続・エレキギター最新事情雑感 - ギター四方山話 - guitar tips - DoromPATIO
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2010.01.19[火]
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Tips of Guitars - ピック - pick - DoromPATIO
■ 続・エレキギター最新事情雑感
2010.05.08[土]更新
Tips of Guitars - DoromPATIO
筆者の現在の愛機=Peavey HP Signature Series EXP Tiger Eye

エレキギターに関する雑感を書いてから三年。前回との状況の違いは、さして多くない。まず、相変わらずなのはざっと下記の項目。
  • 主としてGibson社、Fender社からのアーティスト・モデルの氾濫
  • 同じく、ヒストリック・コレクションの氾濫
  • 同じく、(いわゆる)レリック仕様の氾濫
普通のアーティスト・モデル=憧れのプロギタリストと同じスペックのギター=は需要と必然性があるから良いとして、ヒストリック・コレクションは前回詳しく筆者の見解を書いた通り、メーカー自らの自己否定になるような気がしてならない。レリック仕様に至っては論外。勿論、レリック仕様を欲しがる人が居るから販売するのだろうが、なんで新品なのに塗装が剥げていたり金属パーツが錆びていたりする高価なギターが良いんだろう?

状況が多少は変わったと感じられることは筆者的にはふたつ。ひとつは、メジャーなギターと言う位置付けに、Gibson Les PaulとFender Stratocasterに加えて、Paul Reed Smith(以下、PRS)が加わったこと。筆者の愛機であるPeavey HP EXPも大きく分ければPRS系の近似デザインであることからも判る通り、Les PaulとStratocasterの中間のようなボディ・シェイプのPRSは最近、やたらと目に付くギターである。

PRS社が商売上手でエンドース契約を乱発しているからなのかどうなのかは判らないが、かなり以前からのサンタナは勿論、アル・ディメオラやトム・ジョンストン(The Doobie Brothers)などベテランにも愛用者は多い。イケベや石橋などの楽器店ではGibsonとFenderに負けないぐらいのスペースのPRSのコーナーが必ず設けられているし、似たようなデザインの他社製ギターも増えてきた。と言うわけで、とにかく、世の中のエレキギターは「Les Paul系とStratocaster系とPRS系とその他」に大別できると言うことである。

そのPRSであるが、とにかく価格が高い。中心価格帯がおおよそ50万円じゃあ、筆者の経済状態では死んでも買えない【苦笑】。しかし、SE(シリーズ)と称する韓国製廉価版なら手に届く範囲である(SEは「Student Edition」の略らしい)。そこで、試しに渋谷のイケベで試奏してみたのだが、まるで好みではなかった。最大の問題はネック裏のボディとの接合部の形状。下の写真は以前に所有していたPRSどんずばコピーモデルのOrnetts GM8R(GLD)の「その部分」だが、PRSは全てがこう言う形状だからボディがダブル・カッタウェイなのにハイポジションが(筆者的には)とっても弾きにくいのである。
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ジョイント部の出っ張りは邪魔以外の何者でもない@GM8R
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この形状ならハイポジションの演奏性が実に宜しい@Peavey HP EXP

また、重量も現在の愛機のPeavey HP EXPよりも明らかに重い。弦高も高目。弦高は調整で下げられるが、PRSのサイトには1弦の12フレットで弦高=1.6mmが基準と明記してある。それはないだろう。ついでに書けば、殆どのPRSはピックアップ切り替えのスイッチの位置がとんでも無いところにあるか、または、演奏中に瞬時には操作できっこないはずのロータリー式であるのも筆者の好みではない。元々、試奏に行ったのは安価でまともで軽量で弾きやすい(Fenderジャパンのストラト以外の)トレモロ・アーム付きのギターを探している(探していた)からなのだが、PRS SEシリーズは筆者には合わないと言うことである。

もうひとつの事情の変化は(以前からその傾向はあったが)Gibsonの(いよいよの)混迷である。現在のギター・シーンでは圧倒的にストラト系の方がシェアが高い。それに対抗する立場のGibsonは、しかし何故か正攻法ではなく、次世代ギターとでも言うべきロボット・ギターを開発し、さらにその進化形=デジタルとアナログのハイブリッド・ギター路線をまっしぐらなわけである。この原稿を書いている時点での最新型は「Gibson Dusk Tiger」と言う寅年に相応しい【爆】変なLes Paulだが、その売りは「オート(ロボット・)チューニング・メカニズム」と「カメレオン・トーン・システム」である。価格はPRS並み。このギター単体でカメレオンのように色々な音が出せるってコンセプトはまるでLINE6のようでGibsonとしてのオリジナリティは無いの?みたいな感じだし、そもそも、こんな変なデザインのLes Paulを誰が欲しがるんだろう?
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これでもLes Paulと呼べるのだろうかぁ〜。。。(c)筆者

かと思えば、Gibsonなのにストラトみたいなモデルとか、妙なカラリングのSG、あるいは廉価版のLes Paulのオンパレードなどなど、およそ売れそうにないバリエーション・モデルを次から次へと発表する。しかし、アマチュアのバンドもプロのバンドも、ギタリストの半分以上は相変わらずストラト(またはストラト系のギター)を使っている。たまに見掛けるGibsonと言えば、オールドのオーソドックスなLes Paulか335。をいをい、Gibsonのマーケティングはどうなっているんだ? 大丈夫か?

ギターから離れて、エフェクターはどうなっているかというと、こちらもまた、エミュレーション全盛であるようだ。エミュレーション=要するに、○○年代の○○○の音が出るって奴の氾濫である。つい先日終了した世界最大の楽器の見本市=NAMMショー 2010=で発表されたBOSSやZOOMの最新マルチ・エフェクターも、最大の売りは世界の名器の音が出ること。要するにデジタル技術によって、過去の世界の名器(Marshall、Mesa/Boogie、Fender Twin Reverve、VOX AC-30などのアンプ、あるいはTS-9やRATなどのストンプボックス)の音がマンマ出せますよってこと。だけど、こればっかりが売りって、おかしくないか?

確かに、わずか数万円で世界の過去の名器のサウンド(に近いサウンド)が手に入るのは、それを欲するユーザーにとっては嬉しいことではあるのだろうが、そう言う事をエフェクター関連の世界中の殆どの有名メーカーが競い合うってのはおかしいんじゃないだろうか? 本来、それぞれのメーカーにはそれぞれのサウンドがあり、ユーザーはそれを求めているんじゃないのだろうか?

例えば、スイッチひとつでポルシェのようになるフェラーリとか、ジャガーのようになるベンツってのは(電子制御アクティブ・サスペンションならある程度は可能かも知れないが)発売されないだろう。ところが、ギターやエフェクターやギターアンプの世界ではそれがありなのである。

ちなみに、前掲のGibson Dusk Tigerはスイッチひとつで以下の10種類のサウンドが得られるのだそうな。
  1. 58 Les Paul Neck
  2. 1955 Les Paul Neck
  3. 1955 Les Paul Bridge or Middle
  4. 1960 Les Paul (heavy rhythm) Bridge
  5. ES-335 Neck
  6. Funky Neck sound Neck
  7. Funky Bridge sound Bridge
  8. Twangy Bridge sound Bridge
  9. Twangy Neck sound Neck
  10. Acoustic* Neck
じゃあ、Gibson Dusk Tigerそのもののサウンドは? また、上のリストの6〜9は名前からしてFender系のサウンドっぽい。つまりLes PaulからGibson純正のストラトっぽいサウンドが出せるのが売りってことになる。をいをい、Gibsonのプライドはどこに行っちゃったんだ?

やっぱり、何かがおかしい。
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