーラＥのドラムのセットアップ 全てのパーツのサイズなどが判る 右のビデオをクリックすると演奏が見られる♪ 待つこと暫し。予定より15分ぐらい遅れて開演。最後に出て来たシーラ・Ｅは最初っからドラム・セットに座る。そしてすぐにピンヒールをナイキに履き替える。 つまり自分のバンドでは完全にドラマーなのである（プリンスなどとやる時は別にドラマーが居るので、シーラ・Ｅの担当はパーカッション＆コーラス）。 我々としては願ったり叶ったりの展開。そして何の合図もなく、いきなりシーラ・Ｅのドラムから最初の曲が始まる。 ここから先は文章では伝えきれないが、要点だけをまとめれば…… パワフルなこと男顔負け。日本でこれだけ叩ける男性プロドラマーは絶対に存在しない 上半身は逆三角形。鍛えてます 手数・足数は物凄い。しかもデリケートなタッチもバッチリ ラテン系独特の変則フィルイン、シングル・バスドラに取り付けた最近流行のツインペダルによる超高速連打、どうして歌いながら叩けるの？系のおかず。あるいは、どうして合わせられるの？系のバンドとの複雑変則的な合わせ等々など 要するに凄い。当たり前か。 しかもそのスーパープレイは目の前約2mのライブなのだ。 しかもしかも、後半、お約束のティンバレスセットがセットされ、会場がヒートアップし、スタンディングになってくると、シーラ・Ｅの立ち位置は筆者の目の前。直線距離はたったの80cmぐらい♪ 当然、その距離だからP.A.を通さない生音を直接聞くのである。そして、あの日本人には理解不能のラテン的フィルインと超パルシブなアクセントの連続♪ こんなに間近に本物のスーパープレイヤーのライブを観たことは過去にジョー・パスを目の前＝1mで見て以来だから我ながら大感激。一緒に行ったおね〜さんは放心状態。 そして演奏終了。最初っから最後まで穴の開くように目がハート状態でシーラ・Ｅを注視していた我が同級生おね〜さんに演奏中から気が付いていたシーラ・Ｅは、なな何と楽屋に戻る前に自らその彼女の席の前まで歩み寄り、そして握手を求めたのである。いよいよ興奮陶酔し、殆ど宝塚状態の同級生おね〜さんなのであった。 その後、チャリティ用のＴ-シャツとCDとパンフレットのセット（4,000円也）を買うとサインをくれるというのでステージ脇で待っているとシーラ・Ｅ登場。CDにサインを貰い、握手をして貰う我々。いやもうミーハー♪ それにしてもびっくりなのはオンステージとオフステージのシーラ・Ｅの違い。ステージ上で観るとマニッシュできりっとしていて大柄に見えてオーラ出まくりでパワフルの一語なのだが、サインを貰う時は小柄で控えめで大人しそうな普通のラテン系の（少々目のきつい）美人女性なのだ。テンションなのかアドレナリンなのかドーパミンなのか何だか判らないが、そのスイッチングというか何というかがプロなのであろう。 しかしとにかく、超々々大正解の10,500円の投資でありました。やっぱライブはこれぐらい近くで観たいものであるぞっと。 閑話休題。 イラクで日本人三人が拉致された事件。これを書いている時点では「人質を24時間以内に解放」というニュースが流れているが、それが実行されれば非常におめでたいという話とは別に、そして家族の立場はもちろん判るが、しかし、事態が最悪の展開を見せた場合であっても、そのことと自衛隊の撤兵・撤退は何の関係もないというのは当たり前の話である。 事件発生後、小泉首相や福田官房長官が直ちに「（なにがどうであれ）自衛隊の撤退は有り得ない」と断言したのは非常に好ましい。以前の政権であれば何とも歯切れの悪い解答をしたはずだからである。そうである理由は余りにも明白である。 拉致された人達は政府の渡航中止勧告を無視して危険地域に自ら入り込んだ一種の確信犯である大人なのである その人達を殺す殺さないというテロリスト・グループの要求と、国家が正式公式に派遣している非戦争目的の軍隊の撤兵を対等の交渉材料に出来るわけがないのである そして勿論、こう言うことが起こりえるから自衛隊は派遣すべきではなかったという話も目茶苦茶である。今回の日本人拉致事件は、例えば我が国において山口組などの組織暴力団が一般市民を大量に拉致監禁し、その人質開放要求が警察組織の解体や全ての暴力団組員の不逮捕特権の取得、そして拘留中組員の無条件釈放ってぐらいに不合理・非合法な話であると言うことを良く考えて貰いたい。この比喩は決して外れていないのである それにしてもいつも通りオウムのごとく機械のごとく「だからこそ自衛隊派遣反対」を繰り返す社民党のおばちゃん議員達はあらゆる意味で世界の笑いものであることを死ぬまで理解しないに違いない。 ありとあらゆる業種で顧客情報流出事件が頻発しているが、こう言う事件は（住基ネットも含めて）99.999％は（関係者を含む）内部犯行である。決して、映画にあるようなハッカー（正確にはクラッシャー）事件ではない。つまり顧客情報を管理する企業の認識不足が原因なのである。一言で言えば管理体制がなっちゃいないのである。 例えばある人のメールの内容が他人に知られていたとする。被害者がサラリーマンやＯＬの場合、犯人は99％、会社の同僚である。原因は被害者が自分のPCのセキュリティを何も考えていないからである。 被害者がPCにパスワードの設定をしていない、あるいはスリープさせたまま席を離れる、あるいはそのまま外出し直帰する。この場合、同僚や上司は幾らでも被害者のPCの中を見ることが出来る。犯人が悪質なら一人で残業している時に被害者のメールの中身をFDにコピーするなんて誰にでも出来る。置きっぱなしの携帯電話の着歴チェックと同じ事なのだ。こう言う場合、掃除のおばちゃんだってメールをチェック出来る。 「厳重なセキュリティ体制を取っている」と経営者が発表したって、実際の管理実務者が上と同じようにいい加減ならどうにもならない。管理責任者や管理実務者は自分以外は全部疑って掛かるぐらいのつもりじゃないと大事なデータなんて守れない。愛車ベンツを盗まれた梅宮パパこと梅宮辰夫は「ちょっとコンビニに寄るので鍵を掛けなかった」とインタビューに答えていた。馬鹿丸出しである。どんなに厳重なセキュリティシステム搭載のベンツだって鍵を掛けなければ子供でも盗めるのだ。事件の本質は大抵はこう言う実に下らない部分に隠れているのである。 そこで最近、とても気になるのが「想像力の欠如」である。「想像力」は「連想力」に置き換えても良い。想像力や連想力の欠如をそのまま「◎鹿」や「馬●」に置き換えても意味は同じである。どう言う事か？ 渡航中止勧告を無視し家族の制止を無視し自分の思い付き（よく言えば信念）だけで今も戦争中と言って良いイラクに渡航し、そこでもしも自分が捉えられたらどういう事態が発生するかを全く認識していない まさか同僚が自分のPCの中身を覗くなんて考えたこともない 契約業者が悪意で顧客データを名簿業者に転売するなんて可能性は想像すらしない パチンコをしている間に車内温度が上がって自分の子供が熱射病で死ぬなんて考えたこともない アメリカからだけ牛肉を輸入していて、それが一切駄目になるなんて考えたこともない(c)牛丼チェーン 一事が万事これなのである。 再び閑話休題。 去年の暮れから多忙である。このHomePageの更新もままならない。何で忙しいかと言えば不況だからであり（昔から貧乏暇無しと言うではないか）新しい仕事を始めたからであり、そして某私大連合三田会と言う学校の同期の組織に関わっちゃっているからである。 新しい仕事は学校の同級生のおね〜ちゃんと始めたもので、その関係から、このHomePageの全てのページのフッターの一番下にそのアイコンが既に貼り付けてあるから、説明不要だろう。要するに楽天市場に出店したのである。 新しもの好きの筆者なので間もなく52歳だというのに全く新しいことを始めるのは楽しい。しかし色々と手間が掛かるので忙しい。筆者は本来、なぁ〜んにもすることがない暇〜な状態が好きなのであるが、そうも言ってはいられない。 だから当分、HomePageの更新は去年の秋ぐらいまでのようには行かないのである。悪しからず。 思い出したことがある。それは、最近、電車の中などでiPodを使っている人を頻繁に見かけることである。本当に売れているのだと言うことが良く判る。Apple社の四半期決算もiPodのお蔭でとても好調。iTunes Music Storeのダウンロードもとっくに5000万曲を超したのだそうな。早く日本でのサービスを始めて欲しいものである。