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■ 探検家めいちゃん
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目を細めるとちょっと怖いめいちゃんであるが【苦笑】それは置いといて、めいちゃんが我が家にやってきて間もなく2ヶ月が経とうとしているわけであるが、めいちゃんにとって未知の領域であったのがお風呂場。人間様がシャワーを浴びていると、シャワーの音が気になるのかどうなのか、必ず浴室のドアの前で待っているめいちゃんであるが、つい数日前までは、たとえ、その浴室のドアが開いていても決して浴室に入ろうとはしなかった。やっぱり猫は水が嫌いなんだと納得していたのだが、なんのことは無い、慎重なだけだった。
ある日、例によってめいちゃんが居ないのであちゃこちゃ探し回ったら、浴室に居るではないか。要するに基本的に猫は臆病だから、時間をかけて検討していただけであって、その後は気が向けば勝手に浴室に入り込んで排水溝の辺りの臭いをかいだりとか、探索に余念がない。これでめいちゃんにとっての処女地はベランダだけとなった。
めいちゃん的にはベランダに出たくて仕方がないらしいのであることは分かっている。人間様が網戸を開けてベランダに出ると、猛然たる勢いですっ飛んでくることが多いんだから。しかし、今のところ、絶対にめいちゃんをベランダに出すわけには行かない。何故ならば、うちのベランダのコンクリート製の手すりには足元あたりに、ちょうどめいちゃんがくぐり抜けられるぐらいの穴が装飾的に沢山開いているからである。
一度だけ、網戸を閉めるのが間に合わなくてめいちゃんがベランダに出てしまったことがあるのだが、めいちゃんはすぐに、その「穴」から顔を出して、外を眺めはじめた。万が一、そのままめいちゃんが必要以上に身を乗り出したらば、我が家はマンションの4階であるからただでは済まない。であるからして、筆者としては例によって東急ハンズで「穴」をふさぐ金網かなんかを買ってこなければいけないのであるのである。
まったくめいちゃんは手間がかかるぞ。とまぁ言うわけで、めいちゃんは我が家の全てのエリアを掌握すべく、日夜探検にこれあいつとめているのである。なおめいちゃんが来る前は良く玄関のドアを開けっ放しにして室内の空気の入れ換えをしていたのだが、それも一切、出来なくなってしまった。アメリカ映画に良く出てくる、玄関の網戸が欲しい。 |
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