|
|
|
|
■ 警戒心はないのだ |
|
頭隠して尻尾隠さず |
ワクチン注射騒ぎには一瞬どきっとしたわけだが、それにしても来夢ちゃんのDNAに刷り込まれた家猫遺伝子的無警戒玩具系と言う性質はいよいよもってエスカレートしているようだ。
別の表現をすれば、完全に環境に馴れ、すっかりリラックスした生活を送っていると言うことである。 |
そもそも来夢ちゃんのような販売用のチンチラの場合、およそ2週間で親猫から離される。ペットショップに来たのは生後2ヶ月。そしてすぐに我が家にやってきた。だから来夢ちゃんとしては筆者とワイフが親なのである。
猫科の動物は犬科と違って本来は一生家族で過ごす。だから成猫になっても親に甘えるので、つまり基本的には親であると思っている人間の傍らでベタベタしているのである。去勢すると幼児性が残るので余計にそうなるらしい。この基本的習性に加えて、家猫であるから外敵というものは一切存在しない。特にチンチラの場合は遙かペルシャ王朝の昔から外敵や危険と関係のない生活をずっと続けそれを受け継いでいるわけである。つまり危機意識の欠如については筋金入りなのだ。 |
だから例えば食事しているときに食べにくそうにしているので皿の中身をいじっても怒らない。普通、動物はどんな場合でも餌に手を出されると反発するはずだがそういうこともないわけだ。
この結果、寝姿は天真爛漫となる。夏なら涼しい所など居心地の良いところを選ぶのはいいのだが、それが廊下の真ん中であっても関係ない。自分が踏みつけられることがあるなんてことは、これぽっちも考えていないのである。 |
|
もっともお気に入りのマガジンラックの下で半目を開けて熟睡中の来夢ちゃん。ぶら下がっているのは鼠のおもちゃ |
|
大好きなケーブル類が沢山ある電話機の棚の下で遊び疲れてそのまま熟睡。左側はEthernetケーブル |
|
半々の確率で上を向いて寝るのだ |
なお、猫と人間の関係は親子であるから甘えると同時に遠慮がない。犬と人間の関係は、その犬から見て特定の一人がご主人様で、そのご主人様には絶対服従だが、後の人間に対しては自分より上か下かの判断を下す。だから子供などは完全に馬鹿にする。猫の場合は子供が相手の場合は煩わしいし甘えられないので基本的に嫌がる。 |
|
|
|