国領町が、そして、今度の我が家が如何に便利であるかと言うことをざっと箇条書きにすると下記の如し。
- 新居は賃貸マンションの2階であるが、その真下がケーキ屋さん、左隣が24時間営業のオリジン弁当、路地を挟んだ反対側が小僧寿司。エントランスの横に飲み物と煙草の自動販売機。これで24時間、飲食喫煙には絶対に困らない
- 徒歩=3分ほどでセブンイレブン
- その先=3分ほどでイトー・ヨーカドーの巨大なショッピングセンター
- 左手前にデニーズ、その手前にカーテン・アイ(カーテンの安売り店。早速、幾つかを注文・購入済み)と眼鏡ストア
- 調布方向に歩ける距離で、焼肉屋(2件)、シャトレーゼ(アイスクリーム他の専門店)、コンビニ。ファミレスなどなど
- 多摩川方向に歩ける距離で、郵便局、クイーンズ伊勢丹
- 自転車なら5分と言う距離に巨大ホームセンター=ユニディ。その手前に超低価格路線のOKストア(スーパー)
- 国領駅までは徒歩=9分
- 国領駅前にはマルエツ(午前1時まで営業)と西友(24時間営業)
- マルエツの入っているビルの1階には100円ショップとドラッグストアと本屋、2階は飲食店街
- 駅の近くにドラッグストア、マクドナルド、BOOK・OFF、気の効いたインド料理店、イタ飯屋(複数)、Hotto Motto、三井住友銀行、SoftBankなどなど
- 甲州街道まで足を伸ばせばTSUTAYA(早速、住所変更し、メルマガ登録済み)
- バス停が直近。バスは数分おきに来るほどに便数が多い
- そのバス停から調布駅南口、狛江駅などは当然として、渋谷行きや二子玉行きの長距離路線バスまであるので超便利
- 調布でバスを乗り換えれば深大寺まですぐに行ける
- 高尾山が近い
- 調布から羽田と成田の高速バスが出ている
- 狛江は小田急線だから箱根も近いぞ
などなどなど。とにかく買い物、飲食など、便利この上ない。すぐ近くに無いのは美味い豚骨系のラーメン屋(九州生まれのワイフの必需品)ぐらいものである。Wikipediaによれば、国領駅は急行の停まらない京王線の駅で一番乗降客が多い駅とのことで、とにかく、発展著しいのだ。
しかも、都心から距離があるので明らかに気温は数度低く、多摩川までは徒歩=10分掛からない。つまり自然は豊か。調布まではバスですぐ。歩こうと思えば歩ける距離。自転車なら実測で7分強。調布と新宿は準特急で15分。とにかく、とっても便利で環境がよい(詳しくはこちら参照)。
と言うようなことは引っ越した後で知ったことで【爆】、そもそも何で国領町に決めたか(決まったか)と言えば、それは来夢と来喜のせいなのである【苦笑】。と言うのも、猫=2匹を買っている場合、賃貸物件の選択肢は最初から滅茶苦茶狭まるのである。何でかと言えば、「ペット可」の物件は最初から少ないし、猫=2匹となればますます物件が限られちゃうからなのである。その上、ペット可の場合には、今度は敷金が2ヶ月分の割り増しになる。つまり、通常なら敷金が1ヶ月の物件でも、ペット有りだと、それが3ヶ月になると言うことなのだ。賃貸物件の場合、礼金・敷金にこの2ヶ月が加わると5〜6ヶ月分の家賃相当額を現金で用意しなければならなくなる。そして勿論、これに引っ越し業者への支払が加わる。つまり、ざっとリッターカー=1台分の金が吹っ飛ぶわけである。しかも、ペット可による割増分の敷金は退去時には現状復帰の原資として償却されちゃう契約となる。つまり、敷金と言いながら戻ってこないのだ【爆】。いやはや……である。
と言うことは、必要な広さと間取りとロケーションと少しでも安価な家賃でペット可で、しかも基本の敷金がなるべく1ヶ月であること……と言う沢山の条件にマッチした物件を探すのは容易ではないという事になるのであるのであるのである。
かくして、3月末から5月GWの頃にかけて、筆者とワイフは久我山と千歳烏山と吉祥寺(この時点では井の頭と京王線沿線中心で考えていた)の不動産屋を10数件、しらみつぶしに当たりまくったわけであーる。ついでに、横浜方面=東急東横線沿線もネットで調べてみたが、そっちは明らかに割高で早々に諦めた。で、結果、何とか条件に合いそうな物件=非常ぉ〜に少ない=を実際に見に行ったのが4件。ひとつは久我山、ひとつは祖師谷。3件目がつつじヶ丘で、その物件はイマイチもいいところではあったのだが、それぐらいしか無いか?と弱気になっていた時に、別の不動産屋さんともう一件の物件見取りの仮予約をしていたことを思い出し、雨で夕方遅くなっていたけども、それでも無理繰りダメ元で見に行ったのが、4件目となる国領の、つまり今回実際に引っ越しをした物件だったのである。つまりとにかく、つつじヶ丘から国領駅まで京王線の各駅停車で移動し、駅前のロータリーで件の不動産屋さんと合流し、その不動産屋さんのクルマで4件目の物件の見学へ。
この物件、下見をした時点では完全なるスケルトン状態。つまり床も壁も天井も丸裸のフル・リフォームの真っ最中。基本的な間取りや広さなどは我が家の必要条件に充分に叶っていたのだが、いかんせん、これでは内装の仕上がりが判らない。すると、同じマンションのすぐ上の階に、ほぼ同じ間取りでリフォーム済みの物件があるというので、すぐにそちらをチェック。じぇんじぇんOK。それどころか、賃貸なのに妙に高級感のある仕上がり。そこで、あらためて丸裸でリフォーム作業真っ最中状態の候補物件の方に戻り、再度チェック。北側の2部屋は品川通りに面しているのだが、そちらの窓はちゃんと二重サッシになっているとか、さっきは気が付かなかった点も冷静に見て回る。
不動産屋さんとはそこで別れて、駅まで歩いてみる。チラシの表記に嘘はなく、本当に9分弱で駅に着く。そして、駅前のビル=ココ・スクエア=の2階のインド料理屋でワイフと夕食を食べながら(このインド料理が妙に美味かった)「結論。ここっきゃないね♪」と決定したのであーる。考えてみれば、フル・リフォーム直後の入居ってのはラッキーしか無い。ロケーションは最高である。玉に瑕なのは国領駅に急行が停まらないことぐらい。
もうひとつ。6年前に北烏山に引っ越した時(並びに、それ以前まで)と2010年現在では賃貸物件契約の条件が違う。どう言う事かと言えば、契約内容がややこしくなっていると言うか、厳しくなっているのだ。その理由は、ひとつには不況の影響がある。不況で借り主の収入減または借り主の失業で家賃滞納なんて物件が物凄く増えているから連帯保証人規定が昔より遙かに厳しいのである。契約者本人に関しても収入証明あるいは納税証明の提出が義務付けられる(以前はそんなものまでは提出義務はなかった。筆者はこれまでに9回も引っ越しをしている引っ越しの大ベテランなのであーる【苦笑】)。
また、多数の判例で敷金返済で争うと大抵の場合は貸し主(大家さん)が負けることが明らかとなり、その結果、貸し主側の対抗策として賃貸契約の契約書内容がやたらめたらに細かく記載されるよう変わってきているのである。
これには少々補足が必要だろう。具体例は体験済みなのでそれで説明すると、例えば北烏山に引っ越して来た時に、その前に住んでいた杉並区松原の物件の大家は「悪質」と明記して良い種類の馬鹿であった。であるから、引っ越しが済んだ後で、敷金総額とほぼニアイコールの修繕費の請求書を送ってきて、敷金の返却がほんの数万円と言う暴挙に出たのである。これは明らかに大家がリフォーム業者に作らせたインチキ請求書である。要するに、難癖を付けて敷金を返さない腹なのである。しかし、こんなことは許されない。であるからして、頭に来た筆者は同期の弁護士君に頼んで交渉をしてもらい、ものの見事に敷金の殆どを取り返すことが出来た。
何故そうなるかと言えば、賃貸契約書に現状復帰の細目が記載されていない(数年前までなら普通の賃貸契約書の)場合には、簡単に言えば、退去後の室内が余程目に余るような状態でもない限りは、借り主は通常使用の範囲の住居設備の劣化についての現状復帰責任がない=つまり、それは貸し主=大家さんの負担=と言うのが常識だったからである。もっと分かり易く言えば、裁判所(司法)の立場は弱者救済にあるから、賃貸契約に関しての基本スタンスは借り主保護にあるからなのである。
借り主保護を前提とした判例の頻発の結果、貸し主側は当然、対抗策として契約時の条件を厳しくする。その結果、契約書の細目は増え、附帯書類も増える。例えば、まるでレンタカーを借りる時みたいに、入居時の各部屋の状態、設備の状態についてチェックするシートなんてものまである。要するに、以前のように何でもかんでもなるべく貸し主負担にはさせないぞぉ〜って意気込み満載……って契約書(契約条件)になるわけである。
しかし、こう言うことは本来は契約書で明確にした方が良いに決まっているのだから、今までがいい加減だったと言えなくもない。まぁ、日本的だったと言えばそれまでであるが。とまぁ、それやこれや色々あったのだが、それはさて置き。
とにかく、そこから先は超の字が10個付くぐらいのドタバタ騒ぎで引っ越しに必要な全ての作業と手続きを一気呵成に済ませたのだったのだったのだった。いやぁ〜、アラ還になっての引っ越しは体力的にも非常に非常に本当に大変ではあったのだが、しかし、それからの約1ヶ月半で新居はほぼ完璧に片付き、かなり細かい部分に至るまで我が家仕様になったのである。そして、住めば都と言うけれど、この1ヶ月半で近所の様子がわかってきたので、とにかく本当に便利な場所だから、この引っ越しが物件的に大正解であったことは間違いないと確信できるのであーる。
ちなみに。例えば夕方。平日でも休日でも良いが、ふと「今日はもう、夕飯作るのはかったる〜い」と思った場合、今度の我が家の選択肢は実に色々ある。
- サンダル履きで徒歩30秒のオリジン弁当 or 小僧寿司に買いに行く
- 徒歩数分の範囲のデニーズ、ラーメン屋、イタ飯屋、インド料理屋に行く
- 国領駅前のビルの2階のレストラン街まで足を伸ばす(と言っても徒歩9分)
- イトー・ヨーカドーSCのフードコートで各自好きなもの(ラーメン系、焼きそば系、たこ焼き系、マクドナルド、すき家、讃岐うどん、カプリチョーザなどから選べる)を食べ、デザート(ソフトクリーム、かき氷、サーティーワン・アイスクリーム他)を選び、ついでに買い物まで済ませることが出来るし、フードコートは滅茶苦茶安価
- 徒歩またはバスで調布方向のファミレス or 焼肉屋まで行く
勿論、これ以外にもドミノピザのケータリングとかもあるわけだが、あんな高いだけで不味いものは決して注文しない【きっぱり】。いや、とにかく便利で環境が良いところであるぞ、国領は♪
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