ギターの調整 - Adjusting of Electric Guitar - ギター四方山話 - guitar tips - DoromPATIO
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2000.11.11[土]
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Tips of Guitars - ピック - pick - DoromPATIO
■ ギターの調整について
車に乗るときはシートの前後位置とバックレストの角度とルームミラー、サイドミラーの角度を調整する。それをしないと、ちゃんとした運転は絶対に出来ない。コンピュータを操作するときはモニターの位置や角度、キーボードとマウスの配置に気を配る。それらがいい加減だと能率的な作業が出来ない。ピアノのようにでんと構えちゃっているものの場合であっても、椅子の高さと位置を適切に決めるのは当たり前である。そして、これらのことは運転やパソコンやピアノの技量とは全く関係がない、やって当たり前、否、やらなければいけないことである。

ギターの場合はクラシックなどのように座って抱えるか、またはロック系のようにストラップを使って立ったまま弾くかの違いはあるが、そう言ったクルマやコンピュータやピアノと同じような身体と楽器の位置の問題と同時に、楽器そのもののセッティングが大きな問題になる。
クラシック、フォーク、スパニッシュなどのアコースティック系の場合、楽器のセッティングで演奏者=素人が関与できるのは事実上ブリッジの高さだけだが、エレキギターの場合は調整箇所がやたらと多く、可変範囲も広い。またGibsonやFenderなどのブランドの違いによる構造的な差違もこれまた大きく、結果として、音の良し悪しとは全く別次元で、弾き易いギターと弾きにくいギターというモノが存在する。
しかも、弾き易さ・弾きにくさは個人差が極めて大きい。
ブランドの違いを別にしても、弦高や弦のテンションは完全に好みがセッティングを左右する。

それと同時にエレキギター特有の問題もある。つまり、弦とピックアップの位置関係が物理的に音質を支配するし、12フレット以上を常用できる構造の関係からオクターブ・チューニングと言うクラシックギターなどでは何も気にしなくて良いこと、つまりハイポジションでのピッチ(音程)をちゃんと合わせると言う問題も出てくるのである。

以上から、新品のギターを買ってきた場合でも、最近流行(らしい)のオールドとやらを手に入れた場合であっても、自分の弾きやすい状態、ちゃんとした音が出る状態に調整しない限り、まるで体格の違う人間が運転していたクルマのシートをそのままにして運転するような不具合が起きる筈である。

セッティングは人それぞれだから一般論というモノは余り意味がないので筆者の場合のスタンダードを書くと、まず弦高は可能な限り低いことが望ましい。これは最初に触ったちゃんとしたギターが未だに愛用するGibson Les Paulだからだろう。Les Paulは「フレットレス・ワンダー」の異名を持つように低い弦高(と運指上抵抗の少ないフレット形状)であたかもフレットが無いかのごとく弾けることに特徴があり、その演奏感覚はFender系と対極を成す。

だから筆者の常用するギターは全て、いわゆる「ベタベタに低い状態」である。
但し「ベタベタに低い状態」でも、ちゃんと音が出る=ハイポジションなどでビビったりしない=かどうかはギター本体の状態(具体的にはネック、ボディ、ブリッジ、フレットなどと弦の相対的な位置関係の微妙な個体差)によるので、本当に「ベタベタに低い」のはLes Paulだけで、他のギターは「かなり低い」ぐらいではあるが。

こう言うギター本来の調整の他に、電気楽器特有のセッティングも重要である。それはまず第一に、ピックアップの高さ調整である。これによってピックアップの感度がまるで違ってくる。感度=出力はピックアップと弦の距離の二乗に比例し、かつ高域ほど影響が大きいから、わずか0.5mmの違いでも結果は大違いなのである。
但しピックアップを弦に近づけすぎると、今度は6弦や5弦など質量の大きい(=太い)弦がピックアップの磁力線の影響を受けるので前述のオクターブ調整に支障を来し、酷い場合はまるでフレット音痴のような状態になる。よって、この辺りの調整はトライ・アンド・エラーの繰返しとなる。
もう一つ大事なのは電気的なノイズ、接触不良、種々のパーツの取り付け状態の確認である。特にオールドの場合、経年変化によって何がどう劣化しているか、あるいは外れ掛かっているかは様々なので、本来なら一度分解点検清掃すべきだろう。

以上のようなセッティングを自分なりに納得するまで行ったギターは手に馴染むし弾きやすいし愛着もわく。
筆者は楽器に限らず道具に関しては全て自分の気に入るように調整することを徹底して行う方なので、他人様のギターやクルマやコンピュータなどは、それらがどんなに高級機種・高額機種・高性能機種であっても使いにくいとしか感じたことがない。

逆に言えば、自分の手や身体に合うように調整したモノを長く使わないとちゃんと使えないと言うことなので、買ったままのギターやMacをそのまま使う人の感性はまるで理解できない。しかし実に不思議なことに、筆者の周りにもそう言う人はとっても多いのである。実際、購入したギターの弦高などをただの一度も自分で調整したことがないという人間を筆者は何人も知っている。冒頭に書いたとおり、ディーラから届けられた新車のミラーの角度やシートの前後位置、バックレストの角度を調整しないで運転するドライバーは居ないと思うのだが、なんでエレキ・ギターとなると基本中の基本となる調整をしないのだろう?

無理矢理邪推すれば、下手に調整すると元に戻せなくなると言う危惧があるのかも知れないが、だからと言って、いわゆる「工場出荷状態」のままで使い続けると言う感性には賛同しかねる。何故なら、これは「好きずきの問題」では無いと思うからである。勿論、弾きにくい、あるいは手に馴染まないままギターを弾くのは筆者ではないのだから、全くどうでも良いことではあるのだが
たまに相談されたときは困る。アドバイスしても、決して自分では調整しようとせず、理由を聞くと自分は初心者だからそのようなことは二の次だと言うようなことを言うのである。こう言う屁理屈を並べる人は絶対にギターの腕前は上がらない。何故なら、本当のギターの名手は弦高が高かろうが低かろうがちゃんと弾けるが、筆者程度の腕前では自分に合わせた楽器じゃないと(筆者なりの範囲において)ちゃんと弾けないわけで、その筆者より下手であることが確実な初心者が弾きにくいギターを使うと言うことは、自ら上達を妨げているということなのだから。
そう言えば、なな何と世の中には弦の張り替えを全て楽器店に有料で任せるという人間も実在する。その人間の理屈から言えば恐らくはパンクしたときのタイア交換はJAFを呼ぶみたいなことなのだろうし(つまり自分では弦の交換が出来ないのだ【笑】)、言わずもがなであるが、余程、お金が余っているのだろう。勿論、こう言う人間のギターの腕前は話題にする以前のものである【笑】。
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セッティング余談。エンドピンをダブルにするとギターを立てた時に倒れにくくなる。筆者のギターは全てダブル・エンドピンに改造してある。なお、一番上のSGは貰い物だがネックが二回も折れたので捨てた【爆】
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