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2007.10.15[月]
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小旅行記
■ 鬼怒川温泉一泊旅行 その1
一日目:龍王峡ハイキング
鬼怒川温泉、東武ワールドスクエア
鬼怒川温泉と川治温泉の間が龍王峡

去年の暮れから春先、そして真夏直前と、立て続けに筆者とワイフの体調不調事件(大袈裟……でもない)が起きた。いずれも結果的には事なきを得たが、とにかく正月も春休みも夏休みも全然出掛けられなかったのであーる。特に真夏直前のワイフの右足の小指の付け根の骨折は致命的。全治6週間じゃ夏は終わっちゃうわけだ【爆】。

かくして、あっと言う間に10月になったわけだが、筆者の仕事が忙しくなる前に、せめて一泊でどこかへ行こうという話になって、たまたまTVCFの「日光鬼怒川スペーシア」からの連想で(安易)鬼怒川温泉について格安ツアーを調べたらありましたありました。しかし紅葉の季節だから10月中旬以降はどんどん価格が高くなる。なので最安値の筈の11[木]・12[金]に決めて、インターネット上では満席だから東武トラベルに電話を掛けたら空いていた【爆】。

でだ。旅行業界の価格破壊は、やっぱ結構凄い。浅草 ⇔ 鬼怒川温泉の往復乗車券と特急券。ホテルの宿泊費。ホテルでの夕食と朝食(いずれもバイキング)。オプションで鬼怒川ライン下りとロープウェイのセット割引券。以上全部込み込み。消費税も込みで、なな何と18,000円ぽっきり♪ これは安い。電話で注文したら翌日には佐川急便でクーポン券他一式が送られてきた。素晴らしい。

と言うわけで朝7時半ぐらいに出発して久我山 → 井の頭線 → 渋谷 → 地下鉄銀座線 → 浅草(つまり銀座線の始発から終点まで) → 徒歩 → 東武浅草駅である。久我山から浅草は時間的にはもっと別の行き方もあるが、銀座線なら始発だから座れるし乗り換えがないからなんたって楽である(し、時間も大して変わらない)。
鬼怒川温泉、東武ワールドスクエア
東武浅草駅のホームの先端の細い=狭いこと!!

かくして東武浅草駅朝9時ちょうど発のスペーシアきぬ105号(きぬ=鬼怒川のきぬである)で、いざ鬼怒川温泉へ。旅程は2時間ちょうど。新幹線なら仙台や名古屋に着いちゃうだろうが、まぁーそれは良い。ちなみに今どきの列車は新幹線じゃなくても、ちっとも揺れない。ちなみにちなみに平日朝9時の下りの車内はガラガラ。しかし上りの車内は満席。何故なら通勤列車であるらしいからである。
鬼怒川温泉、東武ワールドスクエア
鬼怒川温泉駅でスペーシアと記念撮影

2時間の殆どを寝ていたのであっと言う間に鬼怒川温泉駅に到着。駅舎はちっこい。駅前広場は結構、広いが観光シーズン直前の平日だから全体的にガラガラ。混雑は避けたい我々の思惑通り。既に予約済みのガイド付き龍王峡ハイキングまで2時間ほどあるので、駅前周辺の土産物屋を散策したり無料の足湯に浸かったりして過ごす。
鬼怒川温泉、東武ワールドスクエア
いかにもな駅舎
鬼怒川温泉、東武ワールドスクエア
鬼怒川温泉のキャラクター=鬼怒太君

そして時間になったのでSUICAで改札を通って鬼怒川温泉駅 → 龍王峡駅へ。時間にして10分ちょっと。途中から路線名が変わって単線運転。到着駅のホームにあるコインロッカーに荷物を預けて階段を上り、龍王峡駅ではSUICAは使えないから証明用紙を書いて貰う。改札を出ると、探すまでもなく、ガイドさんが待っていた。とっても可愛いミニチュア・ダックスフントと一緒である。

龍王峡というのは鬼怒川温泉と川治温泉の間の鬼怒川の一部エリアのことで、ガイドさんの話によれば昭和26年に名前が付いた絶景スポット。つまり観光地として開発されたのはかなり最近のこと。2000万年前の日本列島の造山活動(火山活動)で出来た山を雨水が浸食して出来たのが鬼怒川で、名前の通りの暴れん坊だから様々な絶景が出来たとのことである。そして、三種類の火山岩がエリアによって別れて露出しているので、白と赤と紫それぞれの変化が楽しめる。なぁ〜んてことはガイドさんの説明を聞かないと絶対に判らないからガイドさん付きのツアーはお薦めなのである。ちなみに料金は@1,500円とリーゾナブル。要・事前予約。
鬼怒川温泉、東武ワールドスクエア
このイラストマップの左側約半分を制覇
鬼怒川温泉、東武ワールドスクエア
恐ろしく観光化した入り口【爆】

上の写真の滅茶苦茶、情緒のない入り口から入り、そこから急な階段を延々と下ると、いきなり龍王峡。まるで世界が変わる。そのすぐ先には名所の滝があるのだが、そこまでは人が一杯。観光バスで来る人は滝を見て帰っちゃうからだそうだ。この時期と曜日だから殆どが老年のおばさん(昔で言うならお婆さん)軍団並びに台湾からの観光客である。そこまでは人が多いので見習いガイド犬のサクラちゃん(雌)はリード付き。滝を過ぎるとリードを外して勝手に歩かせる。
鬼怒川温泉、東武ワールドスクエア
虹見の滝

かくして本格的なガイドさん付きハイキング開始。道は狭く、適度に上下があり、コースが明示されていないのでガイドさんは必須。ガイド犬のサクラは見習だけあって、あちゃこちゃで引っ掛かりちょろちょろ行ったり来たりだが、これが癒しになって疲れを感じない。景色は最高。最初に説明を受けたとおり、岩の色が白から赤へ、そして紫へと変わっていく。場所によってはそれらが混ざりあう。超大正解♪
鬼怒川温泉、東武ワールドスクエア
火山と浸食作用が作った龍王峡の絶景
鬼怒川温泉、東武ワールドスクエア
水は碧く岩は白い
鬼怒川温泉、東武ワールドスクエア
絶景ポイント。三種類の岩の色が混ざり合う
鬼怒川温泉、東武ワールドスクエア
ガイドさんが勝手に名付けた獅子岩
鬼怒川温泉、東武ワールドスクエア
コース途中の休憩ポイント=御茶屋さんで見習いガイド犬サクラと遊ぶの図
鬼怒川温泉、東武ワールドスクエア
鬼怒川の浸食で出来た「かめ穴」

かくして全行程約2時間のハイキングを堪能。とにかく、ここはお薦め。11月なら紅葉もバッチリだが、人出が爆発的に増えるとのこと。この日はガイドさんは我々二人だけを案内したわけだが、紅葉シーズンなら一度に20人を引き連れるのだそうな。
鬼怒川温泉、東武ワールドスクエア
ガイドさんとガイド犬のサクラちゃん
http://www16.plala.or.jp/nature-planet/

龍王峡の終点からガイドさんのクルマが置いてある駐車場に戻るには延々と急坂を登る必要がある。ヘビースモーカーの筆者には死にそうな運動【爆】だが、ぜいぜい言いながらも、なんとか登り切り、ガイドさん運転のワゴン車で龍王峡駅に戻る。龍王峡の横を車で通るとその存在は全く判らないのだから、やっぱり旅の大事な部分は歩かなければいけないと痛感。30分ほど土産物屋などで時間を潰してから、さっきの単線で、今度は鬼怒川公園駅へ。そこから徒歩約10分で宿泊先であるホテル・グリーンパレスに向かう。なんでタクシーを拾わなかったのかと言えば、途中に名物の吊り橋があるから。この吊り橋が凄いのだ。完全に朽ち果てており、途中のワイアーの一本は切れているし、「一度に10人以上は渡らないで下さい」と言う看板まである。渡れば当然、盛大に揺れる。我々は高いところ、危険なところが大好きなのである【爆】。
鬼怒川温泉、東武ワールドスクエア
宿泊したグリーンパレス。手前は吊り橋の錆びたワイアー

ところで鬼怒川温泉は戦前・戦後は当時の東京最大の盛り場である浅草から近く、箱根と並ぶ人気温泉スポットであったらしい。しかし箱根に比べると観光名所が少ないし、日光は離れているしと言うことで人気が徐々に下降。特にバブル崩壊、そして足利銀行の破綻が致命的で昨今の熱海のごとく、一部には「廃墟」が見られる。そこで東武鉄道とJRがタッグを組んでスペーシア大作戦を展開しているというわけだ。
鬼怒川温泉、東武ワールドスクエア
廃墟と化した一部のホテル群。足利銀行の融資が止まって倒産したのだろう

そんな鬼怒川温泉だから、宿泊したホテル・グリーンパレスも、栄光の時代の名残があちゃこちゃに見られる。例えば、馬鹿でかいダンスホール。両側にステージがある巨大な宴会場(現在はバイキング会場)。懐かしのレーザーカラオケの電飾看板が虚しいカラオケ設備。スナック。そして部屋にはスーファミの業務用端末。確かに、昔はこんなものがあった[遠い目…]。
鬼怒川温泉、東武ワールドスクエア
懐かしすぎる備品

もうひとつ驚いたのが部屋の窓際の貼り紙(下の写真)。8階に泊まったのに、猿が入ってくる可能性があるのだろうか? をいをい。さらに、その貼り紙を貼ってあるドアを開けて二度びっくり。
鬼怒川温泉、東武ワールドスクエア
ん?
鬼怒川温泉、東武ワールドスクエア
ここからどうやって脱出するんだろう。8階なのに

とまぁ、結構、色々と笑えるのだが、平日でお客さんが少ないから大浴場は一人で堪能できたし、ここ20年ぐらい、本格的なリニュアルをしていないので、ある意味、昭和レトロな雰囲気も味わえて面白かったのであった。なにしろ格安ツアーだからうるさいことは言えない(言わない)のである。

この「何でも込み込み18,000円ツアー(鬼怒川下り無しの裸原価なら15,600円)」であるが、@6,300円を追加すると個室での特別割烹料理が楽しめるとパンフレットに書いてある。しかし、そんなものには全然興味がない我々。なので標準のバイキングが夕食だったわけだが、これがまるっきりの大正解。味がベストとまでは言わないが、何しろ種類が多い。和食、洋食、中華、なんでもあり。刺身、にぎり寿司、蟹足(もちろん、食べ放題)、豚しゃぶ、ピザなどなどなど、本当に何でもあり。勿論、ケーキも果物もある。つまり、好きなものだけを好きな量だけ食べられる。あてがいぶちの割烹料理は高い癖にそうは行かない。しかも、ドリンク=1本もサービスで付いている。もしもアルコール大好き人間なら1,600円のエキストラで飲み放題にも出来る。結局の所、旅の満足度の80%ぐらいは食べ物だから、このツアーは大正解だったのである。
鬼怒川温泉、東武ワールドスクエア
何でも有りで大正解の夕食バイキング

と言うわけで一日目を充分すぎるほど堪能し、温泉でハイキングの足の疲れを癒し、東京と全く同じテレビのチャネルをガチャガチャしてから就寝したのであった♪
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