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2002.04.09[火]
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日々雑感 - DoromPATIO
■ 大山鳴動政治不信相変わらず・他
辻元清美に続いて、加藤くんが参考人招致中に議員辞職を宣言し、実際に辞職した。しかし、議員辞職はしていないが自民党を離党している宗男くんと同じく、この三人とも、肝心なことは何も喋らずに身を引いている。そう言う意味では自民党も社民党も何の区別もなく、あるのは「政治家はいい加減だ」と言う共通点だけである。眞紀子ちゃんも政策秘書問題が出ているがこれも同じ。もちろん、土井たか子も口を濁して語らない点に於ては何ら変わらない。

加藤くん議員辞職について「万感胸に去来し言うべき言葉もありません」なんてのたまわっている連中が政権幹部なんだから、全く持って話にならない。例によって例のごとく小泉首相は木で鼻を括ったような短いコメントだけだし、全ては相変わらずで何も改善されない。

それにしても、昔から自民党の議員が汚職などがばれて危険が危なくなると体調不良入院絶対安静面会謝絶ってのがパターンだったけど、辻元清美が同じ手を使って参考人招致を先延ばしするとは何をか言わんや。てめぇの政策秘書が疑惑の元凶だと言うことが明らかになった後の土井たか子の記者会見の答弁は「それは全然判りませんね」と言う超・無責任。外務省は伏魔殿だそうだが、だったら国会は超・伏魔殿なのか、中身はグチャグチャで決して身内の恥は語らず、民意は徹底的に無視され、しかし、彼等は血税と献金で暮らしているという漫画みたいな構図なのだ。

つまり、今まで我々国民は自民党金権体質が制度疲労を来したから日本の舵取りが駄目なのだと漠然と思ってはいたのだが、これはとんでもない間違いで、実はどこの政党も結局は自民党と同じ体質を内在していると言うことがとっても明らかになっちゃったのである。共産党だけは違うと言い張るかも知れないが、少なくとも彼等は米ソ冷戦時代まではソビエト共産党から直接の資金援助を受けていたのは公然たる事実だし、戦後間もなくから暫くは日本赤軍顔負けの内部粛正とかをやっていたんだから大きなこと言えない言わせない。

と言うことは、日本の政治にはいよいよもって全く何にも期待が出来ないと言うことである。これは結構、えらいこっちゃである。景気が良ければどうにでもなるが、それが最悪の状態なんだから、日本が良くなる可能性が無いのである。
筆者はサラリーマンじゃないからまるで知らなかったのだが、今、日本の大企業はどこもかしこも「役職定年制」を導入している。これは原則として50歳になった部長や課長は平社員となって給与を減らされるというとんでもない制度である。それがいやなら会社を辞めさせられる。ここまでの日本を一所懸命引っ張って来たおぢさん達は多額の住宅ローンを抱えて放り出されたくはないから会社の方針に従うしかない。勿論、これと並行して希望退職制度もばんばん活用される。この結果、人件費が減ると株価が上がる。リストラに成功した企業と言うことだ。
しかし実質はまるで違う。希望退職で積極的に辞めるのは優秀な人材が多い。役職定年で平社員になった元・優秀な部長、課長のモチベーションが下がるのは当然である。新しい上司は年上の部下を抱えて戸惑う。人事と命令系統にねじれが生じるのである。この結果、当然のように業績(営業実績)は宜しくならない。
しかし今の日本はリストラがブームである。ブームは我らが日本民族の金科玉条である。「赤信号、みんなで渡れば怖くない(c)ビートたけし」は今も正しいのだ。日本人は右へ倣えが大好きなのである。つまりカルロス・ゴーンこそが正しいのである。だから株価が上がるのである。
全く日本は狂っているのである。

ついでに言えば、季節的に就職に絡むニュースなどが多くて、その中で大学を出てもフリーターを希望する若者などについて特集されることが多く、コメンテーターは何故そう言う志向をするのか理解出来ないなどと、まるでピント外れなことを語っているが、若者がそうなるのは当たり前である。
何故ならば、昔は当たり前だった「世の中のテーゼ」みたいなものがものの見事にここ10年ぐらいで崩壊してしまったからである。

筆者が子供の頃、あるいは中学・高校ぐらいまで。社長や大学教授は偉いものだった。「末は博士か大臣か」と言う流行語があったぐらいである。日本の警察は検挙率世界一で清廉潔白滅筆者奉公の代表だった。大企業は公害や欠陥車問題を起こすことはあっても揺らぐことのない絶対的な存在で間違いなく日本を牽引していた。学校の先生はそれなりに権威があり怖かった。
ところがである。今の子供達は毎日のように「ぺこぺこ頭を下げる大企業幹部の記者会見」を見させられている。大手企業はとんでもない規模の赤字決算を繰り返しており、お父さんはリストラに苦しんでいる。世の中、既に実質10人に1人は失業中である。しかも誰でも知っている企業が倒産してしまう。警察官は不祥事を繰り返し、大学教授は次から次へとセクハラやストーカー事件で逮捕される。学校の先生は完全にサラリーマン化しており、熱心な指導は暴力沙汰として社会問題になるから、お座なりな「ゆとり教育」を目指し、塾や予備校が活況を呈す。かくて、昔も今も変わらないのは政治家の腐敗だけである【笑】。

こう言う時代に生きている若者は当然のように将来、未来に対する希望を失う。あるいは近視眼的な現実対処を学ぶ。昔なら一所懸命勉強して良い大学を出て官僚や大企業のエリートになれば未来はバラ色だった。しかし今は外務官僚が罷免されることもあるし、どんなに優秀なエリート・サラリーマンでもリストラの可能性があるし、会社そのものが倒産する場合だってある。実際、筆者の同期の経済学部首席卒業の某君の就職先は興銀だったが、その興銀がどうなったかは皆様ご承知の通りである。要するにドラッガー曰くの「不確実性の時代」そのものなのである。

だったら「親元に暮らしていれば金は掛からないから、可処分所得を稼ぐだけでいいじゃん」となるのは当たり前である。10年前なら「倒産しないし休みは多いし年金も多いから公務員」と言う流行があったが、国だってリストラする時代だから、だったら「フリーターでいいじゃん」はある意味で正しい選択なのである。

こうなると、抜本的税制価格をしない限り、日本は破滅する。税収が確保出来ないからである。社長や頭取や党首や大臣や学長や校長や署長や所長が毎日のように入れ替わり立ち替わりテレビでぺこぺこしなくてもいいようにしないと日本は破滅する。若者の就職意欲、勤労意欲が消失するからである。資源小国日本は働く人が居ないと成り立たないのである。

ところで。
雪印が経営する子供の国牧場(横浜市青葉台)という施設で宿泊客に期限切れの牛乳を出したというニュース。報道によれば期限切れの牛乳はもったいないから従業員が飲むために冷蔵庫に保管してあったものを誤って出しちゃったと言うことらしい。この事件、普通の企業がやったなら恐らくニュースにならないぐらいの些末なミスだろう。賞味期限が数日ずれたって問題がないことぐらい誰でも知っているのだから。
しかしそうは行かない。なんたって「あの雪印」なのである。結局、経営陣が変わろうが、雪印食品を解散しようが、企業体質は変わらないし、安全管理マニュアルは徹底していないし、危機管理意識なんてものは皆無なのだ。
それがものの見事に証明された出来事である。

それにしても消費者の方も「雪印子供の国牧場」なんてものには行かないようにして、自己防衛しなくちゃいけません。雪印の一連の事件の時の各局得意の街頭インタビューの中で「前の時は可哀想に思って応援するために雪印の製品を買っていたんだけど、もうやめるわ」みたいな意見を述べる主婦が居たけど、そりゃまぁ、そう言う博愛衆に及ぼすようなご意見も貴重なのではございましょうが、最初の事件内容から「雪印はミドリ十字と大差ない」ときっぱり判断しなくちゃいけません。体質的に腐っている企業ってのは、ほんと、どうしようもないんだから。
猫 チンチラ 来夢&来喜
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