肝心のサウンドはどうかというと(これを書いている時点ではヘッドフォン・チェックしかしていないが)非常に良さげである。ざっと説明すると……
- ONにしただけで若干の歪みを伴う
- レンジが狭くなったり、中域が持ち上がったりすることは一切無い
- ノブを回していくとリニアに歪みが増していくが、音量は大して上がらない
- およそ3時15分ぐらいのところから(公式サイトの説明に明記してある通り)FAZZライクな歪みに変化するが、グジャグジャという意味ではなく、ギター側のボリュームを絞れば、ちゃんとコード感のあるサウンドである
- ノブがどの位置にあっても、ギター側のボリュームやピッキング・ニュアンスへの反応は抜群に宜しい
- ノイズは極小
- 但しノブを回すときにノイズが出るが、これも公式サイトと説明書に明記してあり、実用上は問題ない
このLovepedal amp50は、LovepedalのCOT50の小型廉価版と言う位置付けなのだが、そのCOT50は名前の通り※「(名機として名高い)オールドのMarshallの50Wを再現したエフェクター」であり、Lovepedalの創始者曰く「ライブハウスのどうしようもないアンプを使える音にするペダル」なんだそうだが、正にそういう感じ。筆者は電気的知識がないから良く判らないが、ノブを回すことによって内部のトランジスタのバイアス値だけを変えるのだそうであり、他の歪み系のペダルなどとはまるで違う主旨の製品なんだそうだが、よーするに、エフェクター(或いはオーバードライブ・ペダル)と言うよりも、プリアンプというか、あるいはアンプそのものというか、あるいはあるいは、実際にオールドのMarshallのアンプのボリュームつまみを手元でいじっているような感じのサウンド&トーン、そして反応なのである。うーむ、素晴らしい。衝動買いは正解だ♪
|