しかしメールとなると全くそうは行かない。もっと話を単純にしよう。例えばワープロで作られた怪文書というケースの場合だと……
- 市場シェアの最も高いパソコンを使い
- つまりOSは当然、Windowsであり
- ApplicationはMS-Wordを用い
- 特定の文章をMS-WordのDefault設定のまま作成
- 当然、フォントはMS明朝
- その文書を市場シェアの一番高いプリンターで
- 最も一般的な用紙に印刷
こうして作成した怪文書(ワープロ文書)の真贋は(それ単体では※)絶対に特定できない。何故なら機材さえあれば小学生から老人まで、パソコン技能があれば誰でも同じものを作れるからである。まして、それが(原紙であればまだ指紋だなんだってな要素がないことはないが)コピーだったら何をか言わんやなのは当然である。
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