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2002.02.03[日]
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日々雑感 - DoromPATIO
■ 混迷の日本に日々雑感
小泉流あるいは自民党流「三方一両損」による予算委員会の混乱の強引な集束の結果、小泉政権唯一の拠り所である支持率が呆れるほどに急落している。元々極めて情緒的で非論理的な我が国らしい出来事ではあるが、それにしても支持率の落ち方は普通じゃない。それどころか明確な不支持が増え、改革も駄目だろうというのが民意の趨勢のようだ。

何でこう言うことになったのかは国民の一人である筆者にも良く分かる。
  • 今回の件(言った言わない泥試合@予算委員会)に限れば、明らかに悪いのは宗男くんと野上くんである
別の言い方をすれば、この二人が嘘を付いていると言うことだ。しかし全ての政治家は与党野党に関わらず何故か誰に詰問されても言を左右して話題をすり替えて明言を避ける。何とも変な話である。

しかし冷静に考えれば、小泉政権になってからも旧来の自民党と全く同じようなことは多々あった。世界公認テロ国家北朝鮮の独裁者金正日の息子金正男が不法入国した際の処置は、まるで金丸の対金日成土下座外交の時と同じくうやむやのままだったではないか。小泉くんは国内の改革に関する発言は威勢がよいが、外交に関しては旧来の自民党と何ら変わらないのである。

眞紀子ちゃんの外相としての資質云々が言われ、そして就任以来の長期に渡る外交の停滞が問題視されていたわけだが、はっきり言えば、どっちも関係ない。
何故なら我が国は既に少なくとも300年以上、本来の意味での外交らしい外交はまるっきり行えていないのである。
大雑把に振り返ってもそれは余りにも明白である。
  • 江戸時代は鎖国。だから外交とは無縁。国際社会とは孤立無援
  • 黒船が来て大慌てとなり不平等条約を締結
  • それでも気骨ある明治の偉人達が努力して東南アジアのようなことにはならず植民地化を免れたのは立派(近代の歴史上、日本外交唯一の成果??)
  • 富国強兵から軍国主義と言う流れの中で松岡洋右みたいな超の付く大馬鹿外務大臣の大失敗誤判断で国際連盟脱退、日独伊三国同盟からソ連参戦、そして国中が焦土と化すに至ったのはご承知の通り
  • 戦後の日本はアメリカの政治的経済的属国的部分があったので外交はアメリカに右へ倣えだから、つまり独自外交不在
  • 対ソ連(現・ロシア)、対中国・台湾、対朝鮮半島未だ問題山積
  • 91年湾岸戦争時には巨額戦費拠出でも国際社会から非難囂々
  • アジアの盟主の筈がAPECなどでもイニシアチブを取ったという話を聞いたことがない
以上が歴代の政府、歴代の外相がやらかしてきた(あるいは何もしてこなかった、出来なかった)ことである。
だから眞紀子ちゃんが外相不適任であっても大勢に影響はなかったのだ。と言うことは、外相は外交をほったらかして外務省改革だけをやれば良かったと言えなくもないと言う笑い話もあり得るのである。
これがブラックユーモアではなくて歴史的事実だというのが日本の悲劇なのだが。

そもそも眞紀子ちゃんが外務大臣になってすぐに反対勢力や評論家は「外交は待ったなしですから、こんなことで揉めている場合じゃないんです」と叫んでいたが、それから7ヶ月、ずっと(今現在も)外交は停滞したままだけど、だからって直接的には何も関係ないのである。つまり歴史が語る通り、日本は外交(力)をもって国際社会に存在価値を知らしめている国じゃないのである。
日本が世界的に認知・賞賛されるのは「東洋の小国がバルチック艦隊を全滅させた」とか「あらゆる意味に置いて真珠湾攻撃は奇襲の見本と言える作戦であった」とか言う快挙(暴挙という説もある)だったり、バブル期に経済的な頂点を極めて「Japan as Number One」なんて言われていた時なのであって、記憶に残るような純粋な外交成果なんて聞いたことがないのである。

とにもかくにも、全くいつも通りに真相は闇の中。直接の担当者は黙して語らず。なのに関係ない大橋巨泉が負け犬の遠吠えを朝日新聞に書いているが、その中の幾つかの下りには呆れかえってしまう。
  • 筆者の辞職が引き金になったとは思わないが、その深夜、田中外相が更迭された(この書き方は「思っている」ってことだ)
  • 田中眞紀子さんとボクにはかなり共通部分がある(ない)
  • 国会議員は単に任期を勤め上げれば良いのかという問いは残したい(そう言う以前の問題です)
  • ペンを捨てるつもりはない。「老兵は死なず。消え去りもせず」です(カナダだかオーストラリアだかにお帰りになりなさいって)
大橋巨泉は菅幹事長にほだされて参院選に出馬した時点で自分の立脚点を変えてしまったのである。だから今更何を発言しても誰も聞いてくれないのである。彼はそのことが判らないらしい。
かつて、殿様こと細川くんが唐突に政権を投げ出した時に、我々は別に驚きもしなかった。殿様に戻った細川くんのその後の動静は知らないが、殿様であることに変わりはないから生きていく上での支障はない。
しかし大橋巨泉は殿様ではない。実力でタレントとしてのイメージと資産を形成した人間であり、壊れたイメージはもう元には戻らない。幸いにして資産はたっぷりあるんだから、タレントとしての活動を諦めればよいのだ。少なくとも政治に関する発言は控えた方が賢明である。どうせ誰も聞く耳を持たないんだから。どっちにしろ、今まで通り4月と10月の番組改編期などには各種特番などにゲスト出演してがっぽり稼ぐという構図は死ぬまで変わらないんだから、それでいいではないか。

政治が当てにならないのは昔からなのでどうでも良いとして、問題は民間企業の活力である。その民間企業が雪印のようでは話にならない。その雪印食品の事件については、出るわ出るわ次から次へと犯罪行為のオンパレード。狂牛病騒ぎとは関係なく2年以上前からラベル貼り替え産地偽装他、組織ぐるみで色々やっていたことが明るみに出てきた。
こうなったら、少なくとも流通業界は率先して雪印と名の付いた商品は一切扱わないと言う毅然たる態度を取るべきである。消費者はもう二度と買う気がないんだから。
しかし他社は大丈夫なんだろうねぇ??

そう言えば、ここに来て、複数の大規模な企業合併話が頓挫した。そうかと思えば、合併して新しくなったUFJ銀行は新規開業直後に実に18万件のコンピュータ処理ミスをやらかした。日本を代表するコンピュータメーカーたるNECは業績の大幅下方修正をした上に、実に14,000人のリストラを発表した。ユニクロの売上げは激減している。
大丈夫なのか?>日本

ところで間もなくソルトレイクで冬季五輪が始まる。このHomePageで何度も書いていることだが、小学校6年生の時に東京オリンピックを経験した筆者はオリンピックに特別の思い入れがあるので必ず個人的に盛り上がるのだが、今回のソルトレイクに関して言えば、少なくとも、日本人選手の活躍には期待しない方が良いと断言出来る。天才・清水宏保は腰痛の回復が不安だし、他はこれと言った選手がいない。そもそも選手団主将が「泣きの原田」じゃ駄目だ。今は日本でもイチローみたいなクールで実力のある選手や、新庄みたいに脳天気でも大舞台ではちゃんと結果を残す奴に人気が集まる時代なのであって、原田みたいな浪花節調じゃどうしようもないのである。メンタル面に問題があり本番で実力を発揮出来ない選手の代表である原田が主将じゃ話にならないじゃないか。
なお筆者はオリンピックに限らず、あらゆるスポーツ競技では国籍に関係なく自分が気に入った選手を応援するので、日本選手団のメダル獲得数に興味はない。

全然全く関係ない話。筆者は愛煙家である。未だに一日で3箱以上のケント・マイルドが消費される。飲み行った日は100本を越す場合すらある。だからライターも毎日酷使される。そのライターはここ数年はもっぱらジッポーを愛用している。ジッポーはアメリカが生んだ代表的工業製品で、シンプルな構造で故障がなく、ステンレス側なら安価であり、オイルとフリントは世界中何処ででも手に入る実に素晴らしい商品である。
しかし最近、どうも火の付きが悪い。経年変化でヤスリが摩耗したのかと訝ったのだが、そうじゃないだろうと思い直して、試しに使い古しの歯ブラシでヤスリ部分を目に沿ってこすってみた。つまりヤスリの目詰まりを疑ったわけだ。
結果はばっちり。いきなりワン・ショット・ライターの復活である。機械ものはメンテが大切というお話。
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