2002.10.29[火]
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げぷっ…
あ〜〜
〜〜あ
「飢える魂」こと来喜ネタはまだまだ続く。それにはまず、最近の来夢と来喜の食事時間のシーケンスについて説明しなくてはいけない。
そもそも来夢はダラダラ食いであり、また超神経質なので横で来喜がガチャガチャしていると落ち着かないから殆ど食べないでどこかへ行ってしまう。逆に来喜の方は超高速で自分の餌を食べ終わると来夢の餌皿に頭を突っ込みに行く。
であるから、下記のような滅茶滅茶面倒な手順になるのであるのである。
来夢と来喜それぞれの食事を別々の餌皿に用意する
(来夢はドライが主であり、来喜は缶詰系である。これも面倒)
来喜を捕まえて台所の外に出し、入れないように台所に通じるドアを閉めて完全封鎖する
来夢に餌を与える
来夢はダラダラと食べ、たっぷり残して食べ終わったというサインを出す
来夢の餌皿を片付ける
来喜の餌皿を出す
台所の引き戸を開ける
その瞬間、来喜がナチス電撃戦ポーランド侵攻のような猛烈な勢いで突入してきて自分の餌皿にまっすぐ突進する
う〜と唸りながら一心不乱に自分の餌をあっと言う間に食べ尽くす
かくて二匹のお食事タイムが終了する
……なのだ。面倒なのだ、とにかく。それもこれも「食に淡泊な来夢」と「どん欲な来喜」の差が激しすぎるからいけないのだ。でだ。そう言う来喜だからこその「大事件」が起きたのである【苦笑】。
さて、50歳になってしまったせいなのか(せいなのだ)朝は必ずトイレに行きたくなるので結構早い時間に目が覚めてしまうのが飼い主である筆者なのだが、そうやって8時頃に起きて(起きてしまった場合は二度寝をすると目覚めが悪いから起きてしまうことにしているので、そのまま)居間に行くとテーブルの下に帝国ホテルマーガリンのプラスティック容器とバターナイフが落っこちているのを発見。中身はほぼ空っぽ。
その時は単に「来夢か来喜がテーブルから叩き落としたんだな」と思っただけ。
そして、どうせ起きちゃったのだからと、いつもの通り、上に書いたお食事タイムのシーケンスを始めた。
そして来夢が食べ終わり、いつものように台所の引き戸を開けたのだが、なな何とななな何と来喜が突入してこないのだ。それどころか引き戸の向こう=廊下でうずくまったままなのである。
こりゃおかしい。
来喜の食欲が無くなったらそりゃ大事件である。体調不調以外にないのである。
そこで来喜を抱き上げると口の回り……と言うより頭全体がべちゃべちゃであることがわかった。
ありゃ?
その瞬間、全てを理解した。
「飢える魂=来喜」はテーブルから叩き落とした帝国ホテルマーガリンの中身を(どれだけ入っていたかは判らないが、とにかく残っていただけ)全部、舐め尽くしてしまったと言う訳なのだ。
案の定、来喜の顔に鼻を近付けると思いっ切りマーガリン臭いではないか[爆笑]。
必死に顔を洗うが油脂だから落ちやしない
つまり来喜はマーガリンなんてもんを腹一杯食べちゃったのである。つまり強烈なる「胸焼け状態」になっちゃったのである。馬鹿丸出しである。自業自得である。イヤシいからいけないのであるのである。
しかしマジでぐったりしているのだ。
こうなると親ばかと言うか飼い主馬鹿であるから結局、いつものアリーズ動物病院へ電話である。そして結局、笹塚まで連れて行ったのだ。診察結果は大したことはないと言うことで一安心して帰宅。これが来喜のアリーズ動物病院での初診だから更に笑えるのだが、とにかくその日は一日中、元気なし。顔の回りのベタベタはちっとも取れず。仕方がないから生まれて初めて家で猫をお風呂に入れる事態になる羽目になったのだが、猫用シャンプーがないので人間様用シャンプーを薄めて使ったのであんまり油脂分が取れないと言う結果。その後のドライアーを掛けるのも大変な騒ぎ。腕なんか傷だらけ(T_T)
かくて、明日、マーガリンを落とすためだけに、いつものペットショップpipiにシャンプーに行かなければならないのだ。
マーガリンがポマードのように作用した結果、ショートヘアのようになり、思いっ切りブスな来喜。これではチンチラではなくてチャンチャラである
まったく来喜は人騒がせな大食らい猫なのである……。