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■ 二度目のワクチン注射
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猫は猫特有の病気用の三種混合ワクチンを生後1ヶ月と3ヶ月に注射する。めいちゃんは3月6日生まれなので、買ったときに二度目の注射の予約で6月末頃にペットショップに連絡することになっていた。そして、その日は7月1日土曜日と決まったので、つまり今日、珍しく早起きして筆者が一人でタクシーでめいちゃんをペットショップまで連れて行った。めいちゃん専用に買っておいた外出用のバッグに入れて玄関を出た。うちに来て以来、初めての外出である。エレベーターの中ですでにみゃあみゃあうるさい。横断歩道近くでタクシーを待っている間もみゃあみゃあである。猫の飼育の参考書によれば猫は神経質で、タクシーでは酔うことも多いという。
タクシーに乗ったら座席に置いためいちゃんの入っているバッグが揺れるほどに騒ぐ。猫の参考書によれば、そのまま目的地までバッグに入れたままがいいのだそうだが、あんまりうるさいのとかわいそうなので外に出した。結果から言えば、車酔いの気配など微塵もない。単純に初の外出で興奮しているのだ。外の景色が見たくて仕方がないのだ。
膝の上で抱いていてら、あっと言う間に筆者のＴシャツを伝わって肩に登り、そしてヘッドレストからヘッドボードに移った。タクシーの運ちゃんの視線で言えばバックミラー一杯、めいちゃんである。後ろの車の運転手がめいちゃんを見ている。
筆者は車に乗っているときはドライバー目線で発想する人だから、めいちゃんを膝の上に戻す。後方視界が遮られていては運転なんかできない。しかし、それから目的地である代々木上原のペットショップまでの10数分の間に、めいちゃんは後方視界妨害を5回ぐらい実行した。とにかく、まったくじっとしていないのであった。
そして、タクシーの車内はめいちゃんの白い毛が盛んに舞い上がっているのだった。朝の陽光が横から差し込むから、それがすごくはっきりと分かるのだ。ペットショップではめいちゃんを預かって医者に連れて行ってくれる。戻ってくるまで3時間あるが一端帰宅するのは中途半端なので、これを予期して持参していた文庫本を読みながらファストフード店で時間を潰してから引き取りに行った。
めいちゃんの生育状態は極めて順調だそうで、注射をしてから2週間はお風呂は駄目とのこと。そもそも2本目の注射が終わらないとお風呂は駄目と言うことだったからめいちゃんはまだ一度も我が家ではお風呂に入っていない。つまりめいちゃんの初風呂は7月15日頃と言うことだ。それまでは「自走ダスキン状態」の関係でどんどんと汚くなるが仕方がない。そろそろ在庫が切れてきたので成長期用缶詰24缶入りパックとマグロ缶詰3缶をついでに購入。成長期用缶詰に飽きてきたらしいと言う話をしたら、マグロ缶詰をほんの10グラムぐらい混ぜて、ちょっとお湯を足して良く混ぜると良いかもと言うアドバイスの関係でそうなった。ワクチン代8,000円を含めて13,000円少々の出費。帰りのタクシーの中も行きと全く同じ。後方視界妨害行為10数回他、タクシーを遊園地と間違えているとしか思えない。しかし帰宅したらやはり興奮して疲れたのか、今日は終日、ごろごろと寝ていた。ワクチン注射の影響があるのかも知れない。
とにかく後2週間はお風呂に入れないのだから、こまめにグルーミングするしかない。なにしろ今やめいちゃんはチンチラ・グレーって感じなんだから。 |
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