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■ F1大好き |
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ペットと飼い主には何らかの相互補完関係がありお互いに何らかの影響を与える。だから良く、飼い主とペットが似ているという話になったりする。そう言うわけで来夢ちゃんはフジTVのF1中継が好きであり深夜の放送を真剣に鑑賞する。
と言うのは半分嘘で、これは猫の視力に関係する話である。
猫は大きく分ければ豹や虎と同じ種類の動物であるからDNAには狩猟本能が刷り込まれている。であるから当然に、その狩猟に適した視力を持っている。つまり動体視力が良いのである。但し人間としては抜群の動体視力を持つであろうイチロー選手などと違って、猫の場合は動体視力だけがよいのであって、静止しているものについては、どんなに間近にあっても見過ごすぐらいの「ど近眼」である。
そう言う分けなので、F1中継みたいな画面の左右を色とりどりのF1マシンが駆け抜けるシーンの連続には極めて敏感に反応するのである。この結果、長いときは30分から小一時間、全く飽きもせずに、ずぅ〜〜っとF1中継を目で追いかけ頭を左右に動かしながら、テレビの間近で鑑賞し続ける。これを後ろから見ていると非常に可愛いのは言うまでもない。
だから、もしも猫をウインブルドンに連れて行ったら観客席からでも飽きずにテニスボールを目で追いかけ続けるかもしれない。ただしコートに放したら、テニスボールと遊んでしまうので試合は目茶苦茶になるし、絶対にボールボーイの代わりにはならないこともはっきりしている。犬はご主人様に従うからボールボーイの代わりを勤めて褒められることに喜びを感じるだろうが、猫は自分を人間と全く同格だと思っているので「仕事」なんて馬鹿らしくてやるはずがないからである。 |
と言う話とは全然関係なく、来夢ちゃんは相変わらずご覧の通りの脳天気なポーズのお昼寝が大好きであるが、どう言う訳か大抵の場合、人間様の通り道に寝ている。だからこっちはどんなときも足元に注意しなければならない。来夢ちゃんには警戒心と危機感は全くないので、踏んづけられるなんてことは少しも考えておらず、必ずこっちが避けると思っている。なにしろ明らかに邪魔な位置に寝ている来夢ちゃんを何回も何回もまたいで通っても、全然目を覚まさずに熟睡しているんだから。 |
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手前は筆者の足である |
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