Guitar Solo - ギターソロ雑感 - ギター四方山話 - guitar tips - DoromPATIO
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2006.02.04[土]全面改訂
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Tips of Guitars - ピック - pick - DoromPATIO
■ ギター・ソロ雑感
Tips of Guitars - DoromPATIO
ギター好き以外には全く意味のないDVD【笑】

上のパッケージはジョー・サトリアーニが主催する「G3」と言うギターユニットの三枚目のDVDのものである。ギター好きの筆者はG3のDVDは上を含めて既発売のその三枚を全部持っているが、この三枚目で飽きた【爆】。何故飽きたかと言えば、それは「どんなに巧いギタリスト達でも同じパターンの演奏じゃマンネリになる」と言う悲しい現実に気が付いたからであると言える。
http://www.satriani.com/G3/

G3は基本的なパターンが決まっている。具体的には以下の通り。
  • ライブ・パフォーマンスである
  • ジョー・サトリアーニとスティーブ・ヴァイにゲスト・プレーヤーを加えた三人だからG3(ギターが3人の意味)
  • それぞれのギタリストの3つのユニット(バンド)がそれぞれのバンドライブを行なう(全てギター・インスト)
  • 最後に三人のギタリストがトリビュート系のセッションを演る
  • 後日、CDとDVDを発売する

過去のゲストはエリック・ジョンソン、イングヴェイ・マルムスティーン(!!)、そして今回はジョー・ペトルーシ。最後のトリビュート系セッションはジミヘンだったりDeep Purpleだったり。今回はもろにSmoke on the Waterを演っている【爆】。


筆者が飽きた理由は上に凝縮されているが、要するにワンパターンだからである。確かにそれぞれのパフォーマンスは現代ロックギターの到達点みたいに高度で究極の馬鹿テク・オンパレード(スティーブ・ヴァイに至っては殆ど曲芸レベル)であるが、しかし、ギターソロつまりアドリブソロ=インプロビゼーションについては、これだけのスーパー・ギタリストであっても結局は得意フレーズ=手癖フレーズの特別大売り出し状態なので三枚聴けば飽きてしまうのだ。ゲスト連中もトリビュート・モノでは本領を発揮できず(トリビュート=コピー=は誰がやってもオリジナルは超えられない)結局はお祭り騒ぎに終始するのだ。

だから実際のライブを見るのは間違いなく面白いはずだが、CDやDVDは一枚持っていれば充分と言うことになる(まだ買っていないなら一枚目がベスト。ゲストはエリック・ジョンソン)。とにかく、冒頭のパッケージ写真のキャプションに書いた通り、どっちに転んでもギター好きにしか意味のないジャンルの音楽であることだけは確かである。

ところで。
筆者の考えではギター・ソロは大きく分けて3つに分類できる。まず第一の分類はスタジオ録音の曲の途中に挿入されるメロディー弾き又はそのバリエーションである。歌謡曲や演歌を想像すれば判りやすい。最もシンプルな場合は主旋律そのものをなぞるわけだし、若干の変奏(アレンジ)を加える場合もある。また、ロックやポップス系の曲では一見(一聴)アドリブに聴こえるが、実はアレンジされたソロというパターンを含むし、Deep PurpleのHighway Starの有名なソロのように「予め作曲されたソロ」も含まれる。アドリブに聴こえる方のソロは大抵の場合は何テイクかソロを録音して気に入ったモノを使うのが普通。このことはインタビューでJimmy Pageなども明言している。

第二の分類はややこしい。世の中には前述のHighway Starや、イーグルスのHotel Californiaのように、ギターソロが余りにも有名で、ライブでもその通りに弾くしかないという曲がある。これに該当するのがこの分類。当然、この分類には世界中に無限に存在するアマチュアのコピーバンドの演奏も含まれる。この分類におけるソロは「第二の主旋律」になっちゃっているわけだし、アドリブ・パートには即興性が全くないという不思議な状態になるわけだ。

そして第三の分類は純然たるアドリブ=インプロビゼーション=即興演奏によるギターソロである。ジャズの名演は全てこれに分類される。ロックギターのソロの場合は純然たるアドリブは実は滅多になくて、分析すれば大抵は手癖フレーズと、それぞれのギタリストの愛用するスケールの上昇下降と、そのバリエーションに収斂される場合が殆どだと言えなくもない。

分類の二番目(オリジナルのギターソロの再現演奏)は分類の一番目の結果に過ぎないから説明はややこしいが内容は単純。アマチュアの場合は如何に完コピするかに血道を上げる世界であるが、オリジナル演奏者本人=名のあるプロギタリスト=が弾く場合は何とも複雑な心境であるかもしれないが、筆者は当事者ではないから、この辺は良く判らない。

そこで筆者が問題にしたいのは分類の一番目と三番目である。何が問題かと言えば、筆者が思うに、どんなスーパーギタリストであっても、オリジナリティ溢れるギターソロは衝撃のデビューから数年でアイデアが枯渇すると言う事実である。

まず一番目のスタジオ録音の場合。1954年録音のBill Haley & The CometsのRock Around the Clockを原点として、それから今に至る50余年に星の数ほどのギターソロと数多(あまた)のスーパーギタリストを産み出したロックという音楽ジャンルであるが、その中でも特筆されるべき数少ない天才の一人=エディー・バン・ヘイレンを例にとっても、本当に凄くて本当にオリジナリティがあるのは最初の数枚のアルバムまでであるのは明らか。アルバム:1984まではまぁいいとして、5150ぐらいから後のギターソロは今までのフレーズやネタやアイデアやテクニックの繰返しに過ぎず、まるで最近のYumingみたいにネタ切れなのである。

天才バン・ヘイレンでそうなのだから、努力家ではあるが天才ではないイングヴェイ・マルムスティーンなどの場合は最初から同じスケールの超高速な上昇下降の反復であるに過ぎず、Jimmy Pageのようなギタリストとしては二流レベルのプレイヤー(大ファンの筆者が言うのだから間違いない)の場合はLED ZEPPELINの5枚目で完全にネタが切れて後のソロは聴けたもんじゃない。バン・ヘイレンとは別の意味で天才系のリッチー・ブラックモアだって素晴らしかったのはDeep Purple時代であって、RAINBOW以降のソロはネタ切れを通り越して単なる手癖フレーズ&手抜きフレーズの連続に過ぎない。

三番目の分類=完全なる即興演奏いわゆるアドリブの場合はもっと結果は明らか。これが原因でG3のDVDに飽きたというのがオチでもあるのだが、要するにロックギターのアドリブはジャズの名演(但し名演に限る。ちなみに全ての演奏に対する名演の割合は1/1000%未満。1/1000未満ではない)ほど高度なものではないので、これまた大抵の場合は手癖と得意スケールのオンパレード。

但し、ライブ演奏の場合は希に「神が降りる」場合がある。一番有名なのはCREAMのCrossroadsにおけるクラプトンの二回のソロ。構成、抑揚、演出、フレージング、テクニックの全てが完璧。結果として手癖だスケールだと言うことが全く問題にならない。実際にはCrossroadsのソロはクラプトンの手癖オンパレードでもあるのだが、それが気にならないストーリー性があると言うこと。こう言うソロは演ろうと思って出来るものではなくて、正に(ギターの)神が降りた結果(の筈)なのである。その証拠に、びっくりするほど数多くのライブ音源が存在するクラプトンをして、このCrossroadsを超える(あるいは同等の)ギターソロをその後、二度と弾いていない。

幸いにして我々は第一に聴く側だから、一人の才能が枯渇すれば別の才能=別のギタリストの演奏を聴けばよい。また、飽きる飽きないはケース・バイ・ケースなので、筆者の場合もG3は飽きたが、マイケル・シェンカー初期の必殺ワンパターン的な泣きのギターソロは何回聴いても飽きないなんて場合もある。人によってはひたすら(筆者からすれば殆ど区別が付かないぐらい似通った)オーソドックスでベタなブルースのソロを飽きずに聴いている場合もあるだろう。一般的にジャズが好きな人も(筆者からすれば)これと同じ系統だろう。

しかし筆者は違う。別の所に書いてあるが、例えばずっとロック、ずっとジャズ、ずっとポップスと言う聴き方が出来ないのである。ずっと英語の歌、あるいはその逆も駄目。食事と同じで三食和食とかは駄目で、朝はパン食、昼は麺、夜は御飯みたいにバリエーションがないと飽きるのである。

ところで筆者がバンドでギターを弾く場合はどうかというと、コピーものの場合は(筆者が技術的に可能な範囲で)なるべくソロをコピーして弾く。そうすれば別のフレーズを考えなくて済む。純然たるセッションの場合は当然、筆者なりの手癖フレーズ、ペンタトニックスケールでの演奏になる。これは明らかにワンパターンだから自分で自分の演奏に飽きちゃうので、セッションが長い場合はポジションを変えたり普通のペンタをメジャー・ペンタにしたりと工夫して目先を変える。しかし筆者程度の腕前ではバリエーションは限られるのでセッションばっかりは結局、飽きる。だから最近はベースを弾くことが多いのである(ベースは第一にリズム楽器なのでドラムに近く、更にメロディーも弾けるし、名前の通り、バンドの中で一番大事な存在なので奥が深く面白いと言うこともある)。

ついでに言えば、演奏のバリエーションを拡げる「今どきの最新テクニック」については筆者の技術で可能な場合は取り入れるし、出来ないものはさっさと諦める。具体的に言えば、タッピング奏法はそれなりに取り入れているが高速のスイープ奏法(アルペジオ分解奏法。特に下がってくる方)はじぇんじぇん出来そうにないので練習する気にもならない【苦笑】。努力して出来ないことはないと言う台詞は教師、政治家、企業経営者、体育会系指導者の虚言である。努力を怠ることのない天才の到達点は凡人の努力が及ぶところではないのだ。豚を幾らおだてても実際には木には登れないのである。当たり前だ【笑】。

蛇足:一度書いて没にした別原稿はこちら
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