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■ 10GB版も出ちゃったぞ |
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Copyright (c) 2002 Apple Computer, Inc. All rights reserved.
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3月のMacworld Expo in Tokyoには行きもしなかったのだが、そこで発表されたのが10GB版のiPod。今度は「2000 songs in your pocket.」と来たもんだ。旧5GB版は据え置きの47,800円で、今度の10GB版は62,800円。流石においそれと買い換えられる値段じゃない。 |
しかし、これと同時にiPodのファームウエアは1.1となり、さらにiTunesも2.0.4にバージョンアップした。これによる機能向上は幾つかあるが、筆者にとって有用なのは以下の4つ。
- iPod上でアルバム単位の選択が可能になった
- iTunesでの個別のグラフィックイコライザーの設定がiPodに反映されるようになった
- 強制的に現在演奏中の曲の画面に戻れるようになった
- 曲の早送り、巻戻しが簡単に出来るようになった
これによって従来モデルもHardDisk容量以外はちゃんと最新型と同じ機能にすることが出来る。 |
従来のiPodはアルバム単位の選択が出来なかった。だから、どうしてもアルバム単位で聴きたい場合は「アルバム別のプレイリスト」を作る必要があった。もともと各曲の情報にはアルバム名が含まれているのだからこれは矛盾である。しかし、新しいファームウエアではこの点が改善された。だからMENUでアーティストを選ぶと、その下の階層にはアルバムのリストが表示される。これは便利。 |
古い録音などではiTunesのグラフィックイコライザーで少々高域や低域を強調したくなる場合がある。曲によってはその逆もある。こう言う曲別の設定がちゃんとiPodにも反映されるようになった。間違いなくあった方がよい機能である。
但し自分でオリジナルの設定を作ったある場合、それはiPodには反映されない。だから、すっぱりとオリジナルを諦めて、20種類ほど用意されているiTunesの出来合いのグラフィックイコライザーの設定(プリセット)を活用した方が利口である。 |
従来のiPodでは曲を再生中にMENUを色々といじっていると、そこから、意図的にその曲そのものの表示メニューに戻ることが出来なかった。MENU操作をせずに暫く待っていれば自動的に戻るのだが、それがかったるい場合もある。今度のファームウエアでは「Now Playing(筆者は英語メニューで使っているので日本語表示は不明)」と言うメニュー項目があるので、これを選べば強制的に楽曲のメニューに戻れる。これも無いよりはあった方がよい。 |
iPodは非常に便利で使いやすいが、今までは曲の中の早送り・巻戻しが明示的には出来なかった(実は裏技的には出来るのを発見したのだが、非常に使いにくかった)。今度は簡単に出来る。操作パッドの中央を数秒間押し続けると液晶画面の表示が変わる。後はホイールを回せば演奏ポイントを自在に前後出来るのである。つまり(ビデオのリモコンで言う)ジョグ・ホイールになるわけだ。
実際問題としてiPodの使用形態は特定のアルバムかプレイリストを選んで鳴らしっぱなしと言うのが普通だから、ジョグ・ホイールが必要になる場面は殆ど無いのだが、これも出来るに越したことはないし、出来るなら使いやすい方が良いに決まっているのは当然である。 |
iPodは一般的な(日本人が設計するような)機器とはデザイン・コンセプト(設計思想)が全く違う。表に見えている操作系はMac独特のワンボタン・マウスと同じく徹底的にシンプルなのだが、天才が設計したとしか思えない操作体系で色々な使い方に柔軟に対応している。操作体系は人間の直感に沿ったもので、誰でも90秒触れば使えるようになるとApple社は喧伝しているが、これは事実であり、国産の携帯電話の煩雑な操作体系等とは大違いである。しかもファームウエアを書き換えることによって、新しい機能が加わったり、もっと便利になる。音質まで良くなる。
こう言う点を日本のメーカーに是非見習って欲しいものである。 |
ところで今度の10GB版の必然性はあるか?
これはあると答えておこう。何故なら、既に筆者のiTunesの全曲データは5GB版のiPodに入らないからである。どうせならPowerBook G4とiPodの中身が同じ方が便利で良い。それにコンピュータのストレージはでかいほど良いに決まっているのである。
但し最初に書いたように、今、いきなり買い換えるつもりはない。5GB版が無くなって10GB版が同じ価格なら買い換えたくなるだろうが。
なお新型iPodからオプション・サービスとしてiPodの背面のステンレス部分に「レーザー光線を使った名入れサービス」が出来るようになったが、贈答以外にはあんまり意味はないと個人的には思う。 |
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