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■ 猫にあるまじき来夢ちゃん
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躊躇しまくるが結局は入る |
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後で濡れた脚を舐める |
猫という動物は犬と違って水が大嫌いである。猫の祖先は中近東の砂漠が発祥の地だから当たり前である。まして来夢ちゃんはペルシャ猫系のチンチラ・ゴールデンなんであるから水は………これがなな何と好きなんである! |
そもそもは人間様が風呂に入っている時に、必ず磨りガラスの向こうに来夢ちゃんが居るのが判ってから気が付いた。まぁこの時点ではあくまで「シャワーの音」が気になるからだろうと思っていたのだが、試しに風呂場のドアを開けたままにしておくと、敷居に足をかけて中の様子を興味津々の表情で伺うのである。しかし濡れた洗い場には入っては来なかった。
もう一つは朝シャンシャワー。前に書いた通り、来夢ちゃんは毛が長いので、たまにう○ちを付けたまま歩き回ることがある。こう言う場合はティッシュでう○ちを剥ぎ取ってから洗面の朝シャンシャワーで洗うのだが、じっとおとなしくしているのである。めいちゃんの時は滅茶滅茶嫌がったというのに。 |
さらに。こっちが風呂から上がっても、来夢ちゃんは脚拭きマットの上に座ったままである。だから身体から水滴が来夢ちゃんに雨のように降り注ぐ。普通は嫌がるはずなのだが、来夢ちゃんはそれを喜ぶのである。
そんなこんなで数ヶ月。
とうとうある日、来夢ちゃんはこっちが風呂に入っている時に自分も風呂場に侵入してきたのである。
猫は滅茶滅茶慎重で臆病な動物だから、敷居に顔を出してから、実際に洗い場に座り込むまでには優に10分ぐらいかかったが、しかし、とにかく水が嫌いなはずの猫が濡れた洗い場に入り込み、そして座っちゃったのである。
勿論、後で脚拭きマットの上で一所懸命に足の先など濡れた部分を舐めてはいたが、それにしても変な猫だ。
でも、これで来夢ちゃんにとって、我が家で知らない場所はなくなったのだった。
なお、流石に風呂場にデジカメは持ち込めないので、上の写真は後日、自発的に風呂場への侵入を試みる来夢ちゃんの後ろ姿である。 |
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