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初期型のAirMacベースステーションは実は欠陥商品に近く、基盤上のコンデンサーが熱に弱く、また耐圧も低く、しかもデザイン優先の筐体なので放熱性が悪く、以上の結果、ある日突然、まるで機能しなくなると言うトラブルがあちゃこちゃのWebで一時期大分、話題になっていた。 |
幸いにしてうちのAirMacベースステーションは今まではそう言うトラブルはなかったのだが、滅茶滅茶暑い今年の夏にめげたのか数日前にいきなりぶっ壊れた。一度はリセットしたら直ったのだが、数時間後に再発し、その後は二度と復旧せず。つまりコンデンサーが完全にいかれたわけである。
この初代AirMacベースステーションは2000年の暮れにタキシードiBookと一緒に買ったものだからとっくに保証が切れている。「駄目もと」で渋谷のQuickGarageに持ち込んでみたが同じ物を新品で買うのと同じ事になるとのことで、それは馬鹿らしいから今やゴミとなったベースステーションはそのままQuickGarageに「ゴミだから処分して」と置いて来ちゃって、そこからまっすぐいつものビックカメラ渋谷東口店に向かって、デビッドカードで新型のAirMacベースステーションを新たに購入した。 |
新型は次の点が初代より改善されている。
- ブロードバンドルーター機能内蔵
- よってケーブルモデムから直結できるWANポートがある
(端子自体はもちろん、Ethernet:10Base-T)
- 当然のように、それと別のEthernetポートが1つある
- 128-bit暗号化対応
- 当然、コンデンサーの品質が向上している(筈)(^^;;
筐体デザインも若干違う。価格はビックカメラでは34,000円(税抜き)だった。 |
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旧型はMN128-SOHO以外にハブが必要だった
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新型は不要になった
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従来の我が家の無線LANネットワークは上図左の状態だった。初代のAirMacはEthernetポートが一つしかないから、ハブを噛まさないとインターネットとは関係のないEthernetネットワーク(AppleTalk)に繋がったRICHO IMAGIO Color2800Fを繋げることが出来ない。ISDN用のダイアルアップルータであるMN128-SOHOにはハブが組み込まれているが、これはケーブルモデムとは別の場所にあるので、どうしてももう一台のハブが必要だったわけだ。
しかしブロードバンド時代に対応して改良された二代目のAirMacベースステーションはケーブルモデム(あるいはADSLモデム)と直接接続するためのWANポートと、それとは別のEthernetポートがあるからハブが不要になるのである。
この結果、配線がシンプルになったが実スループットが変わるわけではない。 |
後はPowerBook G4から再設定するだけ。「AirMac 設定アシスタント」を使って質問に答える形でページをめくっていくと、自動的に最新のファームウエア(4.0.4)へのアップデートも行われ、以前の設定を受け継いであっさりとインターネットやEthernetネットワーク(AppleTalk)に繋がった。
ちなみに購入したベースステーションに入っていたCD-ROMのバージョンは2.0.2だが、つい最近、2.0.4になっているのでファームウエア・アップデートが行われたわけだ。この辺はバージョンオタクの面目躍如である。 |
ところで今日の東京地方は夕方から物凄い雷雨になった。最近は滅多に停電することはないのだが、なんと瞬断が発生したほどの雷雨。そして、この「瞬断」で一時的にCATVインターネットが繋がらなくなった。
こう言う場合はあわてず騒がずTCP/IPの設定をISDN+MN128-SOHOに切り替える。もちろん、この状態でもAirMacを使った無線LANであることに変わりはないが、もちろん、こっちもちゃんと繋がった。 |
初代AirMac・ベースステーションの故障は、筆者がクレーマーなら「欠陥商品だぁ〜〜!! 問答無用で無償交換しろぉ〜!!」とわめきまくってもいい出来事ではあるのだが、まぁ、Appleのことだから許してあげましょう。 |
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