来夢の麺好きは最初からだが、基本的に自分を人間と同格だと思っているチンチラのことだから、人間様が素麺を食べていれば当然のように食堂テーブルの上に上がってきて、これまた当然のように素麺を入れたステンレスの笊に顔を突っ込んで食べ始める。ちなみに来喜はそう言うことは一切しない。
但し顔を突っ込むと言っても、中をぐしゃぐしゃに掻き回すとかそう言うことはしないのであって、何とも器用なことにちゃんと一本ずつ食べるのはご愛敬。
なのでこちらも怒る気にもなれず、結局、来夢ちゃんと一緒に素麺を食べることになるのである。こう言う点が純粋な家猫の良い点で、衛生上の不安無く、こう言う猫馬鹿ライフが行えるのである。 |