イラクの泥沼状態は目を覆いたくなるような惨状で、とうとう世界一の出稼ぎ大国=フィリピンはパトロンたるアメリカを裏切って派遣軍を全面撤退させた。世界一お節介な国=アメリカの歴史上最もお節介な大統領=子ブッシュがいけない。親ブッシュのやり残しの精算という余計なモチベーションが諸悪の根元のひとつにあるのも困ったこと。
そして勿論「キリスト教 vs. イスラム教の21世紀的十字軍絡みの大戦争」みたいな、もっともっとややこしい底なし沼的な泥沼であることは明らか。
共産主義&社会主義は人工的&科学的な思想だから駄目と判ればあっさりと崩壊したわけだが、宗教問題は科学ではないので、駄目とか駄目じゃないとか、成功したとかしないとか、そう言うことは一切関係ない。だから何がどうであろうと(まして唯一神教同士の対決であるわけだから)妥協点は絶対に見つかるはずはないのであって、であるならば、この問題の冷静客観的な論理的帰結は「永久に解決しない」と言うことになる。
歴史を振り返ってもイスラエル vs. パレスチナ他の問題は何千年経っても全く解決していないという厳然たる事実がある。 |