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2002.04.10[水]
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日々雑感 - DoromPATIO
■ 究極の結果オーライ
4月9日朝、大津市で警察官が不審車を職務質問しようとしたら、その不審車がパトカーに体当たりして逃走しようとしたので警官が発砲しドライバーが死亡するという事件があった。新聞記事などによれば死亡した男性は元・暴力団組員。また警官の発砲した銃弾は逃走車のリアウインドウを貫通して、その男性の後頭部に命中していた。これじゃまるでダーティー・ハリーである。

しかし勿論、発砲した警官は日本の平均的な警官に違いない。つまり後頭部に命中したのは全くの偶然=つまりまぐれ当たりなのだ。死亡したのが元・暴力団員であり、明らかに挙動不審であり、しかもつい最近、警察の銃器使用基準が変わり、その背景には凶悪犯罪の増加と警察官の被害増加と、そしてもちろん国民の賛同がある。
この事件が10年以上前に起きていれば、どこの新聞も(特に朝日新聞あたりは)警察バッシングで大騒ぎをしたに違いない。
つまり、これは「究極の結果オーライ」だったのである。

筆者は勿論、日本の警察が必要な時に銃器を使用することには賛成である。しかし、運用はちゃんとしてもらいたいし、ぶっ放す可能性があるなら、ちゃんと射撃訓練をして欲しいと思う。何故なら、日本の警察官の射撃訓練は信じられないほどのお寒い現状にあるからだ。最新の状況は知らないが、以前にテレビの特集番組を見た記憶によれば、日本の全ての警察官は平均で一年間にほんの数発しか実弾射撃訓練をしていないと言う。設備(射撃場)も無ければ予算(日本では弾丸は結構、高価なのである)も無いという。元々、警官の拳銃は(刑事もだが)使わないのが前提なのが日本だから、設備も予算もないのが当たり前なのである。

拳銃の有効射程距離は非常に短い。警察官の持つニューナンブなどの普通の38口径や、刑事が持っているS&Wディテクティブ・スペシャル(いずれもリボルバー)は(特に後者の場合)単銃身なので有効射程距離はせいぜい40mぐらいである。ダーティー・ハリーの44マグナムだって大差ない。有効射程距離というのは、ちゃんと訓練した人間が撃って、ある範囲内に着弾が集中する距離を言う。弾丸そのものはもっと飛んでいくが、その場合は何処へ行くか判らないのである。訓練された人間でそうなんだから、素人が撃てばどこに飛んでいくかは全く判らないと言う世界なのである。だから歌舞伎町の雑踏で犯人だけを撃ち殺すなんてことは絶対に出来ない。

銃器は道具であり機械である。道具は慣れ(この場合は射撃訓練)が必要だし、機械はメンテナンスが必要である。アメリカの映画や小説での銃器の扱いは日本の映画と全く違う。銃の種類、弾丸の種類、射撃場でのシーンなど、バラエティに富み、リアルで自然でマニアが見ても納得する詳しさである。それは実際がそうだからである。これに対して日本の映画の発砲シーンは未だに笑っちゃうほどリアリティがない。銃を撃てば反動が後方にかかり、その結果、銃が跳ね上がるのに、日本の役者が発砲する時は発射の度に拳銃を前に突き出すような動きをする。筆者は実際にアメリカで357マグナムを撃ったことがあるから、あんな馬鹿なことにはならないのが判る。
アメリカ映画ではプロレスラーのような悪役でも、子供が持った拳銃にたちまちにして震え上がる。日本の映画では銃を向けられても怯えた顔ひとつせず、場合によっては身体をかわして銃弾を避けるスーパーマンが続出する。どっちが正しい表現かは誰にでも判ることである。

だからと言って、もちろん日本がアメリカのような銃器社会になっては困るし、日本の映画や小説がアメリカのように銃器に関してリアルになる必要はない。しかし実際に拳銃を発砲する可能性が高まった日本の警察にはちゃんとした訓練を励行するようなシステム作りをして欲しい。さもないとやがて近いうちに「究極の結果オーライ」では済まない事件が起きる。こんな予言が当たって欲しくないのである。

ところで、OECDの登大使(60歳)と言う重要人物(らしい)がE-Mail版のラブレターを職場の元同僚に出そうとして操作を間違えて外務省内の掲示板に掲載してしまったと言う「究極の結果NG事件」も起きた。
しかしである。E-Mailの操作間違いでラブレターの内容がBBSに掲載されると言うことは絶対に起きないと断言出来る。それはE-Mailの操作間違いではなく、パソコンそのものの使い方を全く知らないから起きたのである。PC音痴は慣れないことはしない方がよい。

この事件をニュースステーションで扱っていた。ラブレター本文を紹介する下りでラブリーなBGM【笑】が鳴り、ちゃかしまくりで面白かったのだが、その後の久米宏は墓穴を掘った。「E-Mailの操作ミスで掲示板に載っちゃうんだからラブレターで良かったですね。外交機密文書なら問題ですよ」と発言し、コメンテータも「全くです」と相槌を打ったのである。二人ともE-MailとBBSの区別も付かないPC音痴だと言うことがばれたのである。久米宏は以前からPCは全く触れないと公言しているし、そもそも掲載されてしまったBBSは外務省内部のものである。1時間ほど掲載されていたので、ネタがネタだから内部リークがあっただけの話であり、外交機密文書が掲載される可能性は無い(はず)だし、それがリークされることもない(はず)である。

但し括弧付きで「はず」と付記しなければいけないのもこれ又事実であるから困っちゃうのが日本国外務省ではあるのだが。だから結果的に久米宏は正しいのかも知れないし、テレビを見ている人の90%は間違いに気が付かないから問題はないのだろう。やれやれ。

全然関係ない話だが、イタリアの医師がクローン人間の受精に成功して云々と言うニュースが世界中で侃侃諤諤の話題を呼んでいる。それを解説するニュースステーションのフリップを見ていたらとんでもないことに気が付いた。クローンを作るのに必要なのは母胎並びに細胞小片であり、その細胞小片は男性のものでも女性のものでも構わないと言うのである。母胎は100%女性(動物のクローンなら雌)なのだから、つまり、クローンを作ることは女性だけで可能なのである。つまりクローンの生成に男性は全く不要なのだ。

と言うことはである。来る近未来。どこぞの究極の独裁国家。統治者は女ヒットラーみたいな怖いフューラー。某・田島教授(最近は田島議員か)を100倍極端にしたような女性絶対主義者。女尊男卑主義者。男性不要論者。そして、その独裁国家は完全なるクローン技術を確立。
かくて国内の男性は全て抹殺され、極めて優秀なる遺伝子の持ち主の男性のみ奴隷として監禁され、クローン用の細胞提供動物として飼育される。その国家の勢力は世界に及び、やがてとうとう奴隷も抹殺されて、地球上から男性は完全に消滅する。その時、地球はアマゾネス・ガイア帝国と称される国に支配されるのである。

このSFの特異なところは逆、つまり女性が消滅した地球はあり得ないと言うこと。やっぱ生物としての必然性は女性の方が遙かに高いと言うことか?
猫 チンチラ 来夢&来喜
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