2006.09.29[金]
■ ちょっと福島方面へ -1-
磐梯朝日国立公園
磐梯山
何やかんやで夏休みを取り損なった今年。やっとスケジュール調整が出来たので9月末になって二泊三日の小旅行に出掛けてきた。ワイフは九州の人なので東京以北は殆ど行ったことがないってことで車で気楽に行ける範囲である福島県方面を選択した。出発時点の天気は快晴♪
世田谷区の西北端にある我が家の場合、東北道に乗るには環八 → 外環が速い。ちょっと前までは環八・谷原交差点手前が両方向トンネル工事で大渋滞だったのだが、とうとう開通したのであっと言う間に埼玉県に入り外環 → 和光市 → 川口JCT → 東北道。普通の月曜日であるから下りはガラガラ。いつもの筆者的巡航速度で安全平穏に北上。順調に郡山JCTに至り(実は筆者的にはその存在も知らなかった)磐越自動車道に入り猪苗代会津若松インターチェンジ到着。感覚的にはあっと言う間。距離的には300km弱ぐらい。つまり西に向かうなら東京 ⇔ 浜松ぐらい?
磐越自動車道に入って間もなく、廻りの景色は黄金色一色になる。稲穂の大海原である。やがて正面には磐梯山。ゲレンデの部分があばたのようで美しくない。見た目、全く元火山とは見えないのも不思議。右後ろには宿泊先のホテルリステル猪苗代。
宿泊したホテルリステル猪苗代
http://www.listel-inawashiro.jp/
とりあえずホテルに直行してチェックインだけ済ませたが部屋に入れるまでには、まだ1時間ある。つまり到着は14時頃。なので、ワイフの判断で裏磐梯=五色沼散策に向かう。ホテルから五色沼までは30分弱。旅行に行くときに事前に何も調べていかないことをポリシーとする我が家の車内の会話は「なんで五色沼って言うんだろうねぇ?」。なんで事前調査をしないかと言えば、その方が発見が多いから。同じ理由で細かい予定は決して事前に決めておかない。成り行き任せ。行き当たりばったり。これ基本♪
と言うわけで五色沼。案内標識だけを頼りに到着し駐車し奥まで歩いていったら、いきなり下の景色。綺麗の一言。お見事なる水の色。お見事なる景色の写り込み。やたらめたら絵になる場所である。
名前に恥じない見事な景色
なんで五色沼というかというと……
五色沼自然探勝路(約4km)を散策。上の図で左下から右上に向かう
馬鹿でかい鯉。鴨の倍以上ある
見事なる空気遠近法的景観。一番奥は裏磐梯
案内所で20円で売っていたガイドマップ。つまりカラーコピーだ
そこからは五色沼自然探勝路ってぇものがあるのでハイキング開始。気温は18度ぐらい。湿度皆無。快適。景色や雰囲気はある意味、上高地に通じる。綺麗で感動的なことは勝るとも劣らない。ハイキングコースは上ったり下ったりで約4km。案内看板によれば1時間20分ほど掛かるのだが、全体としては下りになるので歩きやすい。歩いている人たちは老夫婦からヤングカップルまで様々。
とにかく綺麗
絵に描いたように上下シンメトリカルな写真が簡単に撮れる
こんな看板を掲示されても対応できません
沼は次から次へと現れるが名前は失念【苦笑】
確かに沼によって色が違うのである
滅茶苦茶綺麗な渓流があちゃこちゃに
こちらの沼は苔だらけ
若干一名は水があると手を突っ込む癖がある
鉄分が多いと赤くなるが、これは赤沼ではない。赤沼は何故か青かった
部分的紅葉
快晴無風。水面=鏡面状態
尺取り虫君発見。マクロ撮影
またまた違うコバルトブルー系の見事な青さ
良く見ないと水面との境が判らないこともある
てなわけで案内看板通りに1時間20分ほどで自然探勝路を踏破。その時点で16時半。そこから歩いて戻る気はないのでタクシーを拾ってルシーダ君の所まで戻る。タクシーの運ちゃんとの会話で判ったことは……
冬場は最低でも1m以上の積雪がある
今どきはスキー客は非常に少ない
昔は農家はみんな副業でスキー客目当ての民宿をやっていたがみんな廃業
筆者も大学を卒業してから数年までは死ぬほどスキーをしたものだが、確かに今はスキーってのはまるで流行らない。勿論、今更やる気もない。足がついて行きません。
と言うわけで五色沼ですっかり満足してしまったわけだが、ホテルの夕食までにはまだ2時間半ほどある。そこで裏磐梯を降りて国道を猪苗代湖へ。廻りはとにかく黄金色一色。めちゃめちゃ綺麗。しかし、他にはなぁ〜んにもないのが猪苗代湖周辺である。
見事な黄金色の稲穂
そこでホテルで貰ったガイドブックをめくると地ビール館・ガラス工芸館などがあると書いてある。この手のものは最近はどこの観光地にもあるわけだが、時間潰しに寄ってみた。しぃかぁしぃ〜、写真の通りに悲しいほどに閑散としていたのであるのであるのである。
お客さんが居ません【爆】
左の低い建物は「だんご館」で、奥が「ガラス工芸館」だそうな
駐車場はだだっ広いがこの状態である
ここまで寒気がするほどガラガラだと店内にいるだけで落ち着かないので即刻退散。一路、ホテルを目指す。結局、時間が余っちゃったのでニュースを見ながらちょっと午睡。
そして19時からホテル的には目玉商品である「50種類豪華バイキング。松茸土瓶蒸し&フカヒレ中華丼付き」へと向かう。元々、このホテルに泊まったのは数日前に郵便ポストに入っていたサンケイ・リビングの記事を見たからである。今回の旅行の本来の目的は後述の「British Hills」なのだが、一泊じゃつまらんと言うことでこの記事の場所=ホテルリステル猪苗代に決めたわけである。それなら本来の目的地の「British Hills」から近いので行程的に無駄が無いと判ったからである。で、その囲み記事の目玉=売り物がこのバイキングなのだが、これは全然、大したもんじゃあなかった。いや、酷かった。とは言っても、幸か不幸か我が家的にはこの手の夕食はどうでも良い=元々二人とも食が細い=ので適当に済ませてお仕舞い。これ目当てで来ていたら詐欺である(ってぐらいに内容はチープ)。
久々の休み+たっぷり歩いたので部屋に戻って大浴場などは省略してテレビを見てから就寝。とにかく五色沼散策は大正解♪
ホテルの施設であるハーブ園のライトアップ。これも目玉だが何の意味もないと思うぞと。撮影は16階の我々の客室からの俯瞰