2003.04.12[土]
2000
|
2001
|
2002
|
2003
|
2004
|
2005
|
2006
|
2007
|
2008
|
2009
|
2010
■ フセイン政権、脆くも崩壊・他
ぱたぱた……
イラク戦争(又の名を第二次湾岸戦争)は開戦からぴったり3週間目に米英連合軍がバグダッドを陥落させ、あっさりと大勢が決した。
9日前の予想通り
である。
軍事評論家連中が「そうなったら流石のハイテク米軍も大苦戦は間違いない」筈だった市街戦は少なくともバグダッドでは殆ど発生せず、威力偵察の翌日にはもう大統領宮殿の前で記念撮影状態とは恐れ入ったと言うぐらいのあっさり過ぎるバグダッド陥落。バンカーバスターの直撃でフセイン親子が死んだのかどうかは未だに不明だが、サダムの虎の子軍団は殆ど張り子の虎だったのか、それとも、サダムの故郷=ティクリート=に立て籠もるつもりなのか?
しかしなにをどうしようと、制空権がないんだから陸軍だけでは米英連合軍に殲滅されるだけである。
つまり既に軍事的には掃討戦の段階にあり、かくてここに地球上から独裁国家がまた一つ減ったというおめでたい話なのである。
今のこの状況で一番真っ青なのは言うまでもなく悪の枢軸の片割れこと我らが隣国北朝鮮の金正日であることは間違いない。アメリカがその気になれば金王朝はあっさりと崩壊することが3週間に渡って行われた「衛星戦争生中継」でものの見事に明らかにされたんだからたまらない。
しかも今や我が日本だって以前とはまるっきり態度が違う。間もなく自衛隊のF15Eストライクイーグルは米軍の空中給油を受けながら太平洋を渡ってアリゾナ砂漠の実戦攻撃訓練に初参加だそうな。これは明らかに北朝鮮の核施設やノドンミサイルの発射施設がある地域への先制攻撃を想定しているのは言うまでもない。そもそもF15Eストライクイーグルとは、そう言う目的のために開発された攻撃機なのだから(残念ながらスティルス機ではないので、今や旧型とは言えるが夜間戦闘能力があるから北朝鮮から見れば脅威であることに違いはない)。
しかもアメリカは「テロ支援国家、大量破壊兵器保有国家は危険と見なし、先制攻撃しても良い」と言う画期的というか無謀というかとにかくアメリカは正しいんだ的な新保守主義に則った国家防衛方針を策定し、しかも、それを既にイラクで実行しちゃったんだから、とてもじゃないが金正日が枕を高くして寝ていられる時代ではないのである。
それにしてもフセイン政権崩壊が決してからのあちゃこちゃの動きはそれまでのことを考えるといったい今までの言動は何だったんだってなことばかり。極一部を書き出しただけでも物凄い。
イラクの国連大使曰く「ゲームは終わった。筆者はサダムとは関係ない」
駐日イラク大使館はその日、夜中までドンチャン騒ぎ。途中、ビールが足りなくなり買い出しに出る大使館員が目撃された(朝日新聞の記事から)
翌日の渋谷の街頭の共産党の宣伝カーに掲げられた「イラク戦争反対」の陣旗の虚しさ。イラク民衆が驚喜乱舞しているのをテレビで見たばかりの通行人は宣伝カーの屋根の上で絶叫する共産党員を嘲笑的に見上げるだけ。当たり前だぁねぇ【笑】
但し、これから先は大変である。それは今更言うまでもない。戦後のイラク復興と政治的安定確立は戦後日本みたいに秩序だって行われるわけがない。しかも中東全域の、ある種のバランス・オブ・パワーが崩れたのである。アメリカがどこまでこの地域に介入する気なのかと、それこそ気が気ではないイランを初めとするイスラム教国側の不安がある。クルド問題がある。だからトルコもどう出るか?あの地域で民主主義体制なのはトルコだけだそうだが、アメリカとはこじれそうである。英米対欧州の対立もある。そして勿論、それはイラク戦後の経済的利権=石油利権並びに復興絡み=の問題を意味する。外交力の全くない日本はひたすらアメリカに媚びて分け前を貰うしか手がない。だからイラク復興支援金は(大不況だと言うのにも関わらず)大盤振る舞いせざるを得ない。このことは北朝鮮への圧力の保証という意味でも欠かせないんだから仕方がない。
こう言う視点が何にもない社民党や共産党の連中はみんなで北朝鮮に移住して「人間の盾」になることをお薦めする。「社民共産連合人間の盾の会」の団長は勿論、土井たか子である。そうでもしないとあの手の連中は死ぬまで言行不一致じゃないかってなもんだ。
ちゃんちゃん♪(ってこれじゃまるでタケシの連載ものみたいだ)
テレビ東京金曜深夜の「debuya」は面白い。その「debuya」の決め台詞「まいう〜」をネタに生まれた冗談商品が下の写真の「maiwoo cola」。渋谷に進出した関西のドン.キホーテこと「ナカヌキや(この表記で正しい)」で買って来た。何故なら渋谷ナカヌキやの最上階には「debuya神社」があり、debuyaのスタジオ収録は全て「debuya神社」の後のスペースで行われているという関係にあるのだ。
実はちょっと前にワイフとdebuya神社を見学に行ったのだが、そうしたらたまたまdebuyaの収録をしていたのでマッスルの実物を見ちゃったりしたのだ。だから、こう言う下らないことには妙に詳しい筆者なのであった。
知る人ぞ知る"maiwoo cola" (^^;;
http://www.sanko-group.co.jp/
で、その「
maiwoo cola
」だが、買って帰って飲んでみたらワイフ共々大笑いをしてしまった。だってこれ、まるっきり中学校や高校の頃に日本中のあっちゃこっちゃで売られていた「コカコーラのまがい物」と全く同じ、あの味なのだ。薬臭いのだ。つまり不味いのだ。これじゃ売れるわけはないのだ。だからナカヌキやの店内は各フロアどこもかしこも階段の踊り場は
maiwoo colaが山積み。
まぁ去年の「SMAPドリンク」だって全然売れなかったんだからいいんだろう。
それにしても、やっぱりコカコーラは偉大であると再認識。
ところでF1GPは究極のぐしゃぐしゃ状態が続いている。雨のブラジルGPはせっかくフジ721と契約して川合ちゃんの解説付き生中継を見られるようになったにも関わらず、シューマッハがリタイアした時点で寝てしまった。ところが1時間後に愛猫来夢がみゃあみゃあうるさいので起きてしまい、一服するためにリビングに来てテレビをつけたらアロンソが救急車に運び込まれるところ。フィジケラが喜び落胆するところ。コース中のクラッシュしたマシンを片付けているところ。何が何だか判らない。翌日、Webで経過を確認したが一週間後=つまり今日になったらフィジケラの優勝に変更されてしまった。こう言うことが起きたのはF1史上初なんだそうな。
鳴り物入りのルール変更も再検討されると言うことだし、同時並行的にGPWC(FOCAに対抗してメーカーチームが新たに結成した「別のF1」を画策する団体)の活動も活発。これじゃ混迷のF1GPとしか言いようがない。
ヨーロッパラウンドが始まってサンマリノGPからまともなレースになることに期待したいものである。
それにしても日本は平和だ。超不況だけど。